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印刷2019/03/16 12:00

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【PR】UnityやUE4の実践技術を学び,ゲーム業界への就職・転職を目指す。完全無料のプログラミングスクール「テックスタジアム」とは

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 クリーク・アンド・リバー社が運営している「TECH STADIUM(テック スタジアム)」は,UnityやUnreal Engine 4によるゲームプログラミングの基礎から応用までを学べるスクールだ。現在,さまざまなプログラミングスクールが存在しているが,テックスタジアムの特徴は“無料”で受講できること。そして,“ゲーム業界で働きたい人が対象”という点である。

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 今回,テックスタジアムの運営責任者と講師陣,さらにUnityとUnreal Engine 4のコースを修了し,今年4月からはプログラマーとしてゲーム開発の現場に飛び込む受講経験者に,それぞれ話を聞いてみた。

(左から)テックスタジアム Unityコースの講師を務める町田佳弘氏,同 運営責任者の高島星英氏,サーバーコースの講師を務める北山淳也氏
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「TECH STADIUM(テックスタジアム)」公式サイト



必要なものはITリテラシーの基本,初級のプログラム経験,そして“やる気”


高島星英氏
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 テックスタジアムの運営責任者である高島星英氏によると,同スクールでは「約1か月でゲーム開発の現場に通用するプログラマーやエンジニアを育成する」という方針を掲げている。クリーク・アンド・リバー社が長年にわたり,クリエイター・エージェンシーとして蓄積した知見を活かし,優秀な開発者を求めるゲーム会社とゲーム開発に携わりたい人との橋渡しをするべく,プロジェクトが立ち上がったという。

 現在,テックスタジアムではUnityコースUnreal Engineコースサーバーコース,そして新設されたばかりのVRコースが用意されている。
 UnityコースとUnreal Engineコースは読んで字のごとくで,ゲーム開発の現場で広く使われている汎用ゲームエンジン,UnityやUnreal Engine 4を使いこなせるプログラマーを目指す人のためのコースだ。
 一方,サーバーコースはゲームサーバーを運用するエンジニアを育成するものであり,無料スクールの受講内容としては珍しいだろう。そして,VRコースは最先端の技術であるVRやAR,MRといった,いわゆるXR技術に特化したゲームプログラマーを育成するコースとなっている。

高島氏:
 サーバーコースは,サーバーエンジニアの需要がクライアント開発者と同じくらい高いという動向を鑑みて開設しました。他社のプログラミングスクールにはないコースということで,受講を希望される方が結構いらっしゃいます。
 また,VRコースは「XRを学びたい」という受講生が増えてきたことに加えて,弊社(クリーク・アンド・リバー社)にはVRのハードウェアとソフトウェア,双方の知見があったことから,テックスタジアムの最も新しいコースとして3月からスタートします。

 テックスタジアムは2018年6月に開講し,掲載時点でUnityコースが第8期,Unreal Engineコースが第3期,サーバーコースが第2期を迎えた。基本的には,いずれのコースも月の初めから終わりまでのスケジュールだが,受講希望者の応募は随時受け付けられている。
 これまでの受講修了者は60名以上にのぼり,そのなかには大手ゲーム会社に就業した人も存在する。

 ただ,どんな人でもテックスタジアムで受講できるというわけではない。基本的なITリテラシーと初級レベルのプログラミング経験,かつ「将来的にゲーム開発者として働きたい」という意思が必要になる。
 この「初級レベルのプログラミング経験」とは,たとえばUnityコースであれば,C#やJava,JavaScript,Ruby,Pythonなどのプログラミング言語に触れて,実際に何らかのプログラムを組んだ経験があるかどうかが目安になるとのこと。

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 とはいえ,実務経験が必要という話ではないため,プログラミングを勉強している学生や趣味でプログラミングを始めたという人でも,「いずれはゲーム業界に入りたい」と考えているなら,テックスタジアムの受講対象者と言える。
 なお,現役のゲーム開発者がさらなるスキルアップのために受講を希望したり,クリーク・アンド・リバー社の就職・転職サポートを求めて相談に訪れたりするケースもあるそうだ。
 4Gamer読者のなかには「プログラミングに興味はあるけれど,まだ触れたことは……」というまっさらの初心者もいることだろう。こうした人でも問答無用で門前払いというわけではなく,「テックスタジアムで受講する前に学んでほしいこと」「読んでおくといい書籍」といったアドバイスがもらえるという。プログラミング経験の有無にかかわらず,「興味があれば,まずはお問い合わせください」(高島氏)とのことだ。
 ちなみに,応募に際して年齢は不問。これまでに下は18歳,上は60歳から申し込みがあり,実際に受講コースを修了した人のなかにも45歳という人がいる。

