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[JAEPO2016]タイトーとSCRAPによるアーケード向け移設型リアル脱出ゲーム「リアル脱出ゲームセンター ポータブル」のプレイレポート
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印刷2016/02/20 15:48

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[JAEPO2016]タイトーとSCRAPによるアーケード向け移設型リアル脱出ゲーム「リアル脱出ゲームセンター ポータブル」のプレイレポート

ゲームの内容に合わせてデコレーションされたブースが一式用意され,その中でリアル脱出ゲームを行うという仕組みだ
画像集 No.001のサムネイル画像 / [JAEPO2016]タイトーとSCRAPによるアーケード向け移設型リアル脱出ゲーム「リアル脱出ゲームセンター ポータブル」のプレイレポート
 タイトーと,リアル脱出ゲームのプロデュースを行うSCRAPの共同開発にて実現した移設型の「リアル脱出ゲームセンター ポータブル」が,2016年2月19〜20日,幕張メッセで開催中の「ジャパン アミューズメント エキスポ2016」(JAEPO2016)に出展されている。

 これは,タイトーとSCRAPが2013年にアトラクション化した「リアル脱出ゲームセンター」を,移設できるようにコンパクト化し,大型店舗などに一定期間設置するなどして,来場者に楽しんでもらうというものだ。今回は,このコンパクトなアトラクションを実際に会場で体験してきたので,そのプレイレポートをお届けする。

「リアル脱出ゲームセンター ポータブル」公式サイト


 JAEPO2016のタイトーブースに設置された本アトラクションは,パーテーションで仕切られていて,参加者はこの中で脱出ゲームをプレイすることになる。入口はカーテンで隙間なく覆われていて,当然ながら外から中の様子を見ることはできない。
 ゲームのシナリオは通常版を踏襲しており,「神が宿る伝説の筐体」があるというゲームセンターに閉じこめられてしまった参加者達が,あらゆるところに仕掛けられた謎を10分の制限時間内に解いて脱出するという流れになっている。

ブースの内部はゲームセンターをテーマにしたオブジェクトなどが置かれており,謎解きに関係するパネルなどが貼られている。アトラクションの進行は,スタッフ(左)が行うことになる
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 具体的な内容については,ゲームの性質上ここに書くことはできないが,問題自体はショー向けに用意されたもので,非常に簡単なものだった。ただ,それらをどのようにして最後の謎解きにつなげるかが分からず,筆者を含む5人の参加者は残念ながらクリアできずに終了となってしまった。
 なお今回の出展では,部屋の広さは半分程度に縮小されていたが,実際には約9坪ほどのスペースで行われ,問題自体も難しい内容となり,参加者が繰り返し挑戦してクリアを目指すという難度になる予定だ。

1回のプレイ人数は5人で,制限時間は10分。参加者は全員で力を合わせて,部屋の中に隠された複数の問題を解いていくのだ
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 タイトーは,今回のような密室から脱出する「ルーム型」と呼ばれる小規模なリアル脱出ゲームの機材(設置作業なども含む)からシナリオ,問題,スタッフの研修まで一式用意して,それを所定の期間まるごと提供するという形をとっている。
 
こちらは当日開催された本作のステージの模様。SCRAPの青木竜也氏(左),井家竜馬氏(中央),タイトーの安藤直史氏が内容を解説した
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 この製品の最大メリットは,「一定のスペースさえあれば,どんな場所でもリアル脱出ゲームを期間限定で開催できる」ということ。提供される機材などは,持ち運びができる移設向けのサイズになっており,イベントなどに期間限定で設置することが想定されているという。
 ルームは,防炎加工が施されたダンボールでできていて,少ない人数でも数時間で組み立てられる仕様だ。すでに全国4か所のロケーションやイベントに提供した実績があり,今後も千葉にある施設への提供が決定しているそうだ。
 もちろん,ここで提供される問題やシナリオは,リアル脱出ゲームのプロデュースで定評のあるSCRAPが手掛けていて,非常に質の高い謎解きが提供される。

 シナリオは,今回出展された「伝説のゲームセンターからの脱出」のほかにもう1本,「スパイ大戦からの脱出」という,女性スパイが仕掛けた謎を解いて脱出する内容のものも用意されている。こちらは少し低い年齢層でも楽しめるように,設置された機材を自由に動かしながら謎解きが楽しめる内容となっている。

こちらが提供されるシナリオのビジュアル。左は以前から提供されたものと同じ設定だ
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1つのスペースで約9坪(待ち合わせスペースなどを含めると15坪前後)を必要とし,22坪程度のスペースがあれば,両方のシナリオを開設できるという
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 今回のゲームによって,これまで以上にリアル脱出ゲームに触れる機会が増えることが予想される。低価格(1プレイ500円)で,しかも飛び込みで参加ができるので,どこかで見かける機会があったらぜひ仲間を募って挑戦してみてほしい。

こちらは会場に展示された「謎」の例。こうした問題を次々を解いていくことになる
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ステージでは来場者に向けたデモンストレーションとして,タイトーブース全体を使ったオリジナルの脱出ゲームも行われた
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