プレイレポート
[G-STAR 2023]韓国と台湾のプロ野球選手がリアルなグラフィックスで登場。スマホ向け野球ゲーム「Fantastic4 Baseball」試遊レポート
WemadeがG-STAR 2023のメインスポンサーということもあり,会場では同社の「Legend of YMIR」と同率1位で本作をアピールしていた。正直なところ,韓国で野球ゲームがこれほどの規模で展開されていることに驚いた。
また,見に行くタイミングを逃してしまったが,ブースでは韓国のプロ野球チーム「ロッテ・ジャイアンツ」に所属する朴世雄選手と羅畇雁選手によるサイン会も開催されたようだ。このほかにも,来場者が参加できるクイズ大会や,対戦イベントなどをステージ上で実施していた。
本作は,韓国・KBOリーグと,台湾・CPBLのライセンスを受けており,各リーグのプロ野球選手がリアルなグラフィックスで再現されているという。筆者は海外選手に明るくないので,正直なところ再現度は分からないのだが,韓国の人に聞いてみたところけっこう似ているようだ。
操作はスマートフォンの縦持ちに最適化されており,ストレスなくプレイできた。片手しか使えないような状況でも楽しめるだろう。試遊版では守備や走塁は自動で行われ,バッティングとピッチングを体験できた。
バッティングの場合,プレイヤーは4分割されたストライクゾーンのどこに球が投げられるかを予想して,打撃エリアを選択する。その後,予想通りの場所に球が来たら,タイミングを合わせてタップすることで,いい球が打てる。選手のステータスが高いと,打撃エリアが大きくなるので有利となる。
ピッチングの場合,プレイヤーは使用する球種とコースを選び,投球時にタイミングを合わせてボタンを押す。こちらもステータスが高いと,円の縮小スピードが遅くなり,タイミングをつかみやすくなるので有利だ。
各選手はレベルと4桁のポイントを持っており,相手の選手と比べてポイントの大きいほうが有利になるシステムもあった。試遊版では確認できなかったが,何らかの育成システムも存在するのだろう。
今回のプレイでは,基本的なシステムが既存の野球ゲームに近いと感じた。実在の人気選手が登場する点や,高品質なグラフィックス,スマホの縦持ちでプレイできる遊びやすさが長所のタイトルという印象だ。
同じくWemadeが試遊コーナーを展開するLegend of YMIRをプレイした際にも,新奇性よりも完成度に注力したタイトルという印象を受けたので,既存のジャンルを洗練させることが同社の戦略なのかもしれない。
[G-STAR 2023]トールとのタイマンバトルも。北欧神話を題材にした新作MMORPG「Legend of YMIR」試遊レポート
WemadeはG-STAR 2023で,2024年サービス開始予定の新作MMORPG「Legend of YMIR」の試遊コーナーを展開している。北欧神話を題材とした王道の雰囲気で,オートバトルをはじめとする便利機能や,UE5による美麗なグラフィックスが魅力だ。
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