プレイレポート
[プレイレポ]スイッチやカウンターを駆使して,仲間とともに強大なボスへ挑もう。「SAO フラクチュアード デイドリーム」クローズドβレポート
「ソードアート・オンライン フラクチュアード デイドリーム」公式サイト
本作にて主人公のキリト達が挑むのは,仮想世界の新機能「ガラクシア」の暴走により,「ソードアート・オンライン」シリーズに登場したあらゆるプレイヤーの記憶と世界が混ざり合うという異変だ。プレイアブルキャラクターも,キリトを筆頭にお馴染みの面々がそろっている。
今回プレイできたのは以下の6キャラクターで,それぞれ異なるロールが与えられている。
・エギル:生存能力に秀でた「TANK」。挑発スキルで敵を引き付け,仲間を守る
・アルゴ:攻撃能力に特化した「ROGUE」。素速い動きで敵を攪乱する
・シノン:遠距離攻撃を得意とする「RANGER」。後方から攻撃する遠隔アタッカー
・オベイロン:集団相手の戦闘が得意な「MAGE」。状態異常で敵を阻害できる
・リーファ:味方の支援に秀でた「SUPPORT」。バフや回復スキルで仲間を補助する
それぞれのロールには,攻撃スキルや回復,デバフなどの効果を持つ「アドバンススキル」と,クールタイムは長いが強力な効果を持つ「アルティメット」が用意されている。アドバンススキルは,敵を倒したりクエストを進めたりすると上がっていく「覚醒レベル」が一定になると,1つ選んで解放できる。覚醒レベルはクエストごとにリセットされるので,その時々で解放順を選びながら遊べるのが面白い。
また,各キャラクターはそれぞれの特徴に合わせた固有の「エクストラスキル」を持つ。たとえばキリトであれば,敵を攻撃するなどで「エクストラスキルゲージ」が溜まっていき,MAXの状態でエクストラスキルを発動すると「覚醒」できる。覚醒すると,一定時間ごとのHP回復や,アドバンススキルのクールタイム短縮,スキル発動直後にジャストガード判定が発生など,さまざまな強化が付与されるといった具合だ。
このほか,一部のキャラクターには「特殊アクション」があり,今回プレイできたキャラクターでは,リーファとオベイロンが空中での移動や攻撃を可能にする「飛行」を,シノンが「銃撃」を使用できた。
クローズドβテストでは,キリトを操作してゲームの基本を学べるチュートリアルと,「Co-Opクエスト」と「ボスレイド」の2つのゲームモードを遊べた。どちらも4人1組のパーティー5つ,計20人のプレイヤーでチャレンジするオンライン専用のマルチプレイモードで,参加人数が足りない場合はNPCが参戦するので,必ず20人で挑むことになる。1つ注意したいのは,同一パーティー内に同じキャラクターを複数入れられないという点だ。製品版をプレイする際には,キャラクターを何人か操作できるようにしておくと,より遊びやすくなりそうだ。
「Co-Opクエスト」は,開始直後はそれぞれ異なる場所で戦っていた5つのパーティーが,敵を倒したり,コンソールを無効化したりとクエストを進めていく内に,段階的に合流していくというもの。最後のボス戦では,20人全員が集結して総力戦を繰り広げる。
「ボスレイド」は,ボスに最初から5パーティー全員で挑むことになる。今回は,原作でもおなじみのザ・スカルリーパー討伐にチャレンジできた。
プレイ中,宝箱を開けたり,特定の敵を倒したりすると「エクステンション」を獲得できることがある。エクステンションはキャラクターを強化できるアイテムで,攻撃力アップや移動速度アップなどの効果を得られるが,1つしか所持できない。ただしクエスト中の入れ替えは可能だ。
ボス級の強力な敵には,名称とHPゲージに加え「ブレイクゲージ」が表示される。ブレイクゲージはダメージを与えると増加していき,100%まで溜めると敵がダウンして,大ダメージを与えるチャンスが生まれる。
また,ボスバトルでは,プレイヤー同士の連携が必要になるギミックも登場した。例えば「スイッチチェイン」は,その場にいるキャラクターたちが交代しながら連続で攻撃する技で,ボスのHPが一定以下になると発生する。攻撃順が自分に回ってくると,操作指示とタイマーゲージが表示され,ゲージが無くなる前に該当するボタンを押せれば「チェインアタック」が発動する。その場にいるキャラクター全員の順番が終わると,スイッチチェインに参加したキャラクター全員が同時攻撃する「チェインフィニッシュ」が発生し,ブレイクゲージを多く溜められる。
ほかにも「シンクロカウンター」は,ボスが大技発動前の準備モーション時に,指定されたエリアに入り,該当するボタンを押してカウンターの準備をするというもの。マップ上に表示された金色のサークルすべてのカウンター準備ができれば成功で,ボスの大技発動とともにシンクロカウンターが発動し,ボスの技をキャンセルしてダメージを与えつつ,ブレイクゲージを増加させられる。この時,青色の
サブサークルも全て埋めると大成功となり,効果が上昇する。
こうしたギミックのおかげで,本作の戦闘はチームで戦っている感がとても強かった。とはいえ,一人で動いている時間に面白みが無いかといえばそんなことはない。攻撃ボタンを連打するだけで,アニメのバトルシーンさながらのコンボを繰り出しつつ,最後にフィニッシュ技を決めたり,空中ダッシュで自由に動き回ったりと,ソロでもド派手なバトルを楽しめる。
ただ,通常攻撃をジャンプやステップでキャンセルできないため,ずっと一人で相手の攻撃を避けながら戦う,というのはちょっと難しそうだった。
また,各キャラクターやロールで使用できるスキルは,それぞれの役割に沿ったものが多く,こちらも仲間とうまく協力すれば,非常に大きな効果を発揮できると感じた。MMORPGなどで役割分担しながら戦うのが好きだった人は,より戦闘を楽しめるだろう。
そして戦闘の最後には,原作ノベルやアニメのワンシーンにもあった「ラストアタックボーナス」の奪い合いも存在し,随所でしっかりと「ソードアート・オンライン」感を味わえるタイトルになっていた。
目立つ不具合や通信トラブルなどにも遭遇せず快適に楽しめたので,よりブラッシュアップされるであろう製品版の仕上がりにも期待が高まる作品だ。
リリース予定は2024年内とまだ詳細は不明だが,「ソードアート・オンライン」を題材にMMOみたいな戦闘が楽しめるとあっては,原作ファンとしては楽しみにならざるを得ないだろう。今後の動向に注目しつつ,続報に期待したい。
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(C)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project
(C)Bandai Namco Entertainment Inc.
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