プレイレポート
[プレイレポ]渋谷を舞台に魔法使いが活躍する「REYNATIS/レナティス」は,簡単操作でスタイリッシュに戦える新規IPのアクションRPG
本稿ではネタバレにはならないように,チャプター4までの範囲内で独自の世界観やアクションの魅力などを紹介しよう。なお,掲載しているスクリーンショットや操作方法の表記はPS5版のものだ。
「REYNATIS/レナティス」公式サイト
渋谷と魔法の融合から作り出された独特のビジュアル
「REYNATIS/レナティス」は新規IPのアクションRPGということで,ゲームの世界観を形作るための設定が練り込まれており,それをビジュアルで分かりやすく表現しているのが大きな特徴だ。
ビジュアルでゲームの世界観を魅力的に提示している最たる例が,本作の舞台となる渋谷の街である。日本でおなじみのチェーン店,渋谷を象徴する建造物などが実名で描かれており,ビルのサイズ感や道路の幅などもほぼ現実の渋谷と同じ尺度で再現されている。
??渋谷警備記録 No.1??
— REYNATIS/レナティス 公式 (@reynatis_game) June 3, 2024
毎週月曜日に、佐理が警備を行いながら
現実の #渋谷 の名所や店舗と比較紹介していきます!
▼SPOT No.1#スクランブル交差点
#レナティス #reynatis #shibuya pic.twitter.com/X48uz5tuDk
フィールドや背景などをリアル寄りに描画している一方で,本作の主要人物である魔法使いたち,魔法に引き寄せられて出現するM(モンスター)と呼ばれる敵,そして敵味方が繰り出す魔法やアクションは派手かつ見栄えがするアニメのようなビジュアル&エフェクトに統一されている。
リアルな渋谷の街並みを背景に,エッジの利いたキャラクターを操作してアクションや探索を楽しむ感覚は本作ならではの魅力だ。
真逆の視点から世界を映し出すストーリー
本作の世界は「魔法が当たり前に存在する世界だが,魔法使いは危険視,迫害され続けている」「魔法使いの多くは体制派,反体制派のギルドに分かれて一触即発状態」「渋谷には違法魔法薬物 ルブルムが蔓延し,Mも出現する」といった多くの問題を抱えているため,ゲーム開始時からシリアスな物語が展開していく。
渋谷の治安維持を務めるM.E.A.に所属する西島佐理,どこの組織にも属さず渋谷をうろつく魔法使いの青年・霧積真凛。2人の主人公を交互に操作して,メインストーリーを進めていくことになる。
魔法使いを取り締まる側の西島佐理に対し,図らずも取り締まられる側に回ってしまった霧積真凛。まったく正反対となる2つの視点から,渋谷で発生する事件に挑むというわけだ。
2人の立場の違いが,ゲームシステムとしてうまく作用しているのも本作の特徴だ。
国家に認められた公の組織に属する西島佐理を操作するチャプターは,比較的自由に渋谷の街を動き回れる。一方,霧積真凛のチャプターではルブルム中毒者やMとの戦闘はもちろん,人前でフードを脱ぐ(一瞬,魔力を解放する)だけで通報されてしまい,M.E.A.の取締官が群がってくる。
幸いにも序盤に出現するM.E.A.はあまり職務に熱心でないのか(?),執拗にプレイヤーを追いかけてくるようなことはなかった。ただし,魔法を解放したエリアから移動せずに立ち止まっていると,高い攻撃力を備えたM.E.A.魔法使いエリート部隊が登場。迫害を受けている魔法使いの立場を身を持って実感することになるだろう。
抑圧(回避)と解放(ラッシュ),2つのモードを使い分けて戦う
本作のバトルの仕組みや,気持ちよく戦うためのポイントにも触れておこう。
メインストーリーを進めていくと,西島佐理と霧積真凛のどちらにも仲間が現れ,3人のキャラクターをシームレスに切り替えながら操作できるようになる。キャラクターによって,スキルの威力や攻撃範囲,通常攻撃のスピード,耐久力や移動力などに違いはあるが全員ハイポテンシャルだ。
序盤に遭遇するルブルム中毒者やMが相手であれば,通常攻撃(□ボタン)とスキル(△/〇ボタン)を連打し,アドリブで回避(R1ボタン)を織り交ぜれば難なく倒せるだろう。
しかし,通常攻撃やスキルを発動できる“解放”状態では,つねにMP(魔力)を消費している。魔力は時間経過で緩やかに回復するが,解放状態のまま行動しているとMPが枯渇する瞬間がどうしても訪れ,派手なスキルで敵を蹴散らしたり,スムーズに倒せなくなったりしてしまう。そこで重要になってくるのが,“抑圧”状態での行動だ。
抑圧状態中は一切の攻撃ができない代わりに,回避能力が大幅に向上する。敵の近接攻撃に合わせて回避すると,魔法陣のゲージが発生。ゲージがMAXになった瞬間にボタンを離すと,“回避吸収”に成功して大量のMPを回復できる。
さらに,回避吸収により魔力を最大まで回復してMPゲージが発光すると,形勢逆転の大チャンスだ。発光状態で[L1]ボタンを押してバースト解放,もしくは攻撃を当てれば,敵はのけぞり一定時間攻撃し放題になる。
このチャンスにキャラクターチェンジを使って確実にスキルを当てると大きなダメージを与えられるうえ,パーティで連携攻撃を繰り出しているように見えるのがカッコいい。ぜひオススメしたい立ち回りの1つだ。
世界観,ビジュアル,ゲームシステム。いずれにも独自性が見られる「REYNATIS/レナティス」。今回紹介した範囲(チャプター4まで)ではサイドクエストの数が少なく,自由に動ける渋谷の範囲が限られていたが,こうした懸念はチャプターを進めていくと徐々に解消されていった。
何より新しい試みに満ちているので,アクションRPGに“新しさ”を求めている人には,ぜひ手に取ってもらいたいタイトルだ。
「REYNATIS/レナティス」公式サイト
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