プレイレポート
[プレイレポ]「Journey of Monarch - 君主の道」は,「リネージュ」の魅力を継承しながらもサクサク強くなれる放置系MMORPGだ
マップや登場する敵,システムの随所に「リネージュ」味を感じられる内容ながら,放置系としても気軽に遊べる内容になっている。
本稿では,そんな「Journey of Monarch - 君主の道」PC版のプレイレポートをお届けしよう。
装備のレアドロップ狙い,エンチャントなどお馴染みの要素を盛り込んだ放置系RPG
「リネージュ」シリーズと言えば,装備のドロップを狙ってモンスターを狩り続けたり,対人要素もあったりするコア寄りなMMORPGだが,本作は放置系をメインとしたカジュアルな内容に変化している。
一方,シリーズのプレイヤーであれば見覚えのある要素が散りばめられており,放置系が好きな人だけでなく「リネージュ」ファンも楽しめる作りになっている。
ゲームをスタートすると,最初に4体から1人英雄(仲間)を選び,冒険が始まる。エリア移動などは自分でする必要がなく,1ステージずつオートで進行していく形だ。
ステージに入るとエリア内に敵が出現し,これらをプレイヤーキャラと英雄がオートで倒してくれる。スキル発動も自動的に行われるため,プレイヤーがバトル中に介入することはない。
出現した敵を倒すと,育成に必要なゲーム内マネーのアデナや経験値を獲得できる。これらの獲得アイテムはオフラインのあいだも12時間まで蓄積してくれるため,手間いらずで育成が可能だ。
バトルの操作を要求されることはないため,戦闘中も仲間のレベルを上げたり,装備を吟味するなど,ほかの要素に没頭できる。今回はPC版でプレイしたが,ディスプレイの隅でつねに起動しておき,暇ができたら少し育成要素に触れるサイクルだけでもテンポよく強くなれた。
育成が進んだら,次はステージのボスに挑戦することになる。このボスを撃破できれば次のステージに進め,より多くの経験値などが獲得できるようになる。
放置で育成素材を集め,強くなったらボスに挑む。ボスに負けたらまた放置で強くする,というサイクルが基本的な遊び方になるだろう。
ここまでの要素は王道の放置系だが,「リネージュ」らしさを感じる部分も随所に盛り込まれている。
とくにユニークなのが,ダイスのシステムだ。画面右下にあるダイスを回すことで,装備品がドロップする仕組みとなっており,回すにはダイス券というアイテムを消費するが,券自体が大量に手に入るため尽きることがなく,常時ダイスを回し続けられた。
シリーズ作では,ドロップ装備を1つ入手するにも相当な苦労をしたものだが,本作の場合はサクサクと装備が更新されていく印象だ。この仕様のおかげで着実に強くなっていく達成感を味わえ,さらにシリーズプレイヤーなら「レアドロップを引けた!」という心地よさも得られるだろう。
そして,この装備品はエンチャントによる強化も可能だ。装備品の強化に成功すればステータスアップ,失敗すれば壊れるというMMORPGならではのチャレンジが本作でも楽しめる。
なお,強化のシステム自体はかなり緩めの設定で,失敗しても3回までは装備品が保護され,壊れても装備のステータスが下がることはない。さらに,壊れた場合でもアイテムで修理も可能だ。
序盤は3回の保護が切れるまでエンチャントをして,ステータスが上回れば装備,ダメなら溶解(処分)していた。ダイスでのレア装備ドロップ,その後のエンチャントと,ひんぱんにワクワクする瞬間が訪れるので,放置系と言いつつ,時間があるときは長時間遊んでしまいがちだ。
なお,装備を溶解すると経験値やアデナが得られるので無駄になることもない。
本作には図鑑の要素もあり,使っていない装備品を図鑑に収集すると永続のステータスアップ効果が得られる。自分の装備を更新しつつ,不要になったものは図鑑に登録する流れをくり返すだけでも,スムーズに強くなっていく。
また,ダイスの結果によっては特殊なイベントが起こることもある。発生するイベントは釣りと,傲慢の塔の2つだ。
釣りの場合は,タイミングよくタップをすることで魚を釣り上げ,大量のアデナを獲得できる。釣った魚の記録も残るので,人によってはこの魚の記録更新を狙うことも目標になるかもしれない。
傲慢の塔は,報酬の倍増を賭けてダイスを振る勝負要素だ。指定された数字よりも大きい数字をダイスで出せれば,報酬は2倍に。失敗すれば報酬0になるという究極のチャレンジができる。報酬が8個まで膨れ上がったところで撤退するか,16個になる夢を追うか。プレイヤーの度胸が試される。
ガチャを引きまくって仲間を増やせる!スキルのカスタマイズも見どころ
プレイヤーを育成する要素以外に,召喚(ガチャ)で増やせる英雄も強化可能だ。
英雄は召喚(ガチャ)で入手していく形式で,これもひんぱんに回すことができた。召喚をするほどに召喚レベルが上がり,高レアリティの英雄が排出されやすくなる,放置系ではよく見る仕組みが採用されている。
召喚券自体もミッションなどで一気に100枚程度手に入ることもあり,100連,200連と回すことも珍しくない。とにかくガチャを引きたいという人にはたまらないシステムだ。
手に入る英雄は,魔法型,遠距離型などのタイプのほか,属性も分類されている。序盤ステージを攻略するぶんにはさほど属性の影響は感じないが,後半になるにつれ重要な要素になるだろう。
また,英雄が手に入るガチャ以外にも,ステータスを上げてくれるマジックドール,そしてプレイヤーのスキルを自由に切り換えられる指揮スキルガチャもある。これらはいずれも,ゲームをプレイしていると手に入る召喚券で回すことが可能だ。
指揮スキルは攻撃,ステータスアップなどの支援効果,回復など多岐にわたり,自分でカスタマイズできるのが特徴となっている。プレイヤーキャラにはタイプなどがないため,自分で性能を調整できるのが魅力だ。もし召喚で強力な英雄が手に入ったら,その英雄を活かせるスキル構成にしてみるのもいいだろう。
そのほかのコンテンツとして,育成素材が手に入るダンジョンや,ほかのプレイヤーのデータと戦う決闘場(PvP要素)も遊べる。
以上のように本作では,放置報酬やダイスでの装備強化,ステージ攻略をしつつ,毎日ダンジョンや決闘場に挑むというのが基本的なプレイサイクルになるだろう。
「リネージュ」らしさは感じながらも,カジュアルで遊びやすくなっている「Journey of Monarch - 君主の道」。放置系としてのクオリティも高く,シリーズを知らない人でも楽しめる仕上がりになっている。
また,今後のアップデートではシリーズの代表コンテンツである「攻城戦」も実装されるようだ。本作にもほかのプレイヤーと協力関係になる血盟(いわゆるギルド)があるので,今後はマルチで遊べるコンテンツにも期待したい。
「Journey of Monarch - 君主の道」公式サイト
「Journey of Monarch - 君主の道」ダウンロードページ
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