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[TGS2022]GALLERIAブースステージイベント“αD DAY 超無課金×ゲスト”レポート。esports team αDをPCメーカーが支える理由とは
本稿で紹介する“αD DAY(2)”では,αDを運営する代表の超無課金氏と,同チームに所属するストリーマー/実況者のへんしゅう長氏が登壇。ゲーマー向けPC“GALLERIA αD コラボモデル”の紹介ほか,さまざまなお題でのトークが行われた。
▽写真05
4種のラインナップが展開されている“GALLERIA αDコラボモデル” |
一番人気,GALLERIA XA7C-R37 αDコラボモデルのスペック |
αDコラボモデルを購入した際の特典。PC起動時に発光するLEDカラーは,超無課金氏からのオーダーにより,通常モデルの青色から“チームのロゴの白カラス”にちなんだ,白色に変わったという |
イベントは,主に超無課金氏に向けたトークテーマに対して同氏が答えつつ,超無課金氏とは学生時代から面識があるというへんしゅう長氏が,脱線を誘いながら話に広がりを持たせる話題を差しこんでいく……というという形式(?)で進行した。
最初のトークテーマの“esports team αDについて”では,まず超無課金氏から「荒野行動」に注目してプロチームを結成した経緯などが語られた。“(スーパー)チャットの連投で知名度を集めようとしていた時代”から大会の主催へとシフトし,プレイヤーは多かったがeスポーツ的な観点では関心がまだ薄かったからこそチャンスだと感じてプロチームを結成したという。
そして,へんしゅう長氏と共に「賞金大会で1位を取れない呪い」についても言及。「もう(リーグ戦や大会全日を通しての)1位を取ることはないと思う」と弱気な超無課金氏に対し,「呪いが解けた時のαDはヤバいはず。逆に(賞金を)総なめにする」とへんしゅう長氏が返した。
ふたつめのトークテーマは,“プロチームにPCメーカーがスポンサーにつく理由”について。モバイルゲームのプロチームを運営しているαDに,なぜPCブランドのGALLERIAがスポンサーになったかについて超無課金氏は,“αDをサポートしていること”で,αDのファンや,「荒野行動」のプレイヤーがPCを買おうと思った時に,「PCといえばGALLERIAなんじゃね? と思うきっかけになるからでは」と分析した。
その後は,GALLERIAのPCでレコーディングや動画編集を行っているというへんしゅう長氏を中心に,登壇者が現在プレイしているゲームの話題に移行。ここでは,へんしゅう長氏と司会の平岩康佑氏が,「The Cycle: Frontier」を超無課金氏に向けてプレゼンするが,「LINE バブル」にハマっているという超無課金氏はやんわりと拒否。すると,へんしゅう長氏も「The Cycle: Frontierはフレンドリーファイアがあるからアカンわ。おまえのことすぐ倒しちゃうわ」と勧誘を中断した。
続いて話題にあがったのは,“「荒野行動」はモバイルゲームだが,GALLERIAはどんな役割なのか”について。超無課金氏は,「さっき話したこと(プロチームにPCメーカーがスポンサーにつく理由)と被りそうですけど」と前置きしつつ,「いまの対戦ゲーム好きな小学生は『フォートナイト』,中高校生は『荒野行動』,それより上は『Apex Legends』や『VALORANT』だったり,『リーグ・オブ・レジェンド』になっていると思っていて,そうなると『荒野行動』の次はほぼPCゲームに移行することになる。そして,PCをどこで買えばいいんだろうとなったときに,GALLERIA PCが選ばれる流れが作られるのではないか」と,先ほどより具体的な例を出しつつ,「αDと契約してくれたことでGALLERIAの市場は広がったと思います!」とコメント。
これには平岩氏も同調し,「女子高生4人がスターバックスで『荒野行動』をやってるのを見たときは時代が変わったと思った。今の若い人は信じられないかもしれないですけど,日本ではTPSやFPSが流行らないって言われ続けていた時代があったんですよ」と感慨深げに語り,平岩氏よりひと回り下の世代である超無課金氏,へんしゅう長氏を驚かせていた。
4つ目のトークテーマは,“GALLERIAのノートPCがあると遠征先でも配信できる!?”。ここでは超無課金氏はGALLERIAのゲーマー向けノートPCのコストパフォーマンスのよさに言及。「まずGALLERIAのゲーマー向けノートPCは軽いのがいい」と自身の使用感を挙げつつ,「スウェーデンの大会に遠征した時に,チームにGALLERIAのノートPCを提供してもらったら,ほぼ全員から『そのままほしい!』と言われた」と,αDチームのエピソードを披露。「(普段デスクトップPCを使っているゲーマーは)ノートPCを不安視するかもしれないですけど,使ってもらったら全然これでいいやんって思ってもらえる。幅を取らないからビジネスホテルとかでも使えるし,かなりいいですよ」と,GALLERIAのゲーマー向けノートPCの使い勝手のよさを力説していた。
最後のトークテーマは“挑戦していきたいこと”。ここではまず,へんしゅう長氏が先にコメント。「ブレイキングダウン(アウトローが中心に集まる総合格闘技大会)に出る……っていうのは嘘で,『Apex Legends』の大会に出てみたり,メンバーといっぱい配信をしたりして,日本のeスポーツチームの中でも『おっ!』って思われるぐらいαDを大きくしたい」と語った。
超無課金氏は,「今の僕は作っているものが多すぎて,何をしている人か分からない。でも本来は裏でマーケティングを組んで有名な人を輩出するのが向いていると思うので,αDや(最近始めた)アイドルグループのプロデュースをがんばっていきたい」と述べつつ,「なにかやりたいと思ったらすぐに始められるようにしておきたい」という想いも吐露した。
αDに関しては,「いままでは資金面や契約の関係で『荒野行動』以外の部門を作れなかった。でも今年に入ってそういうことはほぼ終わりかけているので,そのタイミングで一気に仕掛けようと思っています。縛りがなくなったらもっと大きなチームを作る自信はある。eスポーツ界のてっぺんを取ります」と,大きな野望を明かし,「10月か11月にαDが作られてから一番大きいレベルの発表ができると思います」とトークを締めくくった。
なお,TGS 2022のGALLERIAブースのステージイベントは,GALLERIA YouTube公式チャンネル(リンク)でアーカイブ視聴できる。トークの細かいニュアンスまで知りたい人や,別日に行われた伊部ステージイベントが気になる人は,そちらを確認してみてほしい。
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