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[インタビュー]社長のボヤキ最終回+総集編。Yostarと4Gamerで,6回分ダラダラぼやいてみる
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印刷2022/12/31 17:00

インタビュー

[インタビュー]社長のボヤキ最終回+総集編。Yostarと4Gamerで,6回分ダラダラぼやいてみる

右:株式会社Yostar 代表取締役社長 李 衡達
左:Aetas株式会社 代表取締役社長兼4Gamer編集長 Kazuhisa(岡田和久)
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 遡ること1年近く前の2022年初頭,いつもどおりYostarに新年の挨拶がてら訪れて,李社長となんということのない話をダラダラとしていたら,脇にいたYostar社員が急に思い付きました。「このくだらないダラダラした話を誌面に載せても面白いのでは?」
 あれよあれよと話が進み,Yostarと4Gamerの社長二人が好き勝手に愚痴ってボヤくだけという,謎の企画がスタートしました。

 実際に対談を行ったのは2022年3月でしたが,対談時間がちょっと長すぎて,読みやすいように分割して載せましょう(いや,李社長が「僕は長い文章読みたくない」と言ったんだったかな?)とやっていたら,なぜか年末までかかることになってしまいました。
 6回目の今回はちょっと長めですが,これにて終了です。対談のときに話した内容は,本当に言っちゃいけないこと以外は全部誌面に出ました。そんな最終回を加えて,最初から最後まで社長の愚痴を聞かされる年末総集編をお届けします。




第1期 まずは様子見


Kazuhisa:
 ……いやもう,前振りもなくいきなり始めちゃいますけど,今回のこれって,いつもの李さんと私の会話を記事にしましょうみたいな軽いノリ……なんですけど,ホントにいつも通りに話していいんですか?

ーーー存分にお願いします

李 衡達氏:(以下,李氏)
 いつもどおり文句だけ言い合えばいいのでは。

Kazuhisa:
 そんなに文句ばっかり言ってましたっけ……。

李氏:
 会った時は大体文句から入るじゃないですか。

Kazuhisa:
 仕事の話をしたことはあんまりないですね確かに。

李氏:
 まぁそういうことですよ。

Kazuhisa:
 そういえばいつも雑談か,それともここでは言えない話か……。そんなのを記事にしてYostarは大丈夫なんですか? まぁさすがに記事用にしゃべるならいつものトーンから50%くらい削減しますけど(笑)。

春の日の午後,Yostar社の休憩スペースでゆるゆると始まったいつもの雑談
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ーーーそれでも楽しみです(笑)。本当に雑談になりそうなので,何かあればこっちからもネタとか出そうかなとか

Kazuhisa:
 ネタ担当までいるんですかこれ。

李氏:
 さすが,元テレビ局のプロ。

※Yostar広報の小田島さん(note)は,どうやら元地方局のアナウンサーだったらしい

Kazuhisa:
 お,そうなんですね。

ーーー地方局だったのでなんでもやってました!(笑)

Kazuhisa:
 雑用かあ。まぁ社長も雑用ですけどね。

李氏:
 そうそう。僕も雑用ですから。

Kazuhisa:
 社長は最強の雑用係ですしね。

李氏:
 そうですね。

Kazuhisa:
 そう,だからあそこに(と指差しながら)カンペがあって「社長ってなにやってる人?」って書いてあるけど,雑用以外の説明がちょっと思い付かない……。

李氏:
 なんか分からない穴があいたら「じゃあ僕が埋めるよ」って(笑)。

Kazuhisa:
 いや逆に……大企業は別として,世の中の社長の皆さんは毎日何をしてるんだろう?

李氏:
 「社長業」はやってないのでは。

Kazuhisa:
 じゃあ何やってるの。

李氏:
 接待とかゴルフとか?

(全員笑)

ーーーお二人ともやらなさそうですね

李氏:
 一切やってないですね。そもそもインドア派だしそういう人じゃないし。あんまりよくないんですけどね。

Kazuhisa:
 よくない?

李氏:
 よくない。だって,この業界ってまだムラ社会の感じが強いですよね。

Kazuhisa:
 あぁ……確かにそういう感じありますね。

李氏:
 情報を交換しながら新しいビジネスチャンスを生み出せるなら,それはそれでデカい価値があると思いますけど,会社から出ないんですよね僕は。

Kazuhisa:
 あれ,結構いろんなとこに出てる気が。

李氏:
 誘われたら行きますよ。ただ,基本的には誘われないですね(笑)。麻雀もできないしゴルフもできないから。

Kazuhisa:
 僕もゴルフはしないけど,麻雀は覚えた方がいいですよ!

李氏:
 そう?

