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世界初の試遊出展となった「ダブルドラゴン リヴァイヴ」。3Dグラフィックスで生まれ変わった本作のプレイ感は?[CJ2024]
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印刷2024/08/02 16:15

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世界初の試遊出展となった「ダブルドラゴン リヴァイヴ」。3Dグラフィックスで生まれ変わった本作のプレイ感は?[CJ2024]

 ChinaJoy 2024のアークシステムワークスブースに,発表されたばかりの「ダブルドラゴン リヴァイヴ」PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One)がプレイアブル出展されていたので,プレイレポートをお届けしよう。

画像集 No.001のサムネイル画像 / 世界初の試遊出展となった「ダブルドラゴン リヴァイヴ」。3Dグラフィックスで生まれ変わった本作のプレイ感は?[CJ2024]

 1987年にリリースされたアーケード向けタイトルで,ベルトスクロールアクションの元祖的存在である「ダブルドラゴン」を“新生”させた本作。3Dグラフィックスを採用し,往年のベルトスクロールアクションの醍醐味を現代のプレイヤーにあった操作感や難度で再現するという。

 今回の試遊では,ビリー・リーを使って,倉庫街のステージに挑んでみた。ステージを右に向かって進み,スクロールが止まると多くの敵が出現して,全滅させると再び移動可能になる……という流れはもちろん,キックやパンチ,つかみといった基本攻撃,必殺技ボタンで繰り出せる「龍尾嵐風脚」といったところは,シリーズをプレイしている人にはおなじみの要素だ。

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 敵が落としたナイフやバットといった武器を拾っての攻撃も可能で,慌てて取りに行くとその隙を突かれてしまうところも同じ。もちろんステージには,敵をぶつけると壊れる壁や,いかにも「敵をここに入れてくれ」という感じにドアが開いた冷蔵庫など,さまざまなギミックが仕掛けられており,これらをうまく利用することが重要になる。

 もちろん,本作はただのリマスター作品ではなく,新たな要素が多数追加されている。一番大きなものは「超必殺技」だ。敵を攻撃すると溜まる「龍玉ゲージ」が100%以上の状態で敵に近づくときに表示されるコマンドを入力すると,ターゲットだけでなく周囲の敵まで巻き込んで大ダメージを与えられる技が発動する。
 ダイナミックなカメラワークや派手なエフェクトは,まさに現代のダブルドラゴンといった印象だ。

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 前述したように,龍玉ゲージを溜めるには敵を攻撃する必要があるのだが,その際に武器を使ったり,ギミックを利用したりすると溜まるスピードが速くなる。シリーズ伝統の要素を使うことが,新要素を使うことにつながる仕組みだ。

 新要素はほかにもある。頭上の看板などに飛びついたり,壁に向かってジャンプしたりすると,そこからさらに高く舞い上がれて,そこで必殺技を出すと「空中必殺技」となり,地上の敵に大ダメージを与えられる。スウィングジャンプや壁ジャンプでなくとも,高所にいれば空中必殺技を出せるようだ。

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 敵との攻防をさらに盛り上げる要素もある。敵の体が青い光を発するのは必殺技を出す前兆なのだが,これは特定の条件を満たすことで,「クリティカルアサルト」という反撃が可能だ。倉庫街に現れる敵「アル」の必殺技は突進攻撃なのだが,突進中に攻撃を当てるとクリティカルアサルトとなり,アルが一定時間行動不能になるほか,龍玉ゲージも大きく増加する。

 敵が赤い光を発した後に繰り出す技はガードができないので回避するしかない。ガード不能技には攻撃範囲が広いものもあるので,タイミングよくジャンプするなどのアクションが必要だ。

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 ここまで説明したとおり,本作では武器やギミックをうまく使うことが超必殺技の発動,ひいてはステージクリアにつながる。そのためには,目の前の敵に集中するだけでなく,画面全体に目を配って,そこで何が利用できるかを把握する必要があるだろう。

 もちろん,格闘の駆け引きをおろそかにしていいわけではない。倉庫街の最後にはシリーズでおなじみの「ローパー」が待ち受けていたが,それまでの敵より一段上の強さだったうえ,戦いの場所にはギミックも少なかったこともあり,劣勢を打開できないまま敗れてしまった。やはり最後に頼れるのは自分の力,ということになりそうだ。

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 試遊の終了後,本作のプロデューサーである石川辰則氏に短い時間ながら話を聞けた。

 今回が世界初の試遊出展だったが,プレイした人の反応は上々とのこと。これまでのダブルドラゴンは2Dグラフィックスの,どちらかと言えばレトロ調のプレイ感だったが,本作は新鮮に楽しんでもらえているという手応えを感じているそうだ。

 今回の“新生”については,2017年の「Double Dragon IV」リリース直後から,「どこを残し,どこを発展させるか」という点について社内で考え,試作を繰り返してきた結果だという。石川氏は,シリーズ40周年に向け,本作を皮切りに,ダブルドラゴンをさらに盛り上げていくとの意気込みを語ってくれた。

 3Dグラフィックスについては,見た目よりもアクション面での理由が大きいという。2Dのベルトスクロールアクションは,どうしても「敵を1つのラインに固め,まとめて倒す」という戦い方になりがちのため,もう少し多角的なプレイを実現したかったそうだ。

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 石川氏は「BLAZBLUE」などの対戦格闘ゲームを手がけていることでも知られているが,ベルトスクロールアクションではステージのギミックや武器の作り方が重要になる。そこについては開発に参加しているユークスの力を借りつつ,格闘面は石川氏率いるアークシステムワークス側のスタッフがしっかりと作り込んでいるそうだ。

 石川氏は最後に「プロモーションが始まったばかりなので,お見せできていないものがまだまだあります。その中には本作オリジナルの新キャラクターもいるので,みなさんに早くお届けしたいです」と語っていた。

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