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ワンダーフェスティバル2022[夏]レポート。「アズールレーン」のフィギュアや「メイドインアビス」の等身大ナナチが
ここ数年のワンダーフェスティバルは,新型コロナウィルス感染症拡大のため,「2020[夏]」(東京オリンピックのため[秋]に繰り下げ)と「2021[冬]」が中止され,「2021[秋]」はオンライン開催となっていたワンダーフェスティバル。「2022[冬]」は,2月6日にリアルで実施されたものも,多くのメーカーや個人ディーラーがコロナ禍などを理由に出展をキャンセルし,少し寂しいイベントとなっていた。
今回の「2022[夏]」は,主催である海洋堂のほか,キューズQや東京フィギュア,あみあみ,ウェーブなどの企業も多く出展。個人ディーラーブースやコスプレエリアも賑わいを見せており,会場はコロナ前の雰囲気に近づいていた。
そこで本稿では,「アズールレーン」や「アークナイツ」「ライザのアトリエ」など,ゲームのキャラクターフィギュアも多く展示された同イベントの様子をレポートしよう。
「ワンダーフェスティバル」公式サイト
企業エリアは「アズールレーン」のキャラ多し
「メイドインアビス」から等身大“ナナチ”も
幕張メッセのホール2と3に配置されていた企業ブースでは,すでに発売されている商品や発売が予定されているアイテムの展示,さらに新商品の発表などが行われていた。
ゲーム関連のフィギュアは,「アズールレーン」(iOS / Android)や「アークナイツ」(iOS / Android),「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」(iOS / Android)といった3タイトルのキャラクターがかなり多く,Yostar作品のキャラ人気の高さを見せつけられた感じだ。
・アズールレーン
・アークナイツ
・ブルーアーカイブ
また,「Fate/Grand Order」(iOS / Android)や「グランブルーファンタジー」(iOS / Android)も,相変わらず種類が豊富で,ゲームともどもファンの多さがうかがえる。
また,「ガールズ&パンツァー 戦車道大作戦!」(iOS / Android)から,“大洗女子”制服姿の西住しほと島田千代が製品化されることも発表された。妙な人気を持つ両家元だが,大洗女子学園のあんこうチーム以外のメンバーよりフィギュアの種類が多いのはどうしたものか。
主人公(西住みほ,高校生)の“母親”と,「ガールズ&パンツァー 劇場版」から登場している島田愛里寿(小学生)の“母親”。アニメには,大洗女子学園の制服を着て登場する場面はない |
アクションRPG「メイドインアビス 闇を目指した連星」(PS4 / Switch / PC)の原作である,漫画「メイドインアビス」からは,等身大のナナチが発売される。完全受注生産で,お値段は48万4000円(税込)だ。現在予約を受け付けているので,気になる人はぜひ。
ナナチのお届けは2023年9月予定 |
「オーバーロード」アルベドの1/1胸像も |
等身大フィギュアは,以前紹介した「ソフィーのアトリエ2 〜不思議な夢の錬金術士〜」(PS4 / Switch / PC)のソフィーも展示されていた。こちらは,渋谷PARCOに展示されている特別Ver.ではなく,シンプルな台座の通常Ver.であった。
一般ディーラーには「ELDEN RING」魔女ラニが
「PSO2es」のジェネやホルシードも
ホール4から8には,一般ディーラーのブースが配置されていた。ガレージキットを制作して展示や販売を行っている場で,同人誌の造形物版といった感じだ。
ただ同人誌即売会と異なるのは,二次創作品に対し“当日版権”の仕組みがあることだろう。これにより,申請が通った品は,商品化の許諾を受けた形で販売できる
個人やグループだけでなく,企業が発売予定の品を展示していることも。アパレルブランドのTORCH TORCHは「ELDEN RING」(PC / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Xbox One)に登場する魔女ラニを,ソル・インターナショナルが「ファンタシースターオンライン2 es」(iOS / Android)のジェネとホルシードの未着色見本を飾っていた。
魔女ラニ |
ジェネ |
ホルシード |
「バーチャロン」シリーズ。紙製 |
会場には,前回に引き続き大きなステージが設けられ,センムこと海洋堂の宮脇修一氏が登壇したイベントや,アーティストによるライブも行われた。ワンフェスでステージイベントを見るといった習慣がなかったもので,今回は足を運ばなかったが,次回も実施されるようならば,その様子をお伝えしたいと思う。
大手でメーカーであるグッドスマイルカンパニーとマックスファクトリーが不参加で,ガイアノーツも直前で出展を見合わせるなど,まだまだコロナ禍の影響を受けていた感じの「ワンダーフェスティバル2022[夏]」だったが,先にも述べたように“同好の士が集う大型イベントの賑やかさ”は戻ってきた感じだ。
次回「ワンダーフェスティバル2023[冬]」は,2023年2月12日に開催される予定なので,楽しみに待ちたい。
延期されていた「WF北京2021」は,2022年9月10日と11日に開催 |
「ワンダーフェスティバル」公式サイト
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