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    印刷2025/02/22 10:00

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    「ヒューマン フォール フラット」から「Book Smugglers」まで,多彩な作品が生まれ続けるリトアニアのゲーム産業の現在地

     2025年2月13日,一般社団法人日本オンラインゲーム協会(JOGA)事務局とリトアニアゲーム開発者協会(LGDA)およびリトアニア大使館は,リトアニアにおけるゲームビジネス動向を解説するオンラインセミナーを開催した。その内容を簡単にまとめてみたい。

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    リトアニアで活動するゲームスタジオ


     今回のセミナーはリトアニアのゲーム産業レポートと,リトアニアで活動するゲームスタジオの紹介に分かれていた。実際の順番とは異なるが,まずは「どんなスタジオでゲームが開発されているのか」をお伝えしたい。

    ■No Brakes Games
     No Brakes Gamesは日本でも有名なスタジオだが,「ヒューマン フォール フラット」を作ったところと紹介したほうが分かりやすいかもしれない。同社は12年前に設立されており,現在は社員36名,スペインのカナリア諸島にもオフィスを持つという。ちなみに「ヒューマン フォール フラット」は5500万本という歴史的なセールスを達成しており,議論の余地なく「リトアニアで最も成功したスタジオ」と言っていい。
     No Brakes Gamesは現在,「ヒューマン フォール フラット」の次期バージョンの制作に取り掛かっている。また,日本は「世界で唯一,『ヒューマン フォール フラット』のグッズが作られている国」だそうで,今年もゲーム業界以外の会社とのコラボ商品が予定されているとか。同社も「『ヒューマン フォール フラット』の現役プレイヤーが多い国」として日本を重視しているようだ。

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    ■Nordcurrent
     2002年に設立されたNordcurrentは,2011年以降のモバイルゲーム開発により大きな成功を収めてきたスタジオだ。「Airplane Chefs」や「Cooking Fever」が最も有名だが,制作してきたゲームの総DL数は5億回に達するという。
     2021年からはPCやコンソールゲームのパブリッシャとしても活動しており,筆者は2024年にポーランドのポズナンで開催されたPoznan Game Arenaを訪れた際,同社のパブリッシュ作品を試遊したことがある。「Commandos」ライクなステルスゲームや一人称視点のホラー系捜査ゲームなど,意欲的かつコアな魅力を持つゲームを選んでいるという印象だ。
     Nordcurrentの社員は300名以上,ポーランドやウクライナ,スウェーデンにもオフィスを展開するなど幅広い活動をしている。

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    ■SneakyBox
     2012年に設立されたSneakyBoxは,ほかの開発会社をサポートすることを得意とするスタジオだ。ポーティング(PCゲームのSwitch版を制作するなど,プラットフォーム移植を行う仕事。独自のノウハウが多く必要であり,非常に難度が高い)やリマスター版の作成,超大型ゲームの共同開発など,業務内容から技術力の高さがうかがえる。ポーティングはクラウドゲーミングまでも含む「すべてのプラットフォームに対応する」とのこと。
     社員は65名前後,ポーランドにもオフィスを有している。

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    ■Nieko
     NiekoはVRゲーム制作のほか,他社のゲームにアートを提供する業務も行っている。「クラッシュ・ロワイヤル」などで有名なSupercellにもアートを提供しているそうだ。
     現在はVRゲームを2本制作しており,それぞれパズル系とアドベンチャー系とのこと。2025年内の発売を予定している。

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    ■CHARK Studio
     2023年に設立された若い会社,CHARK StudioはXRに注力している。すでに2本のゲームをリリースしており,3本目を制作中とのこと。2023年の「Unveiling」はPCゲーム,2024年の「Bubble Spree」はMRゲーム,そして2025年内のリリースを予定している「Exer Gale」はVRゲームだ。「新しい挑戦が好き」「オリジナリティや創造性を重視する」という社是にふさわしく,挑戦的な展開を続けている。

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    ■Fluxo Games
     2020年に設立されたFluxo Gamesは,ゲーム開発者やアート関係者,サウンドエンジニアが中心となる11名前後のチームだ。ゲーム制作はもちろん,アートの提供やポーティング,バックエンド構築も請け負っているとのこと。4Gamer読者にとっては「Book Smugglers」が最も有名であり,期待を寄せる作品だろう。
     スタジオの特徴は「なんでも屋」的なところだそうだ。実際,「どんな挑戦でもする」というCEOの言葉どおり,ゲーム制作だけでなく,モバイルのサービス構築から政府のプロジェクトまで,非常に幅広い活動を行っている。

