プレイレポート
[プレイレポ]戦闘を左右するのは運要素!「運任せの召喚士」は,サクサクリトライできるカジュアルさが魅力の新感覚タワーディフェンスだ
本作はほかのプレイヤーと協力して遊ぶ2人協力型のカジュアルタワーディフェンスゲームで,運任せの要素も取り込んだゲーム性が特徴となっている。
本稿では「運任せの召喚士」の事前プレイで判明したゲーム内容とプレイフィールについてお届けしよう。
※画面は開発中のもののため,実際のゲーム画面と異なる場合がある
“運任せ”の召喚がアツいタワーディフェンス
本作は先に述べたとおり,2人協力型のタワーディフェンスゲームで,2つのフィールドとそれを取り囲む8の字型のレーンを舞台に戦闘が繰り広げられる。画面下側が自分のフィールド,画面上側がマッチングした味方プレイヤーのフィールドだ。
バトルがスタートすると画面左のスポーンポイントから敵が出現し,各フィールドの周囲を回るように移動し始める。一定時間が経過すると次のWAVEが始まり,さらに敵が増えていくので,WAVE80までの生き残りを目指して戦うことになる。
なお,画面内の敵の数が100体に達した場合や,決まったWAVEで登場するボスを制限時間内に倒しきれなかった場合は,ゲームオーバーとなる。
これらの敵に対し,プレイヤーは召喚獣を駆使して戦っていく。
召喚の方法は画面上に出ている召喚ボタンを押すだけだ。すると,手持ちの“魂コイン”を消費し,自分の所持している召喚獣がランダムに1体フィールドに登場し,オートで敵を攻撃してくれる。敵を倒すほど魂コインが溜まり,また次の召喚獣を呼び出せるようになる。
同種の召喚獣が呼び出されると最大3体まで1つのマスにスタックされる。さらに3体スタックすると,それら召喚獣を“合成”できるようになり,レアリティが1段階上の強力な召喚獣を呼び出せる。これを繰り返していくことで,自陣を強化していこう。
なお高レアリティの召喚獣は合成以外にも,いくつかの召喚手段が用意されている。
1つは通常召喚からの排出だ。召喚の際に登場するキャラは最低レアだけでなく,レアリティごとに決められた確率で排出されるようになっている。運が良ければ通常の召喚からいきなり強力な召喚獣が出てきて,一気に戦況が有利になることもある。
2つめはボスを倒すと手に入る“運まか石”を使った召喚術だ。名前のとおり運任せではあるものの,希少級,英雄級,伝説級といった高レアリティの召喚獣を通常時より高確率で狙える。
とくに伝説級は通常時0.1%のところ,召喚術なら100倍となる10%の確率になる。決して高い確率とは言えないものの,ピンチを乗り切りたいときには賭けてみたくなる数字だ。
また一定のWAVEで発生するボス戦に勝利すると,クリア報酬として選択した召喚獣をノーコストで召喚できる。ここでは希少級以上の召喚獣2体が選べるほか,さらにもう1段階上の召喚獣を一定確率で召喚できるチャンスもある。
ボス戦は機会がそう多くないだけに,確実に戦力を増やすか勝負の選択肢を選ぶか,決断が問われる場面だ。
こうした伝説級までの召喚獣とは別に,“神話級”という特殊な召喚獣も存在する。
神話級はガチャからの召喚ではなく,召喚獣ごとに決まった組み合わせの召喚獣を揃えて合成することでのみ召喚できる。英雄級や伝説級の強力な召喚獣を消費してしまうものの,そのぶん性能は折り紙つきで,絶体絶命の状況からの逆転を狙うことも可能だ。
運だけじゃないテクニック要素も
召喚運が戦局を左右する本作だが,もちろん運だけで攻略できるわけではない。召喚以外にもプレイヤーが介入できる要素が用意されている。
その1つが召喚獣の配置だ。召喚獣にはそれぞれ攻撃可能な範囲があり,攻撃に適した場所に配置してやることで,より効率的に戦わせられる。召喚獣をタップすると得意な配置を確認できるので,そこにドラッグすれば配置転換が可能だ。
配置は一度選んだらそこで終わりではない。ボス戦ではボスが味方の召喚獣の攻撃範囲を通り抜けたときに,召喚獣をボスの進行方向に移動させることで攻撃を継続し,与ダメージをさらに稼ぐことができる。