Kazuhisa:
 雀魂くらいちゃんとやりましょうよ。

2019年からYostarが運営している対戦型麻雀ゲーム「雀魂 -じゃんたま-」BROWSER / iOS / Android)。かわいらしいキャラクターに囲まれてわいわいするだけの麻雀ゲーム……ではなく,ここ数年は公式大会なども展開しており,見かけとは裏腹に案外真剣勝負
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李氏:
 最近頭悪いから,もうルールが覚えられないです。

Kazuhisa:
 それはねえ,覚えられないんじゃなくて覚える気がないんだと思うんですよね。僕もコンソールの新作とか買うと,もうボタン操作が覚えられない……。

李氏:
 あるある(笑)。あとコンソールといえば,PS5のあの逆になった丸とバツが,もうイラつく……!

※対談は2022年3月に行われているので御容赦ください。

Kazuhisa:
 あれ意外とイラつきましたよね。みんな普通に,違和感なくすぐ馴染めたのかな。

李氏:
 いや,違和感あると思いますよ。少なくとも最初の時は。せめてオプションの中で,チェンジできるようにしてほしい。

Kazuhisa:
 世界標準とのことで頑なにあれを強制してきます(笑)。

李氏:
 ホントよくないですね。

Kazuhisa:
 ……いや待って。ホントはこういう話じゃないんですよねきっと。

ーーーまあそこは……

李氏:
 まあまあ,うまく編成しながら文字起こししてください。そこは御社の仕事ですからね!

Kazuhisa:
 まぁそうですけど……。

ーーじゃあ話を引き戻しちゃいますが,「社長ってどんな人?」というあたりをぜひ

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李氏:
 どんな……人?

Kazuhisa:
 うーん……というか,そもそも李さんはなんで社長なんかやってるんですか? 社長ってほら,一般的にはなろうと思ってホイっとなれるものじゃないから。

李氏:
 僕は成り行きで(笑)。

Kazuhisa:
 ありがちな展開。

李氏:
 これ,話していいのかな……ヤバかったらあとで削ろう。知ってる人も多いかもしれないけど,僕は前職の社長からYostarの社長になったんですよ。なんで社長になったのかって,前職の初代の社長は,ゲーム作りたいという夢があって,まぁでも当時の前職は自社ゲームの運営とパブリッシングだけだったわけですよ。なので自分の夢を追いかけたいということで,そこを強く意識して,まあ独立したわけですね。

Kazuhisa:
 そこまではまぁ普通ですね。

李氏:
 で,登記上で社長がいなくて困ってると(笑)。で,自分は前職でバックオフィスの仕事を基本的に全部やってたんですね。あぁ,あいつポジション的に一番社長に近いんじゃない? みたいな。消去法で選ばれたのかな,たぶん。

※後方支援的な業務。総務や人事,法務,経理など,直接の利益は生まず,ほとんど表に出ることもないけれど,その人達がいないと会社が1ミクロンも動かなくなるという超重要部署

Kazuhisa:
 適当だ。でもすごくありがちで理解できます。

李氏:
 まぁ適当ですよね。だからやってることは前職時代とあんま変わんないです。逆にそちらは?

Kazuhisa:
 んー,4Gamerって最初は,僕がソフトバンクでDOS/Vmagazineっていう雑誌にいたころ作った,半個人サイトだったんですよ。個人サイトとはいっても一応当時の上司の許諾はもらってて,本業が終わったあとでやってました。なんやかんやで大きくなってきたところで,当時のソフトバンク パブリッシングの社長と喧嘩して。

※現SBクリエイティブ。Wikipediaを参照ください。

李氏:
 社長と喧嘩するって何やったの(笑)。

Kazuhisa:
 なんにもしてないです(笑)。いや色々したか……。でもそのときの喧嘩のネタは「インターネットのメディアなんかうまくいかないんだからさっさとやめろ」みたいな。
 まあ,あの当時そう言うのは仕方ないと思います。20年くらい前だし。言いたいことは分からないでもないし,こっちも別に説得材料があるわけじゃないし。でも僕はそれなりに可能性を感じてたので,じゃあいいよもう面倒くさいな,チームごと会社辞めるよ,って。それで,孫正義※1の弟の孫泰蔵※2さんのところにチームごと買い取ってもらって,あれよあれよとサイトが大きくなって……。
 と,ここまでがサクセスストーリー。

※1 言わずもがなの超有名人。まだソフトバンクがそんなに大きくなかったころから見ているが,やっていることは基本的に昔からあまり変わっていない。いまの孫さんは殿上人だが,当時はまだサンダル履きで社内をフラフラしてるような人で,IT業界のレジェンド達に編集部を見せて回って,「ここで雑誌を作ってるんだ!」って自慢していたのが,強く記憶に残っている。(Wikipedia

