スマホゲームのセルラン分析（2024年5月16日～5月22日）。今週の1位は「学園アイドルマスター」。中国における1月～3月の収益ランキングも

　データ分析を専門に行うSensor Towerによると，2022年におけるスマートフォン向けゲームの国内収益は約2兆1422億円に達している（関連記事）。そんな世界有数のスマホゲーム大国となった日本で，いま最も売れているタイトルをはじめとした，さまざまなデータを毎週お届けするのが，本連載「スマホゲームのセルラン分析」である。

スマホゲームの国内収益ランキング
（2024年5月16日～5月22日）

順位	前週	タイトル	DL数の前週比	収益の前週比
1	-	学園アイドルマスター（5月16日～）	-	-
2	10	キノコ伝説：勇者と魔法のランプ	-39％	60％
3	2	モンスターストライク	-22％	-12％
4	5	ラストウォー：サバイバル	-32％	5％
5	34	ONE PIECE バウンティラッシュ	10％	202％
6	3	Fate/Grand Order	-6％	-23％
7	116	呪術廻戦 ファントムパレード	305％	1012％
8	11	ロイヤルマッチ	-15％	-5％
9	1	崩壊：スターレイル	-28％	-63％
10	9	ONE PIECE トレジャークルーズ	35％	-23％
11	15	荒野行動	-5％	0％
12	7	俺だけレベルアップな件：ARISE	-60％	-36％
13	18	パズル＆サバイバル	36％	22％
14	8	原神	-8％	-38％
15	4	勝利の女神：NIKKE	-28％	-46％
16	14	ウマ娘 プリティーダービー	18％	-25％
17	28	プロ野球スピリッツA	-4％	63％
18	19	ホワイトアウト・サバイバル	-9％	7％
19	17	ブルーアーカイブ	3％	-7％
20	33	Pokémon Sleep	0％	34％
21	24	トゥーンブラスト	-3％	7％
22	16	プロジェクトセカイ	-3％	-34％
23	12	あんさんぶるスターズ！！Music	-9％	-51％
24	29	モンスターハンターNow	0％	19％
25	23	LINE ポコポコ	-21％	-6％
26	13	eFootball 2024	13％	-50％
27	31	Pokémon GO	6％	15％
28	22	ドラゴンボールZ ドッカンバトル	22％	-17％
29	27	Age of Origins	-4％	-5％
30	6	ドラゴンクエストウォーク	6％	-67％
31	21	妖怪ウォッチ ぷにぷに	-38％	-31％
32	38	メメントモリ	-33％	13％
33	41	パズル＆ドラゴンズ	7％	23％
34	26	ガーデンスケイプ	-3％	-22％
35	-	異世界のんびりライフ（5月17日～）	-	-
36	97	PUBG MOBILE	0％	162％
37	35	放置少女	10％	-18％
38	32	ディズニー ツイステッドワンダーランド	6％	-24％
39	37	ホームスケイプ	-2％	-16％
40	30	LINE：ディズニー ツムツム	-12％	-27％
41	46	信長の野望 覇道	-6％	3％
42	39	フィッシュダム	-31％	-21％
43	44	陰の実力者になりたくて！マスターオブガーデン	-1％	-5％
44	47	ロマンシング・サガ・リ・ユニバース	-28％	1％
45	55	HIT : The World	-36％	9％
46	69	Call of Duty: Mobile	11％	48％
47	42	ブロスタ	-4％	-20％
48	45	アウタープレーン	-17％	-14％
49	49	にゃんこ大戦争	-9％	-5％
50	157	アズールレーン	114％	288％

※データはSensor Towerから引用。データのない箇所は「-」と記載
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない

1～25位のグラフ。縦軸（収益）の値は本連載では非公開

　国内収益ランキング1位は，バンダイナムコエンターテインメントが5月16日にサービスを開始した，アイドル育成シミュレーション「学園アイドルマスター」（iOS / Android）だ。「アイドルマスター」シリーズの完全新作であり，シリーズで初めて学園を舞台にしている。
　プレイヤーはアイドル育成校「初星学園」のプロデューサー科の生徒として，アイドル科の生徒をスカウトし，立派なアイドルに育てていく。



　「呪術廻戦 ファントムパレード」（iOS / Android）は，ハーフアニバーサリーを迎え，メモリークエスト「懐玉・玉折」（関連記事）を5月21日に開始した。新SSRキャラクター「[蒼き最強]五条悟」の実装が，前週比1012％の増収につながり，116位から7位まで順位を上げた。


　また，Justfungameが5月17日にリリースした新作「異世界のんびりライフ」（iOS / Android）は35位にランクイン。個性豊かなモンスター娘たちとのスローライフを楽しめるRPGで，えなこさんらコスプレイヤーが出演するWebCMも公開されている。

中国における1月～3月の収益ランキング

　今回は，中国における2024年1月～3月の収益ランキングを紹介しよう。前期（2023年10月～12月，関連記事）と比較したデータも併記しているので，参考にしてほしい。

順位	前期	タイトル	DL数の前期比	収益の前期比
1	1	王者荣耀	52％	17％
2	2	和平精英	53％	15％
3	9	チームファイト タクティクス	5％	98％
4	22	CrossFire: Legends	30％	480％
5	3	逆水寒	-11％	-35％
6	5	リーグ・オブ・レジェンド：ワイルドリフト	-7％	1％
7	6	崩壊：スターレイル	2％	-4％
8	4	原神	-6％	-37％
9	7	夢幻西遊	0％	-12％
10	11	エギーパーティー	19％	16％
11	10	捕魚大作戦	-2％	-5％
12	8	三國志 真戦	11％	-24％
13	-	恋と深空（1月18日～）	-	-
14	18	火影忍者	28％	59％
15	21	爆走ドリフターズ	-8％	13％
16	15	JJ斗地主	-5％	-8％
17	19	Anipop	10％	-2％
18	23	元梦之星	81％	31％
19	-	世界之外（1月26日～）	-	-
20	60	Identity V	198％	261％
21	20	途游休閑捕魚	-8％	-17％
22	17	率土之濱	-23％	-23％
23	38	Call of Duty: Mobile	3％	57％
24	13	三魚国志	-30％	-44％
25	39	Arena Breakout	39％	50％

※データはSensor Towerから引用。データのない箇所は「-」と記載
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない

　2024年1月～3月における中国スマホゲーム市場全体の収益は，前期比で4％増加した。一方，前年同期（2023年1月～3月）と比べると，12％の減収となった。

　Top25のうち最も収益を伸ばしたタイトルは，前期比480％増の「CrossFire: Legends（穿越火线:枪战王者）」だ。お花見をテーマにしたイベントを3月23日から開催し，高い収益を記録した。


　日本でも人気の高い「Identity V」は3月末に中国で6周年を迎え，人気衣装の復刻イベントを実施した。前期比で261％の増収を達成し，60位から20位まで順位を上げている。


　また，新作は2タイトルがランクイン。13位の「恋と深空」はPapergamesが1月18日にサービスを開始した乙女ゲームだ。同社のグローバルブランドInfoldgamesから日本でも同日にリリースされている。


　19位の「世界之外」はNetEaseが1月26日に中国でリリースしたアドベンチャーゲームで，こちらも女性向け。中国のWeb小説「无限恐怖（無限恐怖）」に端を発する「无限流（無限流）」というジャンルの作品で，無限の世界を舞台に「彼」との出会いと別れを繰り返していく。

Sensor Tower 日本語公式サイト

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