高島氏:
 テックスタジアムでは事前に面談を実施して,受講希望者のプログラミングスキルや「ゲーム業界で働きたい」という意思を確認させていただきます。また,受講コースを修了すると,弊社にてOJTを行い,実際のゲーム開発を2か月間,体験してもらっています。そのため,テックスタジアムを修了した人は高い確度でゲーム業界に就職しています。

 さて,テックスタジアムではどの程度までプログラミングスキルが身につくのだろうか。例えばUnityコースの場合,週5日(月〜金),全20日間のカリキュラムが組まれており,最初の7日間はクライアントのプログラミングを学ぶ。その後,3日間でサーバーの知識を身につけて,続く2日間でクライアントとサーバーの連携を学習する。そして,残りの8日間を使って自主制作に取り組み,最後は完成した作品を講師や受講生の前で発表するという流れになっている。

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高島氏:
 したがって,Unityコースを修了するとクライアントサーバー型のゲームを丸ごと,Unity環境を使って最初から最後まで開発できるようになるというわけです。また,テックスタジアムでは大手ゲーム会社の出身者やフリーランスのエンジニアといった,長年ゲーム開発に携わってきた人材が講師として,受講生をしっかりとサポートします。

 ゲーム業界を目指す人にとって魅力的な学習環境を備えるテックスタジアムだが,「なぜ無料で受講できるのか?」という疑問も浮かぶ。高島氏によると,受講修了者をゲーム会社に紹介して,マッチングが成立した際に成果報酬(紹介料)を受け取るというビジネスモデルになっているとのこと。もちろん,受講修了者の負担は一切ない。
 また,受講修了者のなかには,OJTを経てそのままクリーク・アンド・リバー社にゲーム開発者として就職・転職する人もいるという。

高島氏:
 受講コースを修了すると,弊社のエージェントが十分なヒアリングをしたうえで,ゲーム会社やポジションを提案させていただきます。そのなかにクリーク・アンド・リバー社に入社するという選択肢もあり,2019年4月には数名の新卒採用を予定しています。

 テックスタジアムは東京・新橋のオフィススペースにて受講するだけでなく,インターネット環境があれば自宅での遠隔受講も可能だ。具体的には講師がコーディングしているPC画面をリアルタイムで配信し,チャットアプリ「Slack」を介して受講生の質問にも答えてくれる。また,配信映像のアーカイブも視聴できるので,病気や都合が合わなくて受講できなかったときでも独学でフォローはできる。
 実際,東京近郊以外に住んでいる人もテックスタジアムで学んでおり,なかには韓国や東南アジアから遠隔受講をしている人もいるそうだ。

高島氏:
 当初,遠隔受講の対象は国内のみの予定でしたが,昨今では海外出身のゲームエンジニアに対する需要も増えています。そうした事情を鑑み,「日本語でコミュニケーションが可能」という条件付きで,海外在住の人にも受講していただいています。海外の受講修了者を日本に招き,クリーク・アンド・リバー社が採用した実績もあります。



1か月で1本のゲームを

最初から最後まで作る「Unityコース」


町田佳弘氏
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 「『Unityを使えば簡単にゲームを作れる』とよく言われますが,サンプルプログラムに触ってみた程度では,実際の開発現場に通用しません」とは,Unityコースの講師を務める町田佳弘氏の言葉だ。
 とくに近年はオンライン機能を必要とするゲームが当たり前となり,クライアントとサーバーの連携に関する知識は必須と言えるものの,それを個人で学ぶのはなかなか困難だという。また,ゲーム会社が扱うデータ量は膨大で,個人のプログラミングで扱えるものとは比較にならないということもある。

 テックスタジアムのUnityコースでは,こうした個人の環境で学ぶには難しいが,ゲーム開発の現場では必要とされる知識と経験を身に付けられるようにカリキュラムを組んでいる。そこには町田氏自身の「こんな新人がチームに入ってきたら嬉しい」「Unityは1つのツールに過ぎず,そのほかのツールにも応用が利く考え方を身につけてほしい」という思いが込められているという。

