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[G-STAR 2023]「Phantom Galaxies」は日本語版に意欲あり。韓国のイベントでビジネス向け出展をしていたブロックチェーン関連企業を取材
別の記事でもお伝えしたとおり,法規制によって,韓国ではブロックチェーンゲームをリリースできない。では,なぜ各社は今回のブースを出展しているのだろうか。
BPMG
BPMGは,ブロックチェーンゲームプラットフォーム「GemHUB」を運営する韓国の企業だ。カジュアルなモバイルゲームを中心に,各国の法律またはストアの利用規約に沿った形で,東南アジアなどリリース可能な地域で展開している。同社のプラットフォームはウォレットやトークノミクスなどの機能を備えているという。
また,G-STAR 2023ではトーナメント機能を持った新たなプラットフォーム「GemPION」に参加してくれる韓国のデベロッパを探しているとのこと。つまり,韓国でのサービスはできないが,韓国のゲームを東南アジアでリリースしたい開発会社の支援をしているというわけだ。
GLEN Studio
GLEN Studioは,スマホ向けブロックチェーンゲームの「Random Crypture Defense」と「Crypto Survivor」を開発する韓国の企業だ。前者はAndroid版をソフトローンチ済み,後者は開発中の新作となる。
プロジェクトがスタートしたのは2021年だが,法人化したのは2022年末とのこと。なぜ,規制の厳しいこのタイミングで会社を設立したのか尋ねたところ,NFTを購入してくれたファンの信頼に応えたいことと,将来的にブロックチェーンゲームが再び盛り上がった際に,プロダクトを持っておきたいことが理由として挙げられた。
Blowfish Studios
オーストラリアのBlowfish Studiosは,ブロックチェーンゲーム「Phantom Galaxies」を出展していた。基本プレイ無料で,SteamストアとEpic Gamesストアでは,アーリーアクセス版が11月15日にリリースされている。Phantom Galaxiesは,戦闘機と人型に変形するロボットを操る3Dアクションゲームで,日本語のトレイラーが公開されているので,ゲーム内容はそちらをチェックして確認してほしい。
宇宙を舞台にロボットや戦闘機を操作して戦うゲーム性が,日本のプレイヤーに支持されていることを担当者は認識しており,英語以外では日本語のローカライズを優先していると話してくれた。筆者にも,本作が日本のWeb3ゲーマーのあいだで話題となっていた記憶がある。ちなみに,東京ゲームショウ2022にも出展されていた(関連記事)
なお,オーストラリアのブロックチェーンゲーム規制についても聞いたところ,州によって異なっており,1番ゆるいのはシドニーとのこと。だが,シドニーにもまったく規制がないわけではなく,宣伝文の書き方によってはギャンブル関連の法律にひっかかるので,注意しているそうだ。
「G-STAR 2023」公式サイト
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