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     さて,このように多彩なスタジオとゲームを有するリトアニアのゲームシーンだが,どこに行けば彼ら(および彼らのゲーム)に接触できるのだろうか。

     まず日本人として最初に期待できるイベントとしては,2025年の東京ゲームショウに出展を検討しているらしい。
     ヨーロッパのイベントではgamescomを筆頭に,ポーランドで開催されるDigital Dragons,スウェーデンで開催されるNordic Game Conferenceがある。Digital DragonsとNordic Game Conferenceは日程が近いため,一気に参加するのも難しくなさそうだ。また,10月にはリトアニアの首都・ヴィリニュスで国際展示会,GameOn 2025が予定されている。


    リトアニアのゲーム産業の今


     続いて,リトアニアのゲーム産業に関するレポートを紹介したい。

     リトアニアのゲームの歴史は短く,小規模なチームや個人開発者がPCゲームを作って発表するというのが主な流れになっている。ゲーム産業従事者は2200人程度で,2023年のデータによると売上のトータルは500億円前後。これは売上シェアで見ると,ヨーロッパのトップ10に入る(9位がルーマニア,11位がイタリア)。

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     ゲーム関連企業の数は着実に増加しており,2024年には113社となった。また,産業従事者が2022年に一時的な急増を見せたが,この背景にはベラルーシの選挙に伴い,同国から若手のIT・ゲーム開発者が海外に流出した結果だそうだ。
     なお,2024年にはゲーム産業従事者が前年2478人から2172人に減少したが,これはヨーロッパ全体に見られる傾向と言える。むしろ10%程度の減少で踏みとどまったのは,「縮小の幅が小さかった」と評価できる(産業人口でもEUで10位)。
     個々のゲーム関連企業の規模感を見ると,従業員数50名以上の大手スタジオに,産業従事者の85%が勤務しているという状態だ。一方で前述したNo Brakes Gamesのように「50名以下だが世界有数のスタジオ」も存在し,産業の広がりは大きい。

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     売上も順調に成長しているが,歴史的には2017年が大きなポイントになった。
     2016年まではApp StoreやGoogle Playといったモバイルプラットフォームが,リトアニアのスタジオに対して開かれていなかった。このため,国内のモバイルゲーム開発会社は他国の企業に委託する形で,モバイルゲームを販売するしかなかった。2017年に問題が解消されたことは,リトアニアのゲーム産業を大きく前進させたようだ。
     また,こうしたモバイルゲーム産業の躍進には,2022年に発生したベラルーシからの企業や技術者の移転もプラスに作用しているという。

     一方,リトアニアのスタジオが注力するプラットフォームは,明確にPCとコンソールに偏っている。2023年こそモバイルの発表数が多かったが,ここ数年のトレンドは「PCとコンソール」と言って間違いない。

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     2013年に設立されたリトアニアゲーム開発者協会(LGDA)も重要な役割を果たしている。協会には法人も個人も参加でき,法人40社,個人70名が所属している。
     LGDAはゲーム産業育成のためのイベントなどを主催しているが,2024年には20以上の開催実績がある(のべ1万5000人以上参加)。10月に開催されるGameOn 2025もLGDAが主催しており,BtBからBtCまでカバーした「小型のgamescom」のようなものになるとのこと。コスプレやeスポーツ大会から,技術カンファレンスやビジネスマッチングまで,幅広いコンテンツを持つイベントだという。

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     リトアニアに限らず,バルト三国には「インターネットサービスの開発力が高い」というイメージを持つ人は少なくないと思う。実際,筆者も10年ほど前はバルト三国で開催されるゲームイベントや技術カンファレンスについて,ヨーロッパの知り合いから「積極的にはおすすめしない」と言われていた。
     だが,今回紹介されたNo Brakes Gamesの「ヒューマン フォール フラット」や(さまざまな経緯はさておき)エストニア発の「Disco Elysium」など,世界的なゲームが続々と生まれており,今こそこの地域のゲーム産業に目を向けるべきときが来ているのだろう。
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