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[G-Star 2015]韓国最大のゲームショウ「G-Star 2015」開幕。Nexonの巨大ブースとPlayStation VRに人気集中,韓国コンシューマゲーム市場に変化あり?
今回のG-Starでは,モバイルゲームの制作会社として知られる4:33がメインスポンサーとなっており,韓国におけるスマートフォン市場の存在感の大きさを表しているかのようだ。
B2C(一般向け)エリアに入場して一番目を引いたのは,Nexon Korea関連ブースの多さ……というよりも広さ。会場の約1/4のスペースを同社関連だけで占めており,「もはやこれで単独イベントも行えるのでは?」と思えるほどで驚かされる。スマホタイトルはもちろん出展されているが,それと同数程度のPCゲームも見られ,なかでも「Sudden Attack 2」や「アルピエル」などが注目を集めていた。その勢いに目を見張ったが,PCとスマホのバランスの良さも感じられる。
一方,PCオンラインゲーマーが期待したいNCSOFTブースは,出展タイトルが「Master X Master」のみという,少し寂しい状況だ。B2Cエリアで目立ったPCオンラインゲーム関連メーカーが,Nexon KoreaとNCSOFTだけという現状を考えると,もっと頑張ってほしいところなのだが。
さて,11月4日に開催されたSony Computer Entertainment Koreaのカンファレンスでは,PlayStation 4向けに韓国産の新作タイトルが多数発表された。そんな同社もG-Starにブースを構え,多数の試遊台を出展している。そのなかでも,PS4用VR(仮想現実)対応ヘッドマウントディスプレイ「PlayStation VR」は大人気で,4台設置されている体験エリアには長蛇の列ができていた。
韓国のゲーム市場といえば,かつてPCオンラインゲームが隆盛を誇り,近年はスマートフォンゲームに主役の座が移りつつあるわけだが,そこに登場したコンシューマゲーム機。これがどのような影響を与えるのか,その動向も興味深いところだ。
というわけで,今年も4Gamerでは現地からの取材記事を掲載していくので,お楽しみに。
4Gamer「G-Star 2015」記事一覧
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