※2 最近はシンガポールに行ったっきりほとんど戻ってこない……と近しい人から聞いております。あのころは本当にお世話になりました。余談だが,このVIP兄弟に近しいところに一度でもいたことがある人は,「正義さん」「泰蔵さん」と必ず下の名前で呼ぶのですぐ判別できる。(Wikipedia

李氏:
 ここまで(笑)。というかまだ社長になってないと思うんだけど。

Kazuhisa:
 それはサクセスじゃないので(笑)。
 で,メディアやってる人ならきっと分かってくれると思うんですけど,メディアなんて基本的に儲からない構造なわけですよ。だから僕は当時,儲けることを最初から放棄して,お金持ちのパトロンの下でぬくぬくと暮らそうと思ってた。孫泰蔵さんならお金持ちだろうし,俺この先10年以上,自分が作りたい記事だけ作ってのんびり暮らせるなーよかったー,って思ってた。

李氏:
 僕もそういう生活がいい。いいなぁそれ理想的だなぁ。

Kazuhisa:
 でしょう? 途中までそのプランはうまくいってたんだけど,泰蔵さんの会社がなくなっちゃって……。
 なんかある日焼き鳥屋に呼ばれて,「岡田くんさ,社長やんなよ」「なんの社長ですか?」「4Gamerの」「え?」「4Gamerの」「いや,会社にするなんて聞いてないです」「うん今初めて言った」みたいな。

李氏:
 いやまあこういう適当な感じのとこ結構多いですよね。

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Kazuhisa:
 意外と聞きますよね。みんな適当なんだなぁって安心する。ただの編集者を社長にする人もどうかと思うけど。

李氏:
 自分なんかは雇われ社長だからまだしも,自分で創業して社長に君臨する人達って,割とみんな適当なんじゃないかと思います。

Kazuhisa:
 結構適当じゃないと社長なんかやってられないし,確かにそうかもしれない。

李氏:
 まああと,社長という肩書きってなんか偉そうに聞こえますけど,僕らみたいな中小企業の社長は何も……。権力(?)を使う幸せなんて,いままで欠片も感じたことがない。

Kazuhisa:
 分かる(笑)。

李氏:
 無料で残業できるマシン。

Kazuhisa:
 働かせ放題プラン。

李氏:
 そうそう。従業員じゃないから労基法は対象外なんでね!

Kazuhisa:
 そうなんですよねー。

李氏:
 朝4時まで仕事してても,それで体調を壊しても,なんにもない。

Kazuhisa:
 そうね。だからほら,4Gamerが会社になった時に,会社の体裁を整えなきゃいけないから,福利厚生とかを一生懸命考えるわけですよ。次は何増やそうかなーっていまでも考えるけど。でもそれ「どうせ自分では一個も使えないのになー」っていう暗黒面に一瞬たりとも飲まれない……といったら嘘になる。

李氏:
 ほんとそうです。Yostarも住宅手当とかあるけど……ねえ。あと昔別の会社さんのスマホゲームをいっぱい遊んでもらうために,まぁ勉強のために毎月課金手当が出るんですね。

Kazuhisa:
 お,課金手当。

李氏:
 まあそこまで金額大きくないけど。月一万円くらいかな? でも普通に嬉しいじゃないっすか?

Kazuhisa:
 そうですね。

李氏:
 まぁ僕はないけど!

Kazuhisa:
 (笑)

李氏:
 「Pokémon GO」も自分で課金するしかない!

(一同笑)

Yostar社のオウンドメディア「Yostar Plus」で掲載されている,会社の“自己紹介”を見る限り,社員の皆さんの休日の過ごし方1位は,やはりというか当然というか,ゲーム
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ーーーそんなに何も制度が使えないんですね

Kazuhisa:
 そうなんですよ。なってみないとピンと来ないと思うんですけど,会社のルールや福利厚生はほとんどすべてが「社員向け」なので,何一つ使えないと思ってもらって間違いないと思います。なんていうか,ある意味“役職の奴隷”みたいな。「社長なんだから○○だよね?」「社長だし当然○○でいいよね?」みたいな。

李氏:
 そう,奴隷。
 あと話変わるんだけど,最近YouTubeを開くと,いろいろな社長の経験とか,えーとなんだあれ……成功の,なんか色々な物語みたいな? とか出てきたりするんですけど。

Kazuhisa:
 あぁ,それ系……(笑)。

李氏:
 それを見てもね,納得はしないんですよ。納得しないというより,キミら今事業がうまくいってるから,何を言っても正しいから。

Kazuhisa:
 ホントそれですね。

李氏:
 でもこけたら,今やってることはもう何の価値もないんですよ。社長とはそういうものでしょう?
 なのでああいうのって,誰が言ってるとかそういうことじゃなくて,その会社のステータスとか状況によって,聞くべきかどうかを決めるべきですよね。

