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「Switch Online」&「PS Plus」の徹底活用&節約ガイド。オフラインプレイ派も,うまく使えば元が取れる!
オンラインマルチプレイに必須のサービスなので,「1人でのんびり遊ぶから必要ない」と思っている人も多いかもしれない。だが,この2つは実はオフライン派にも多くの恩恵があるサービスなのだ。人気のゲームが割安価格で購入できたり,無料でプレイできたり,ゲーム内アイテムをはじめとした特典がもらえたりするので,利用料金の元はすぐ取れてしまう。いろいろなゲームを買う人にとっては,加入したほうが結果的にお得になるケースもある。
ということで本稿では,節約にもつながる,Switch OnlineとPS Plusのお得な使い方を紹介しよう。
目次
■Switch OnlineとPS Plusのサービス概要
●Nintendo Switch Online
●PlayStation Plus
■Switch OnlineとPS Plusをとことんお得に使う節約術
●まずは無料体験してみよう
●1か月プランをうまく使ってソフトの購入代金を浮かせよう
●継続加入している人も,料金プランを見直そう
Switch OnlineとPS Plusのサービス概要
●Nintendo Switch Online
まずは2サービスの概要を紹介しよう。Switch Onlineで利用できるオンラインプレイ以外のサービスには,主に以下のものがある。
- ファミリーコンピュータ & スーパーファミコン Nintendo Switch Online
- 2本でお得 ニンテンドーカタログチケット
- いっせいトライアル
- セーブデータお預かり機能
- スマホアプリ「Nintendo Switch Online」
- 加入者限定特典
中でも惹かれる人が多いのは,ファミコンとスーパーファミコンのタイトルが遊べる「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」「スーパーファミコン Nintendo Switch Online」だろう。
Switch Onlineに加入している間は,ファミコンの55タイトルとスーパーファミコンの24タイトル(いずれも2020年4月18日現在)が遊び放題で,こちらを目当てに加入する人も少なくない。加入者だけが購入できるSwitch用コントローラ「ファミリーコンピュータ コントローラー」「スーパーファミコン コントローラー」を使えば,さらに快適にプレイできること請け合いだ。
ちなみに,「Online」がつく名称から,常にインターネットに接続していないと遊べないと思っている人がいるかもしれないが,一度接続すれば7日間はオフラインでも遊べる。以降も7日ごとにネットに接続すればいい。
「2本でお得 ニンテンドーカタログチケット」は,Nintendo Switchの対象タイトルを2本入手できるもので,価格は9980円(ニンテンドーeショップやMy Nintendoストアで購入できる)。
対象タイトルには「あつまれ どうぶつの森」や「ポケットモンスター ソード/シールド」など,人気作が揃っており,高いものだと8000円台後半のため,それらを2本組み合わせれば7000円以上お得になる計算だ。
カタログチケット使用時にソフト2本入手する必要はなく,まず1本分を使って,狙っているものが出るまで待つことも可能だ。ただし,有効期限は1年となっているので,寝かしすぎや使い忘れには注意しよう。
期間限定で人気タイトルが遊び放題になる「いっせいトライアル」も人気サービスのひとつ。2020年に入ってからは,「ファイアーエムブレム無双」「Dead Cells」「ARMS」が対象タイトルになった。いっせいトライアルのセーブデータは製品版に引き継げるほか,対象タイトルのセールが同時期に行われることもあるので,気に入ったら購入するといいだろう。
スマホアプリ「Nintendo Switch Online」では,「あつまれ どうぶつの森」「スプラトゥーン2」「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」といったタイトルで,ボイスチャットなどのサービスが利用できる(12歳以下の利用は不可)。
これら以外にも,Switch Onlineの加入者には,99人同時対戦のバトルロイヤルパズルゲーム「TETRIS 99」や,人気タイトルのゲーム内アイテムなど,さまざまな特典が用意されているし,本体の故障や紛失といった事態には,セーブデータをオンラインストレージにアップする,セーブデータお預かり機能が役立ってくれる。
