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ボドゲ版「魔法捜査官」が無料配布。喜多山浪漫氏の小説が原作の「エトランジュ オーヴァーロード」もジェムドロップブースに出展[TGS2024]
ボードゲーム版「魔法捜査官」とされるこのゲームは,喜多山浪漫氏の魔法×警察ドラマ×サスペンスホラー「魔法捜査官」を原作に,妄想ゲームズ☆でアナログゲーム制作をしているH1R0氏がゲームデザインを手がけたもの。ゲームに使用する12枚のカードとトークンが描かれたビラが配布されており,手で切り取ってすぐ遊べるようになっている。
このゲームは,1〜2人の魔法捜査官と,1人の連続殺人鬼に分かれて,最大3人でプレイ可能だ。連続殺人鬼は,毎ターン2枚のカードを裏返しに出してくる。魔法捜査官は,その中から必ず1枚を開いて「手掛かり」のカードを見つけなければならないが,連続殺人鬼は手掛かり以外にも,魔法捜査官にダメージを与える「魔法生命体」を配置できる。
魔法捜査官はリソースを消費して魔法を使い,裏返しのカードの中身を確認したり,ダメージを受けないようにスキップしたりできるが,一方で連続殺人鬼は,手掛かりを出すタイミングをある程度選べる。「この場の2枚に手掛かりはあるのか」の駆け引きで楽しむゲームだ。
ブースでH1R0氏に話を聞いたところ,遊べる配布物が珍しいのか,ビジネスデイにも関わらず予想以上に受け取ってくれる来場者が多く,一般公開日は途中で品切れになってしまうかも,とのことだった。ジェムドロップブースはホールの端にあり遠いが,欲しい人は早めに足を運んだほうがよさそうだ。
ジェムドロップブースのほかの出展タイトルも触れておこう。メインは協力型の2Dアクションパズル「PICO PARK 2」のプレイアブル出展だ。本作はSwitch版が8月28日に,PC/Xbox Series X|S/Xbox One版が9月12日に発売されている。
未発売の新作は,どちらも喜多山氏関連のタイトルだ。まず,ゲーム化が決まったばかりの「エトランジュ オーヴァーロード」。原作は,喜多山氏がカクヨムで連載中のWeb小説で,地獄に堕ちても自分を曲げない悪役令嬢・エトランジュのハッピーライフを描く。
ゲーム版のジャンルは,見下ろし型のアクションゲームだ。ステージ中のアイテムを拾って,自身を強化しながら敵を蹴散らしていくのが基本的な遊び方のようだが,襲ってくる敵から設置物を守り抜いたり,敵が落とすSUSHIを拾って所定の場所に届けたりと,クリア条件はステージによってさまざま。原作はWeb小説だが,ゲーム版ではキャラクターボイスもついていたので,そこも見どころだろう。
もう1つの出展タイトルが「DevilReversi」だ。Steamに「RomanKitayama」名義で登録してある本作だが,今回はSwitch版が出展されていた。
名前のとおり,ベースとなっているのはおなじみの「リバーシ」だ。交互にコマを置いて,自分のコマで挟んだ相手のコマをひっくり返す……というのは変わらないのだが,本作の面白いところは「すでに置いてあるコマに重ねて置ける」ということ。
また,本作で勝敗を決めるのは,盤上のコマの個数ではなくポイントだ。たくさんひっくり返せばそのぶんポイントが入るのはもちろんだが,コマが重なっている場所に置くほど高得点になる。
ちなみに,コマを重ねて置ける条件は,リバーシと同様の「相手のコマをひっくり返せる場所」。つまり,ひっくり返せるなら自分のコマの上でも,相手のコマの上でも重ねられるので,いろいろな場所にコマが積みあがる。
そして,コマが重なったところがひっくり返った場合,そこから連鎖が発生して,その「ひっくり返った重なったコマ」を起点に,もう一度「挟まれたコマをひっくり返す」判定が行われる。その結果,ほかの重なったコマがひっくり返れば,また連鎖が……といった具合に,本作はコマを1つ置くだけで,あっちもこっちもひっくり返りまくる。当然,連鎖でひっくり返すほどポイントが加算されるので,本作はリバーシであると同時に,パズルゲーム的な要素も持っているのだ。
こうしたルールのため,リバーシの常識がまったく通用しない。リバーシだからと,自分のコマで盤面を埋めようとする(=相手のコマが少ない状態にする)と,相手だけが重ねて置き放題になってしまって,逆にポイントが伸びなくなる。「重ねて置ける」だけでこんなにも変わるのかと,新鮮な気持ちで遊べる変則リバーシだ。
ジェムドロップ 東京ゲームショウ2024 特設サイト
ボードゲーム版「魔法捜査官」公式サイト
「エトランジュ オーヴァーロード」公式サイト
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