またバトル中に入手できる魂コインは,召喚獣の強化や召喚確率の向上にも利用できる。同様に運まか石も伝説級・神話級の強化に使うことが可能だ。
戦力強化も楽しい要素
ゲームではバトルと同じぐらい,戦力の育成も楽しいものだ。
本作ではバトル終了後の報酬で入手できる“巻物”を使って,ガチャに相当する“召喚獣契約”を楽しめる。
この召喚獣契約が変わっているのは,必ずしも毎回決まった数の召喚獣を入手できるわけではないところだ。召喚演出中に10体の召喚獣が現れるが,彼らがプレイヤーのもとにたどり着く前に弾かれてしまうことがある。
これだけだと,ただ意地悪なだけの要素に聞こえるかもしれないが,もちろんそんなことはない。一定数の召喚獣やアイテムを入手できたときに,“追加契約”,すなわち追加の無料ガチャに挑むことができる。
追加契約は,最初の10回の召喚のうち5回成功すると挑戦でき,さらに連続で召喚が成功すると,必要成功数は増えていくがそのたびに追加契約が発生する仕組みだ。もちろん成功が必要数以下だと発生しないのだが,それだけに連続して成功したときの気持ちよさは格別だ。画面上の演出を見つめながら連チャンを願って拳を握るような,一味違った新しいガチャ体験が楽しめる。
こうして手に入れた召喚獣は,一定数集めるごとに強化が可能となる。召喚が運任せとなる本作ではすべての召喚獣を使う機会が出てくるため,何が出ても強化する価値がある。どの召喚獣から強化していくか,楽しい悩みどころだ。
召喚獣は契約以外にも,ショップのデイリー商品として一定数をまとめて入手できる。どの召喚獣が並ぶかはランダムなので,毎日チェックしてみよう。
なおショップにはデイリー商品のほか,“宝物祈願”というガチャのような項目もある。ここではバトル中にさまざまな効果を発揮する“宝物”が入手できる。
宝物祈願はアイテム“神の涙”を消費するか,12時間ごとに復活する広告動画を視聴することで1回引ける。こちらも戦力強化には欠かせないアイテムだけに,無料で毎日引けるのは嬉しいところだ。
運が上振れたときの爽快感がたまらない
本作を実際に遊んでみた感想としては,タワーディフェンスの中でもとくにカジュアルで遊びやすいゲームという印象だった。
チュートリアル終了直後はなかなか先へ進めなかったが,育成が進んでバトルのコツも分かってくると,WAVE突破記録が少しずつ伸びていくことを楽しめるようになる。それでいて,ときには伝説級を連続で引いて一気に先のWAVEへ進めることもあり,運の上振れによる爽快感が気持ちいい作品となっていた。
この爽快感を支えるのがゲーム自体のカジュアルさだ。ステージごとの攻略方法を考えながらプレイするステージクリア型とは異なり,毎回変わる自分の盤面をアドリブで整えていくのがメインとなるため,事前準備なしで気軽に遊ぶことができる。
リトライしやすくすることで,運要素の気持ちよさを味わいやすい作りとなっているわけだ。それでいてリソース管理の面白さも盛り込まれており,タワーディフェンスらしさを求める人も十分楽しめるだろう。
なおマッチングによる協力プレイ要素については,敵のボスが中央のレーンを通るときに削りを手伝うことができるなど,うまく進行している側が味方を手助けできる要素という印象が強い。
戦略はほぼ自身のフィールド内で完結しているため,直接的に味方を邪魔するといった心配はない。召喚で高レアを引いたときは仲間の画面にも通知がいくので,友達と顔を合わせて遊ぶとワイワイ盛り上がれそうだ。
とにかく手軽に遊べる作品となっているため,興味を持った人はぜひ一度ダウンロードしてみよう。
「運任せの召喚士」公式サイト
「運任せの召喚士」ダウンロードページ
「運任せの召喚士」ダウンロードページ
キーワード
(C)Richalien Inc. Licensed to NC Japan K.K.
(C)Richalien Inc. Licensed to NC Japan K.K.