Switch Onlineの利用料金は以下の通り。
Nintendo Switch Onlineの料金
●個人プラン(1アカウント)
1か月(30日間):306円
3か月(90日間):815円
12か月(365日間):2400円
●ファミリープラン(最大8アカウント,18歳以上が購入可能)
12か月(365日間):4500円
利用者が2人(2アカウント)以上かつ12か月利用する場合は,ファミリープランにしたほうが安くなる。すでに個人プランに入っている場合,ファミリープランへの乗り換えもできるが,個人プランの残り期間を使うことはできない。ただし,個人プラン残り日数の1日あたり6円が割引される(上限4500円まで)。もし個人プランが10か月分(300日)残っていたら,6×300で,1800円割引になるわけだ。
ただし,個人プランに加入している複数のアカウントが同じファミリープランに加入した場合,割引されるのはファミリープランを購入したアカウント分のみとなる。
●PlayStation Plus
次はPS Plus。オンラインプレイ以外の主なサービスには,以下のものがある。
- フリープレイ
- ディスカウント
- スペシャル
- セーブデータお預かり
フリープレイは,毎月ラインナップの変わるタイトルが無料で入手できて,PS Plusに加入している限り制限なくプレイできるもの。「●月のフリープレイタイトル」といった感じで紹介されることが多いので,勘違いしている人がいるかもしれないが,期間中に入手の手続きさえしておけば,月が変わったり,PS Plusの利用中断後に再加入したりしても,ダウンロードやプレイは可能だ。
ディスカウントはその名前の通り,加入者限定の値引きだ。こちらも一定期間で対象タイトルが変わるが,これまでには98%引きという激安のものも登場しているので,欠かさずチェックしたいところ。非加入者も利用できるPS Storeのセールでも,加入者がより高い割引率で購入できるものがある。
スペシャルは,加入者限定のテーマやDLCが無料でもらえるサービス。セーブデータお預かり機能は,Nintendo Switchと同じく,セーブデータをオンラインストレージにアップロードするもので,万が一の事態に備えられる。
PS Plusの利用料金は,以下の通り。
PlayStation Plusの利用料金
1ヶ月利用権:850円
3ヶ月利用権:2150円
12ヶ月利用権:5143円
※利用できるのは6歳以上で,18歳未満は一部コンテンツを利用できない場合がある
「1ヶ月利用権」が850円,「3ヶ月利用権」が2150円なのに対し,「12ヶ月利用権」は5143円とかなり割安になっている。途中で利用を中断することはできないが,「1年の半分以上はオンラインで遊びそうだな」と思ったら,12ヶ月利用権を購入するのもありだ。
Switch OnlineとPS Plusをとことんお得に使う節約術
●まずは無料体験してみよう
Switch OnlineやPS Plusを使ってみたい人は,まず無料体験から始めてみよう。
Switch Onlineでは,7日間の無料体験チケットが用意されている。だが,このチケットには,ニンテンドーeショップで入手できるものと,My Nintendoのプラチナポイントと交換できるものがあるので,計14日間の体験が可能だ。
さらに,My Nintendoの無料体験チケットは,一度使っても,少し期間をおいて補充されるので,その度にプラチナポイントと交換して7日間の無料体験をすることも可能だ。
継続して無料体験ができるわけではないが,「ちょっとファミコンとかスーファミのゲームが遊びたいなぁ」といったときには使えそうだ。
ただし,無料体験では,My Nintendoストアで販売されている「2本でお得 ニンテンドーカタログチケット」や「ファミコン/スーパーファミコンコントローラー」の購入はできない。「ファミリーコンピュータ & スーパーファミコン Nintendo Switch Online」やオンラインプレイを試すのにおすすめだ。
一方,PS Plusの無料体験は14日間。オンラインプレイはもちろん,フリープレイやディスカウントも含むすべての機能を使うことができる。ただし,無料体験は1アカウントにつき1回きりのため,フリープレイやディスカウントに欲しいソフトが登場したタイミングを選ぶのが良さそうだ。
