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8月7日にオープンする「Digital Park LUXY」の先行体験レポート。コーエーテクモウェーブが手がける大人のエンターテイメント空間
明るい兆しが見えず,ある種の閉塞感に包まれている我々に今必要なのものは,安全性に配慮されたエンターテイメントではないだろうか。
そんな中,コーエーテクモウェーブは東京都港区にある複合施設「WATERS takeshiba」内の「アトレ竹芝」 シアター棟に,エンターテイメント施設「Digital Park LUXY」(デジタルパーク ラグジィ)を,2020年8月7日にオープンする。
この施設はアルコールやソフトドリンク,軽食を楽しみながら,「デジタルスポーツ」を体験できるもの。店舗面積は約200平方メートルと決して大きくはないが,オシャレなバーやレストランを思わせる雰囲気のスペースに仕上がっている。
筆者はオープンに先駆けて店内を取材させてもらったので,その模様をお届けしよう。
取材前に一番楽しみにしていたのが「クレー射撃」だ。というのも,筆者は最近趣味としてクレー射撃を始めたため,その再現ぶりが気になっていたのである。
射撃ものはアーケードゲームの定番ではあるが,Digital Park LUXYのクレー射撃はかなりリアルだと感じた。スクリーンに表示される映像に向けて銃を構え,引き金を引くのだが,銃のモデリングや重さは実銃と見紛うばかりで,発射の反動も再現されている。
競技種目も「トラップ」(射撃の的となるクレーが1か所から発射)と「スキート」(クレーが左右2か所から発射)の2種類から選べるようになっている。実際のクレー射撃のいい練習になりそうだ。
「アーチェリー」もクレー射撃と同様に,スクリーンに向かって弓を構える形のアトラクションだ。矢は飛ばない仕組みになっているが,矢をつがえて放す動作は実際のアーチェリーとほぼ同じだ。
オリンピック競技でも使用される「リカーブボウ」というタイプの弓が採用されており,サイトやスタビライザーといったアクセサリーも取り付けられている。ストリング(弦)を引くのにもかなりの力が必要だ。
「ビリヤード」は一般的なビリヤード台やボール,キューを使うが,台の上部からのブロジェクションマッピング映像によるさまざまな演出が特徴。ボールの動きによって映像が変化したり,球筋のガイドラインやプレイヤーへのミッションが表示されたりする。1人プレイやパーティプレイモードも用意されているとのことだ。
これらのアトラクションに加えて,デジタルダーツ「DARTSLIVE3」が5機導入されている。定番ルールはもちろん,スキル測定モード,パーティーモード,スマホアプリとの連携機能などを備えた最新機種だ。
冒頭で記したように,Digital Park LUXYではアルコールやソフトドリンク,軽食も提供されるので,それらを味わいつつ,ゆったりと楽しめる。新しい竹芝地区の大人向けデートスポットとなるだろう。
なお,感染症対策として消毒液やビニールクロスによる間仕切りなどがしっかりと準備されていたことを記しておく。
アトレ竹芝のシアター棟にはDigital Park LUXY以外にもさまざまな施設が開業予定となっているので,相乗効果も期待できそうだ。
この大変な時期に新たなエンターテイメント施設をオープンに導いたコーエーテクモウェーブの企業努力と熱意に敬意を表するとともに,今後の発展を期待したい。
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