 テックスタジアム設立以来,Unityコースの受講生は1期あたりの通学者が4人前後で,大半は遠隔受講とのこと。とくに都市部以外に住んでいる人は,近くにプログラミングスクールがないという事情から,テックスタジアムの遠隔受講を希望するケースが多いそうだ。

町田氏:
 UnityコースではPCゲームの開発を前提としています。ただ,「スマートフォン向けのゲームを作りたい」という受講生も少なくないですから,最近の流行を踏まえてしっかりとサポートできる体制を整えています。

 前述のとおり,Unityコースでは全20日間のうち,12日間でクライアントとサーバーを学び,双方の連携に関するプログラミングの基本を習得する。そこでは座学に加え,実際に受講生がプログラムを組む時間を設けているが,町田氏いわく「実際に手を動かすことで,初めて理解できる部分がある」とのこと。そのうえで,受講生自身が時間を作り,復習してほしいと語る。

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教材のイメージ
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町田氏:
 やはり学んだことを繰り返してみないと身につきません。講義では時間の都合で,どうしても説明が足りなくなることもあります。そのような部分は「後日,このサイトを参照してください」という課題として提示することも少なくありませんから。
 逆に,受講生から「これを試してみたいんですが,どうでしょうか?」と質問されることもありますが,やりたいことが多い人ほど成長しやすい傾向がありますね。

 残りの8日間では,それぞれの受講生が1本のゲームを最初から最後まで作ることになる。町田氏は,それを完遂することが受講生の自信になり,その先にあるプログラミングにおける応用や試行錯誤などにつながっていくと考えている。

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町田氏:
 自主制作では勝手にゲームを作らせるわけではなく,受講生にはあらかじめ「どんなゲームを作りたいのか」を発表してもらいます。最低でもAPIを使う,つまりサーバーのデータベースと連携することが条件ですが,ゲームの内容は問いません。
 また,発表時には「こういうことにも取り組んでみたら?」と,各自のスキルに合った課題を提示することもあります。もちろん,制作中も必要に応じて講師がサポートしています。

 一方では,Unityを使ってゲームを作った経験のある人が受講するケースもあるという。独学でゲーム開発に取り組んできたものの限界を感じたという人や,応用力を求めている人に対してはカリキュラムを前倒しで進め,その人が必要としている部分の学習を講師がサポートする。
 ちなみにスキルの高い受講生であれば,システム面では人気ゲームにも引けを取らない作品を完成させるケースもあったとのことだ。

町田氏:
 「今はこういうことができて,将来はこういうゲームが作りたい」という目標があれば,足りない知識に関するアドバイスや課題を提示することができます。スキルの高い受講生から,深い知識を必要とする質問を投げかけられて,回答に戸惑うこともありますけれど(笑)。
 受講生同士のレベル差がある場合,習熟度の高い受講生からほかの受講生に説明してもらうこともあります。何かを他人に教えることによって,自分自身の知識として定着させることができますから。


即戦力のサーバーエンジニアを育成する「サーバーコース」


北山淳也氏
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 テックスタジアムのサーバーコースは,今年初めに開講されたばかり。ゲームサーバーのログインや認証・認可,イベント開始の制御など,WebAPIを用いるサーバープログラミングを学べる内容になっている。
 サーバーコースの講師を務める北山淳也氏によると,スマホゲームをはじめとする運営型ゲームにはサーバーエンジニアの存在は欠かせないそうだ。カリキュラムは週2回(土・日),全8回の講義で構成されており,サーバーコースを修了すれば即戦力のエンジニアとして活躍できるという。

北山氏:
 UnityコースやUnreal Engineコースは,ゲームを最初から最後まで作ることをゴールとしていますが,サーバーコースではサーバーエンジニアとして,ゲームの運営にそのまま携われる人材の育成に重きを置いています。
 そのため,Unityでゲームを作った経験はあるけれども,さらにログイン機能を付けたいという人,すでにシステムエンジニアとして働いていて,ゲーム業界に転向したい人などが対象になります。サーバーを扱うにはそれなりに費用がかかることから,社会人だけでなく学生の受講希望者も多いですね。

 北山氏自身,学生時代はゲーム開発者を志していたものの,一般企業に入社してサーバーエンジニアとして働いていた。その後,ゲーム会社のサーバーエンジニアに転向したが,前職とは求められる部分が異なっていたという。

