連載
マフィア梶田の二次元が来い!:第560回「隔週金曜にお引っ越しするGOHOマフィアの自分語り」
「わしゃがなTVのコミカライズ企画になりつつあるのでは?」というまったくもって意味不明な感想を目にすることも増えているのですが,果たして何のことやら。この漫画はスタートから一貫して実在の人物や団体と無関係なことを主張してきているというのに,フィクションとリアルの区別もつかない夢見るアリスチャン達には困ったものですねぇ?
もちろん今回のエピソードも,教訓たっぷりの道徳教科書系フィクションとしてお届けしておりますので。ぶちまけそうな梶田の前でトイレを占拠するのはやめようという,人として大切な思いやりの気持ちを持っていただければ嬉しいですね!
Twitterにて大好評連載中の『GOHOマフィア! 梶田くん』。第47話ではタクシードライバーの勘違いが思わぬ悲劇を招きます。 #GOHOマフィア #大川ぶくぶ #マフィア梶田 pic.twitter.com/WAlOR940ny
— マフィア梶田 (@mafia_kajita) August 6, 2021
フリー“なんでも”ライター・マフィア梶田と,声優・中村悠一がお届けするYouTubeチャンネル「わしゃがなTV」。直近の更新では,我々の故郷を「Google マップ」のストリートビューで巡る“カントリーロード”企画の第二弾を実施しました。
今回は伊賀忍者の根拠地であり,マフィア梶田の地元でもある三重県名張市をピックアップ。馴染みのプレイスポットを巡りつつ,少年時代の思い出を振り返っています。
ずっと田舎だと思っていた名張ですが,知らぬ間にオシャレなカフェもできていたりして多くの発見がありました。わしゃがなを楽しんでくれている十代美少女の皆さん,コロナ禍が落ち着いた際にはぜひ遊び(※移住ならなお良し)に来てくださると嬉しいです!
突然ですがお知らせです。2010年から週一で掲載してきた「マフィア梶田の二次元が来い!」ですが,次回更新分より隔週金曜日にお引っ越しすることが決まりました!
前回の連載でもお伝えした通り,会社経営をはじめとしたライフスタイルの変化によって,従来の更新頻度では対応できなくなりつつあったこの連載。このままでは休載が続いたり,記事そのもののクオリティも落ちていく可能性が高いので,なんとか無理なくやっていける形にしたいと4Gamer編集部に相談した結果,こういった形に落ち着きました。
更新ペースが落ちてしまうことについては,連載を楽しみにしてくれている方々に対して心苦しい限りなのですが……そのぶん,最近では「わしゃがなTV」でのアウトプットがとても多いので,“マフィア梶田成分”を摂取するのに困ることはないんじゃないかという気はしています。
……とはいえ,中には「マフィア梶田の記事」を読みたがっている奇特な人々もいるようで。どんなに立場は変わっても,“ライター”としてのアイデンティティを大事にしたいと考えている自分としては,そう言っていただけるのは涙が出るほど嬉しいです。
しかしながら,以前もジレンマについて語ったように,実際問題として現在の「マフィア梶田」に求められているのが,記事執筆ではなくより当人の露出を重視した仕事というのは紛れもない事実です。執筆以外の仕事がやにわに増えだした当初,「できることはなんでもやる」というポリシーと,「俺はライターとして生きたい」という願望が矛盾してノイローゼ気味にもなりましたが,結局は多くの人々から求められている,“マフィア梶田像”を蹴り捨ててまで自分勝手に生きられるような……そんな鋼の精神を持つことはできませんでした。
勘違いなきように言っておきたいのですが,ライター業以外の仕事も嫌々やっているというわけじゃないんですよ。「自分の好きな世界で,好きなことをして働く」という夢が叶っていることに変わりはないですからね。どんな仕事だろうが,全開の愛情と責任感を持って臨んでおります。前述したような自己矛盾に関しても,「文字だろうが,トークだろうが,マフィア梶田としてアウトプットする以上は同じこと」という結論に至り,心の整理をつけることができましたしね。
俺の場合,間違いなくライターとして培われた物の見方が,すべての仕事に活かされておりますし,そこから得られるすべての経験がライターとしての成長に通ずるとも考えています。屁理屈と思われるかもしれませんが,そういう意味で俺の仕事はすべて「ライターとしての仕事」という心構えでやっております。
全人類が発信者であり,ゲームメディアですらYouTubeに公式のチャンネルを持ち,ライターや編集者も公の場に露出するのが当たり前となったこのカオスの時代。目まぐるしく変化していく世の中から弾き出されないよう,ベターな進化を心がけてきた自分の選択は間違っていなかったと胸を張って言えます。
それでも,いずれは飽きられるか,時代に食い下がれなくなり,タレントとしてのマフィア梶田が求められなくなるタイミングは必ず訪れるでしょう。ですが,その時ただ消え去ってしまうのではなく,「記事を書いて暮らす」という思い描いていた将来設計図……原点に立ち帰れるのかもしれないという想いから,俺はライターという肩書きを頑なに名乗り続けているのかもしれません。
思いのほかシリアスな話をしてしまいましたが,あらためまして次回更新は8月20日。そこから隔週金曜日の掲載となります。今後とも「ライターとしてのマフィア梶田」を見守っていただけますと幸いです!
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