どちらのサービスでも気をつけたいことは,無料期間が終わると自動で1か月の有料プランに移行することだ。お試しの人は自動更新をオフに,無料期間終了後も長く利用したいなら割安なプランに変更することを忘れずに。
●1か月プランをうまく使ってソフトの購入代金を浮かせよう
1年プランと比べる割高になってしまう1か月プランだが,うまく使えばソフトの購入代を抑えて簡単に元が取れる。オンラインプレイやフリープレイに興味がない人にとってもお得なのだ。
Switch Onlineの場合は,1か月プランに加入してすぐにカタログチケットを購入し,ソフト2本を1か月以内に購入すればいい。対象タイトルで最も安い2本を選んでも合計金額は1万956円なので,976円安く買える計算になり,1か月プランの料金306円はペイできる。
また,Switch Onlineの加入時期に中断があってもカタログチケットは有効なので,まずカタログチケット購入と同時に1本入手し,その後新たに欲しいソフトが出てきたら再加入して2本目を入手することもできる。もちろんSwitch Onlineの加入は2か月分(612円)になるので,その分お得感は減ってしまうが,通常より安く買えることに違いはないし,欲しいソフトが2本揃うまで待つ必要もない。
1か月だけ加入して,ディスカウントやセールを活用する方法はPS Plusでも有効だ。特にチェックしたいのは,PS Storeで行われるセール時の価格。加入者向けの価格が一般向けの価格より850円以上安かったら,PS Plusに1か月加入したうえで購入した方がいい。ソフト1本では無理でも,まとめ買いなら値下げ額の合計がPS Plus1か月分の料金より大きくなることは多いので,セールのときにはそのことも頭に入れてタイトルを選びたいところだ。
フリープレイのタイトル目当てで1か月加入するのもいいが,その場合,最も安くしようとすると1か月でプレイしきらないといけないので,時間がある人でないと難しそうだ。前述したように,フリープレイのタイトルは入手の手続きさえしておけば,加入期間に中断があってもダウンロードやプレイは可能なので,お目当てのタイトルが登場したらまず1か月だけ加入して入手し,時間ができたときに再加入……という方法が現実的かもしれない。
●継続加入している人も,料金プランを見直そう
1年プランを継続しているオンラインプレイ派の人も,料金プランの選び方や利用権の購入方法次第で,安くすることができるかもしれない。
Switch Onlineの利用者が2人(2アカウント)以上の場合,ファミリープランのほうが割安になることは前述した通り。実はこのファミリープランには,「同一住所に居住していること」「血縁・婚姻関係があること」といった条件はない。離れた場所に住んでいる親子や兄弟,友人同士でも,ファミリープランを利用することは可能だ。最大の8アカウントで登録した場合,1人あたりの年額は563円という安さになる。
ただし,ファミリープランは加入に条件こそないものの,任天堂によると「家族での利用を想定したもの」とのこと。親アカウントのプレイヤーは,ほかのプレイヤーをファミリーから強制的に追い出すことも可能なため,そういった危険性があることを踏まえて,「信頼できる家族」で使うのが賢明だろう。
PS Plusにファミリープランはないが,「いつも使うPS4」に設定したPlayStation 4を使っているアカウントのうち,1つがPS Plusに入っていれば,ほかのアカウントもオンラインプレイを楽しめる。購入したソフトも共有できるので,「気づかずにそれぞれでPS Plusに加入していた!」という人はプランを見直そう。
また,PS Plusの利用権は,年に何回かセールで安く購入するチャンスがある。PlayStation Storeでは,2019年末に「12ケ月利用権」が25%オフで販売されていた。購入済みの利用権が途中の場合は,利用期間が追加延長されるので,長期間利用するつもりの人は,まめに公式サイトや4Gamerのニュースをチェックし,安いときにまとめ買いするのもおすすめだ。
ゴールデンウィークまでは,誰もが自宅で過ごす時間が多くなりそうだが,これまでSwitch OnlineやPS Plusを使っていなかった人も,これを機に体験して,よりゲームを楽しんでほしい。
Nintendo Switch Online公式サイト
PlayStation Plus公式サイト
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