Kazuhisa:
 成功したから「成功者の言葉」になってるだけで,実は成功者の言葉ってあんまり参考にならないんですよね。

李氏:
 はい。
 まぁそういう変なことは結構世の中に出てますから,そうじゃない部分もたくさんあるわけで,だからこういうね,実際にあがいてる社長同士の愚痴みたいなもの(笑)も皆さんに見せることに価値はあるんじゃないかなと思いますね。

Kazuhisa:
 あとやっぱり失敗した人の話も聞きたいです。

李氏:
 やっぱ我々……我々は幸いにもまだそんなに手痛い失敗はしてないけど,実際に中小企業を率いてもがいて苦しんでる社長がやってることとか思ってることなんて,もう全然綺麗ごとじゃないわけですよ。でもそれはそれでなんらか価値があると思いますね,今後起業する方々にとっては。

Kazuhisa:
 李さんもがいてないでしょう? うちは最初の3年ぐらいホント大変でしたよ。お金ってこんなに簡単になくなるんだなって実感して,毎月胃が痛いの。

李氏:
 いやウチも,アズレンが出る前には胃が痛かったですよ……。

■社長になって変わったことは,健康が悪化したことだけ


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ーーーでも社長になって何か変わったりしないんですか? 生活とかライフスタイルとか

Kazuhisa:
 なんか変わった……かな?

李氏:
 いや,特にないですね。持病が増えたくらいです。

Kazuhisa:
 なんですかそれ。

ーーー悪いほうにめちゃめちゃ変わってるじゃないですか……

李氏:
 前職で社長になったとき,まぁやっぱり一時的には興奮したことありますよ。肩書き変わって偉くなったし,頑張らないと! って。でその結果,ストレスが溜まりすぎてバセドウ病になって。

Kazuhisa:
 ちょっとちょっと……。

李氏:
 体重も88kgから73kgまで落ちて。そのときはね,まあまあトレーニングとかもしてたんですよ。

Kazuhisa:
 いやその落ち方はさすがにトレーニングじゃないですよね。

李氏:
 そう。そのときは,なんかダイエットの効果が出てるじゃん? と思ってました。でも嫁が言うには,あんた毎日結構食べてるのになんでそんなに減ってるのよ。おかしいよ,と。

Kazuhisa:
 ちゃんと見てる人いてよかったですね……。

李氏:
 そんで病院に行って血液検査とかやって。そしたら1週間後に先生から電話がきて「いますぐ来てくれ」と。嫁さんが泣きそうな顔しちゃって(笑)。
 自分だけで行ったんですけど,お医者さんの話としては,血液の3つの指標……だったかな? がもう上限突破してて日本のマシンではもう計測できないと。いつ倒れてもおかしくない,という状況を教えられて。

Kazuhisa:
 がんばりすぎですよそれ。

李氏:
 まあ,そのあとはガンガン投薬されて,今でもまだ薬は飲んでます。まぁそんなわけで,社長になってもロクなことはないです。

Kazuhisa:
 いいことないですよねえ。

李氏:
 ないですね。

Kazuhisa:
 確かに,ほかの人よりはいいですよ給料。でもそれはさすがに当たり前だし,そもそも社長の給料が社員と変わらない会社っていうのも……ねえ?

李氏:
 そうですね。

Kazuhisa:
 ギャラはいいけど割に合うのかというとなかなか悩ましい。

李氏:
 こうやってたまにメディアに出るとかも,自分を使うのが一番安いし。

Kazuhisa:
 それみんな言いますよね(笑)。

李氏:
 ユーザーさんが僕のことを見てみたいと思うのであれば,たまに出てもいいですよね。だってコストかからないし(笑)。

Kazuhisa:
 うんノーギャラ。

李氏:
 4,50万ぐらいは節約できるんじゃないですかね。

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Kazuhisa:
 いつでも呼べるしね。スクエニの松田社長もいつだったかそんなこと言ってた。「僕はノーギャラでいくらでも使えるし,絶対イヤだって言わないから便利なんです(笑)」って。

李氏:
 そうそう,いつでもね(笑)。
 しかもね,立ち上げのときだしメンバーも少なかったじゃないですか。Yostarの時は,アルバイト含めて6人でした。4Gamerさんもおそらくそれぐらいの規模感だったったんでは?

Kazuhisa:
 最初は2人だったけど,確かにしばらくの間5,6人だったかな。

李氏:
 でしょう? 前職の時も2人からスタートだったし。もう零細すぎて,何でもやんなきゃいけないですよねそういうとき。

Kazuhisa:
 そう,ホントになんでもかんでも全部やらないといけない。でも……すごく楽しかったですよ,あれはあれで。文字どおり寝てる暇なんてなかったけど毎日。

李氏:
 そんときはまぁ色々な知識を吸収して割といいんですけど……けど。

Kazuhisa:
 けど?(笑)
 
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