北山氏:
 一般的なシステム開発には,とにかく「正確さ」が求められます。ゲームでも正確さは重要ですが,それ以上に「レスポンスの速度」の比重が大きい。それこそ,ユーザーがサーバーの存在を認識しないくらいの速さが理想です。
 最近ではあまりありませんが,スマホゲームの黎明期にはとにかく速度を出すためにプログラミング言語から変更したり,LinuxサーバーからWindowsサーバーに変えたり,あるいはその逆をいったりすることも珍しくなかったんです。

 ゲームの場合,特定の時間帯に多数のユーザーが同時にサーバーへとアクセスするという特徴がある。したがってサーバーコースの講義では,アクセスのピークタイムを見越したサーバー構成が必要になるといった基本的な知識を踏まえつつ,サーバープログラミングやクライアント連携などを学んでいく。

北山氏:
 速度を出すためには,常にアンテナを張って,新しくリリースされたライブラリを試したりしながら自分のものにしていきます。クライアント開発の現場にはさまざまな職種が携わっていますが,サーバーエンジニアの場合は自分の裁量でいろいろと試せるんです。もちろん,障害を起こさないという大前提のもとですが。
 いろいろな知識が必要になるので大変ではありますが,それを楽しめる人はサーバーエンジニアに向いています。

 北山氏はサーバーコースの講師だけでなく,テックスタジアムの受講希望者の面談も担当している。その際,プログラミングの知識やスキルはもちろん,「この人と一緒に働きたいと思えるかどうか」という人間性も見ているそうだ。

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北山氏:
 テックスタジアムは無料ということもあり,さまざまな人から申し込みがあります。「ゲーム業界へ就職・転職したい」という意思をしっかり持っている人は,受講におけるモチベーションも高いですね。
 なかにはプログラミングの知識やスキルが低く,受講してもついていけないのではないか,という人もいらっしゃいますが,そのような場合でも自主学習にオススメの書籍を紹介しています。

 学生の受講希望者には,スマートフォンのゲームやアプリを自分で開発して,一発当てたいという野望を抱いている人が多いという。しかし,ゲームやアプリのサービスを継続的に提供していくには,ユーザーからの問い合わせにも対応しなければならない。
 そこでテックスタジアムの面談では,ゲームやアプリの設計・開発の段階からビジネス的な視点や責任を持って取り組んでいく重要性を伝えているとのことだ。

北山氏:
 例えばサーバーコースでは,カリキュラムの後半にサンプルプログラムを使って,発生した問題を解決するシミュレーションを行います。数時間経過しても受講生から何も連絡がない場合には,きちんと報告することを教えるといった,実務ベースの話をしています。

 その一方,個人開発のゲームやアプリで十分な収益を得ているのに,ゲーム会社の勤務経験がなく,自分のスキルに今一つ自信が持てないという理由でテックスタジアムの門を叩く人もいるという。

北山氏:
 独学でゲームやアプリを作って,App StoreやGoogle Playに登録しているだけでなく,サーバーを介して自分のゲームがどんな層やどんな時間帯に遊ばれているかを分析し,広告を打つところまでやっていました。そこまでやれる人でも「さらに学びたい」というのであれば,もちろん教えますよ。ただ,面談では「もっと自信を持ちましょう」というお話をしました(笑)。


テックスタジアムに通った就活生のビフォーアフター


田中彩月さん
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 今春,クリーク・アンド・リバー社にプログラマーとして入社予定の田中彩月さんは,2018年7月にテックスタジアムのUnityコース(第2期)を受講した。当時の田中さんは就職活動の真っ只中。ただし,ゲーム業界で働くことを考えていなかったという。
 そんなときにクリーク・アンド・リバー社に勤める知人から教えてもらったのが,テックスタジアムだった。テックスタジアムが「ゲーム業界への就職・転職を目指す人」を対象に門戸を開いていると説明を受けたことで,「受講を修了すれば,憧れのゲーム業界で働けるかもしれない」と本気で考え始めた。

田中さん:
 ゲーム業界を志望して,就職活動を行っていたわけではありませんでした。もともとゲームは好きでしたし,ゲーム業界に憧れはありましたが,まさか自分がゲームを作る側に回れるとは思ってもみなかったんです。
 ただ,Unity自体は初心者向けの勉強会に参加したりと少しだけ触れたことがあり,関心もあったので,テックスタジアムに申し込んでみました。

