プレイレポート
[プレイレポ]「聖剣伝説 VISIONS of MANA」,「ピックル」での移動や,「精霊器」を使った探索とクラスチェンジなどを開発バージョンで体験
今回,メディア向けの試遊会に参加することができたので,インプレッションを交えてその概要をお伝えする。
「聖剣伝説 VISIONS of MANA」公式サイト
今回体験できたのは,「ヴァル」「カリナ」「モートレア」の3人が編成されたパーティを使ったフィールド探索および通常バトル,そしてボスバトルだ。
本作には,陸上の移動手段となる仲間「ピックル」が新たに登場するが,その理由はフィールドの広さにある。どの程度広いかというと,筆者が当初「あれ? オープンワールド?」と勘違いしてしまったくらいである。そうした広めのマップがいくつか用意され,最終的には星の上を一とおり巡る(世界中を巡る)ようなイメージでゲームが展開していくとのことなので,全体ではかなり広?なフィールドを冒険することになりそうだ。
ピックルは通常移動のほかダッシュも可能。ダッシュ中に敵に向かっていけば蹴散らすこともできる |
フィールド探索中は,キャラクターの2段ジャンプも可能 |
本作の大きな特徴となるのが,「精霊器」の存在だ。精霊器は,その名のとおり精霊の力を宿した道具で,探索やバトルで使うことにより,それぞれの精霊の力を借りられる。今回は,風の大」精霊「ジン」の力を宿した精霊器「ジンブーメラン」を使うことができた。
フィールド上には,特定の精霊器を使うとギミックが発動するポイントが点在している。今回のプレイでは,吊り橋が落ちた谷を渡るため,上昇気流に乗って大ジャンプしたり,行き止まりに見えるところに岩を浮かせて足場を作ったりできることを確認した。とくに大ジャンプは,タイミングよくジャンプボタンを押すことにより,非常に気持ちのいい体験ができる。
また,新たな精霊器を手に入れてから探索済みのフィールドを訪れると,思わぬ発見があるかもしれないとのこと。
上昇気流を発生させ,大ジャンプで崖を越える | |
発生させた足場をジャンプや空中ダッシュで渡っていく |
本作のキャラクターには「クラス」の概念があり,精霊器をキャラクターに装備させると,その精霊の力が宿って「クラスチェンジ」ができる。クラスは,それぞれステータスや装備できる武器が異なるほか,バトル中に専用アビリティや特技が使用可能となる。なお本作におけるクラスチェンジは,そのときどきのゲーム内の局面に合わせて,クラスを切り替えて攻略していくための仕組みという位置付けのようである。
さらに,例えばジンブーメランならヴァルが装備すると「ルーンナイト」,カリナが装備すると「マイヒメ」といったように,キャラクターによって少し個性が異なるクラスになる。そのため,プレイヤー各自のバトルスタイルやほかのキャラクターとの組み合わせ,敵の弱点などを踏まえてクラスチェンジしていくと効果的だ。
クラス「カンナギ」のカリナに…… |
ジンブーメランを装備すると「マイヒメ」にクラスチェンジ。コスチュームも変わる |
バトルは,フィールド上で敵に近付くとシームレスにスタートする。操作は,キャラクターの移動やカメラ操作に加え,通常攻撃,特殊攻撃,回避・受け身,ジャンプ,操作キャラクターの変更が可能。通常攻撃および特殊攻撃は,ボタン長押しなどで変化する技もある。
加えて,ジャンプ中に攻撃ボタンを押せば空中攻撃,回避・受け身ボタンを押せば空中ダッシュが可能で,かなり自在にキャラクターを操作できる。
また,「聖剣伝説」シリーズの特徴である「リングコマンド」も健在。さらに,シームレスに特技やアイテムの使用ができるショートカットも用意されている。
さらにリングコマンド使用時はゲーム内の時間が止まるため,バトル中はポーズ機能の代わりに使える。よりテンポの良いバトルを楽しみたいなら,ショートカットを活用するといった使い分けができる。もちろん,ジャンプ中にショートカットを使うこともでき,空中で遠距離技や魔法を放つなんてことも可能だ。
そのほか,フィールド上のNPCから依頼を受けるなどのサブクエストが発生する。今回は,とある場所を占拠しているモンスターの討伐クエストを確認できた。こうしたサブクエストもふんだんに用意されているとのことで,広大なフィールドを飽きることなく探索できるような配慮もなされている。
頭上に「!」アイコンが出ているNPCから依頼を受けて…… |
該当するモンスターを討伐 |
今回は計45分程度のプレイ時間だったのだが,キャラクターの操作やピックルによる移動を筆頭に,本作をプレイしていてストレスを感じる部分がなく,非常にていねいに作られているという印象を受けた。
「聖剣伝説3」のフル3Dリメイク版「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」(PC / PlayStation 4 / Nintendo Switch / iOS / Android)を評価している人であれば,「空中ダッシュなどやれることが増えつつも,決してシビアではないアクションを,本作ではよりストレスなく楽しめる」と説明すれば理解してもらえるのではないだろうか。リリースに向けて,これから続々と新情報を公開していくという本作,期待が高まるところだ。
[インタビュー]シリーズ最新作「聖剣伝説 VISIONS of MANA」では何を大事にしたのか。小山田 将プロデューサーが完全新作に込めた思いを語る
スクウェア・エニックスが,2024年夏にリリースを予定している「聖剣伝説 VISIONS of MANA」について,「聖剣伝説」シリーズ プロデューサーの小山田 将氏に話を聞いた。
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