プレイレポート
[プレイレポ]多種多様な動物や恐竜を従え,勢力を拡大! コツコツプレイが楽しい戦略SLG「キング・オブ・ビースト:新世界」
本作に登場するのは,誰もが知る百獣の王ライオン,尻尾が特徴的なキツネザル,周囲を見渡すハヤブサをはじめ,ワニ,カワウソ,イノシシ,ラッコ,ハリネズミ,アルパカ,コアラなどの多彩な動物に加え,ティラノサウルスといった巨獣(恐竜)たちだ。ひたすら拠点を充実させていくもよし,最強の動物部隊を目指すもよしと,何を目指すかはプレイヤーの采配に委ねられている。
本稿では,一足早くプレイした日本語版のレポートをお届けしよう。なお,正式リリース版とは異なる場合がある点に注意してほしい。
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施設を建設し,動物たちの楽園を作り上げよう
「キング・オブ・ビースト:新世界」では,プレイヤーが動物たちを率いる領主となり,拠点の周囲にさまざまな施設を建設していく。そこで得た資源をもとに施設を充実させ,動物たちの育成や強化を行って外の世界で狩りを行ったり,時には侵略者から拠点を守ったりするのが主な目的だ。
まず何をするかだが,ひとまずはチャプターに沿ってタスクをこなしていこう。最初はリーダーのライオン,森を切り拓くゾウ,施設を建築するキツネザル,新たなエリアを発見してくれるハヤブサが会話形式で“するべきこと”を教えてくれる。
「領主レベル」を上げていくと建設できる施設も増えていくので,チュートリアルの指示やタスクもこなしつつ,領主レベルを上げていくために施設のレベルを上げ,資源を増やしていこう。
重要なのは,何をするにも必要不可欠な資源の安定的な獲得だ。「果物」「草」「葉」「湿土」「砂」「水」「ハチミツ」を得るため,果樹園や草地,蜂の巣などを建設していく。施設を充実させていくのに合わせて,各種資源を貯めていく貯蔵地も拡張していこう。
ある程度まで領主レベルを上げると,採取などの効率が高まる「採集者」,敵地へ侵入するのに有利な「侵略者」,同盟への支援などに長けた「発展者」という3つの「習性」から1つを選ぶことになる。序盤はとにかく資源が足りないので,最初はオススメされる採集者を選んでおくといい。
どれも一長一短のプラス要素とマイナス要素があるが,特定のアイテムを使うか一定の時間を置けば変更できる。そこまでシビアに考えず,気楽に選ぼう。
多種多様な動物たちを育成し,
狩りで資源を奪い取る
続いて,領地内の動物たちを育てていこう。動物には大きく分けて,多彩なスキルを備えて部隊を率いる「アルファ」,アルファの部隊に組み込んで防衛や攻撃を行う「ビースト」や「巨獣」が存在する。
アルファは,近距離の戦闘に優れたタイプ,野生動物の狩りに向いたタイプ,特定のビーストを率いるのに有利なタイプなどがいる。バトルやアイテムを駆使してレベルやスキルを上げ,相性などのバランスも考えながら最強の部隊を作り上げていこう。
一方,特定の資源採集に能力を発揮し,施設へセットする「駐屯」に向いたタイプもいる。生産量がアップしたり,特定の条件を満たすと経験値を入手できたりするので,余裕が出てきたらレベルも上げておきたいところ。いずれにしてもゲームに慣れるまでは細かいステータスは気にせず,とりあえずレアリティの高いアルファを重点的に育てつつ「おまかせ」で駐屯させていくといい。
入手はいわゆるガチャだが,さまざまなタスクをこなしていけば自然と入手機会はめぐってくる。そもそも最初はそれほど多くのアルファを編成できないので,無暗に増やす必要もなく,じっくり時間をかけて育成していける。
ビーストには,防御力などが高めの「草食」,バランスの取れた「雑食」,攻撃力などが高めの「肉食」と,ステータスが異なる3種類のタイプがある。施設のレベルを上げるとより強力なビーストが誕生していくが,序盤は各タイプにそこまで大きな差もないので好みで育てていこう。