昨年夏,テックスタジアムに応募した当時(左)と今回の取材時(右)の田中さん。半年余りでだいぶ雰囲気が変わったようだ
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 かくして,テックスタジアムのUnityコースを受講することになった田中さんだが,大学在学中であり,プログラミング経験は乏しいものだった。サンプルプログラムをコピーして少し手を加えた程度の経験しかなく,プログラミング言語の知識もほとんどなかったという。
 講義の内容をしっかりとメモに取り,次回の受講に向けて復習するという姿勢を続けた結果,無事にUnityコースを修了している。

田中さん:
 Unityに触れた経験があるとは言っても,ツールを使って空間やオブジェクトを作ったりする程度でした。UnityやC#の本もいろいろと読んでみたのですが,それだけでは実際にプログラムとしてどう動くか,どんなプログラムの書き方をすればいいのかが,まったく分からなくて。それこそ変数や関数については,一から講師の町田さんに教えていただきました。
 講師の皆さんから,自分に何が足りないのか,どうやって知識やスキルを身につければいいのかといった勉強のやり方を直に教えていただけたことも良かったと思います。

 そんな田中さんが1か月間,Unityコースに通って完成させた自主制作ゲームが「Get Fish Battle」だ。AR技術によって現実世界に現れた魚を捕まえる対戦ゲームである。

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田中さん:
 AR技術をはじめとする,やりたいことを詰め込みすぎて中途半端になった部分があり,「Get Fish Battle」には少し後悔も残っていますが,新しいチャレンジができたので嬉しいです。
 私の場合は大学の講義と就職活動,そしてテックスタジアムの受講を並行していたので,忙しくて復習の時間が足りなかったと思います。それでも最低限の復習をしたり,スクールに通えないときも遠隔受講を受けたりして,何とかついていくことができました。
 まさか,私が1か月でゲームを作れるようになるなんて考えていませんでした。

田中さんがUnityコースの最終課題として制作した「Get Fish Battle」
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 ここで,Unityコースの講師として1か月間,田中さんの成長を支えてきた町田氏のコメントを紹介しておこう。

「田中さんの場合は『ARゲームを作りたい』という目標があり,そのために必要な考え方や技術を積極的に学んでいました。具体的な目標を立てて,そこに向けて何が足りないかを考え,実践する姿勢が良かったですね。そうした彼女の突破力と習熟力は,とてもすばらしいものでした」

最終課題の発表時
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 ちなみに田中さんはUnityコースの修了後,クリーク・アンド・リバー社の内定を獲得したのだが,さらにUnreal Engineコースを受講。そして,現在はサーバーコースの講義を受けている。

田中さん:
 やはり仕事としてやっていくうえでは,即戦力かつ何でもできるゼネラリティを持っている人材になりたいです。そこで,Unityコースだけでなく,C++を学べるUnreal Engineコースや即戦力になれるサーバーコースも受講したいと考えました。

 そんな向上心の高い田中さんだが,クリーク・アンド・リバー社ではプログラマーとしてのスキルを伸ばしていくことになる。ただ,10年後も同じことをしているかは分からないとのこと。これまでずっとゲームが好きだった経験を活かし,「ゲームに対して世間が抱いている印象をも変えるような役割を担っていきたい」と大きな目標を語ってくれた。

田中さん:
 テックスタジアムを知る前の私にとって,ゲーム業界はすごく高い山の上にある雲のような,手の届かない存在でした。でも,今は頑張れば自分の足でたどり着けるかもしれない山頂というイメージに変わっています。
 そんなゲーム業界をエンジニアとしてだけではなく,プランナーやディレクター,営業など,さまざまな面でも支えていける人材を目指します。

 テックスタジアムは「将来的にゲーム業界で働きたい」という“意思”と,「1か月間で即戦力になってみせる」という“やる気”があれば,経験も年齢も不問のプログラミングスクールだ。しかも,受講料は無料。そしてコースを修了すれば,クリーク・アンド・リバー社の手厚い就職・転職サポートを受けられる。
 受講希望の申し込みは受付中なので,興味を持ったのならさっそくテックスタジアムの公式サイトをチェックしよう。ここからゲーム業界への道が拓けるかもしれない。

TECH STADIUM(テックスタジアム)では
ゲーム業界で働きたい人を待っています!

 無料のプログラミングスクール「テックスタジアム」では,ゲーム会社に就職したい/転職したい人の応募を受け付けています。ゲーム業界未経験者であっても,1か月間で即戦力のゲームエンジニア/プログラマーとして育成し,クリーク・アンド・リバー社のノウハウを生かして就業先を紹介します。インターネット環境があれば遠隔受講も可能なので,都内に通えない人も,まずはご相談ください。

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