巨獣も編成に組み込めば,ビーストの攻撃力をアップしてくれる。まずは「卵」を手に入れる必要があり,専用の資源も必要などのビーストより制約は多いが,育成できれば強力な味方となってくれる。どちらも生息地や巣穴,孵化場といった施設を建設すると増やしていける。
アルファとビーストが揃ったら,外の世界へ進出しよう。部隊を使って採集活動を行う,敵を倒して資源を手に入れる,別の領主へ侵入するといった行動を取れる。とはいえ攻撃を仕掛けようと思ったところで,戦力の高い相手へ挑んでも勝ち目はない。まずは戦力に合わせて低いレベルから挑戦する,敵の領地を「偵察」して情報を得る,などしながら少しずつ戦い方を覚えていこう。
当然,自分の領地が別の領主に侵入される可能性も大いにある。低レベルの間は自動的に守られるが,ある程度発展が進んだあとは施設を拡充して防御を高める,領地保護アイテムでバリアを張る,ほかのプレイヤーと手を組む「同盟」に参加するなど,あの手この手で自分の領地を守らなくてはならない。
とくにチュートリアルでも一旦加入することになる同盟は,皆で協力してタスクをクリアして報酬を手に入れたり,施設の建設時間を短縮し合ったり,メンバーが攻め込む際に一緒に駆けつけられたりとメリットも多い。後々自分で創設することもできるが,まずはどこかの同盟に加入しておこう。
何をするにもまず資源!
とにかくいつも資源が足りない!
ここからは今後「キング・オブ・ビースト:新世界」を遊ぶプレイヤーのため,筆者が「もっとこうしておけばよかった」と若干後悔したいくつかのポイントを紹介していく。
まず,序盤は何をするにも資源が足りなくなりがちだ。筆者はタスク完了や発展が進むともらえるボーナスで,「意外ともらえるじゃん,どんどん使ってもいいよね」と手当たり次第に施設の建設で使ってしまったが,しばらくすると全然,まったく,これっぽっちも資源が足りなくなる。さっきまで貯蔵しきれないくらいあったはずなのに,なぜか特定の資源だけ異常に減っていることもしばしばだ。
それゆえ,施設の拡充はやや慎重に行おう。領主レベルや各施設のレベル上げは,ほかの施設のレベルと連動している。そのため最低1つはレベルが高くないとならないが,逆に言えばレベルアップを意識するなら1つだけレベルが足りていればいい。筆者は生産数を高めようと,果樹園や草地など複数建設できる施設は平均的にレベルを上げてしまっていたが,これで主にハチミツが枯渇してしまった。
序盤は各種ボーナスなどで資源がもらえることも多いので,無理に施設数を増やして生産数を上げるよりも,1つの施設を集中して上げたほうがよかったように思う。主に蜂の巣と幼獣の生息地,狩りなどの採集手段がなく動物たちのエサとして常に消費する草地は,複数建設しつつレベルも高めておいてよかった施設だ。
このほか「進化」という永続バフが受けられるスキルツリーのような仕組みもあり,強化には大量に資源を使う。しかしその分の恩恵も大きいので,資源の生産量がアップする「領地発展」や,より多くのアルファを編成できるようになる「○○部隊」などは重点的に上げて損はない。そのほかの要素は資源の残量を確認しつつ,様子を見ながら上げていこう。
ただし,これは筆者が限られた時間内でできる限り育成しようとした結果で,のんびり強化していく分にはそこまで資源の枯渇に苦しめられるということはないだろう。
わずかな期間でのプレイとなったが,動物や施設の強化・育成要素が非常に豊富で,こなしたいタスクが積みあがっていけばいくほど「あれが終わったら次はこれやりたい!」とついハマってしまうのは間違いない。
強そうなものから可愛らしいものまで多種多様な動物たちをコレクションしていくのもいいし,直感で気に入った動物はレアリティや性能を度外視で育てたくなってしまった。
気楽にコツコツと遊びたいライトなプレイヤーから,じっくり動物を育成して楽しみたいプレイヤーまで,戦略シミュレーションゲームが好きならぜひ触ってほしいタイトルだ。
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