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[TGS2023]即死ギミック満載の鬼畜ステージに挑む横スクロールアクション「NINE -Errand-」が出展。Steamで2023年秋にリリース予定
内容としては,めちゃくちゃ貧弱な主人公を操作して,理不尽なステージを進んでいくゲームだった。
まず,主人公は本当に弱い。そして操作性自体も悪く,ジャンプをするだけでも妙な慣性によって,予想以上にすっ飛んでいく。二段ジャンプも可能なのだが,思い切り飛ぼうものなら,もはや着地点がどこになるかまったく予想が付かない。
試遊では,そんな主人公を操作して即死ギミック満載のステージに挑んだが,理不尽な目にあってばかりだった。“トゲに当たったら即死”が基本ルールなようなのだが,このトゲ,刺さるとか刺さらないとか関係なく,どこから触れても死ぬ。地面から突き出ているわけでもなく,空中にも配置されているし,動くし,あまりに殺意しかない。一応,主人公には体力ゲージが存在し,すっ飛んでくる岩など,ダメージを与えてくるギミックもある。
こういったギミックに,操作性の悪いジャンプや動く足場が合わさり,死体の山が築かれていく。
ただ,死んでしまったとしてもリスタートはすぐにでき,チェックポイントから復活してくれるので,死にまくりながら即死ギミックをどうやって突破するのかを考えて攻略していくことになる。
そんな鬼畜なステージをすべて抜け,クリアかと思ったら……試遊の最後にはボス戦が待っていた。いや,これまでギミックを回避するアクションゲームだったのに,ボスってなんだよという感じだが,唐突にプテラノドンのような化け物が襲ってきたのだから対処するほかない。
道中,一度も使うシーンはなかったのだが,本作には通常攻撃や必殺技のボタンがある。この主人公の通常攻撃なので,リーチはものすごく短いし,当たってもミリしか削れない。ついでに使用にはスタミナが必要という貧弱具合なのだが,当てることで必殺技に使うMPが回復するという重要アクションとなっている。必殺技は,火の玉を発射して大ダメージを与えるものだったので,これをうまく使えば攻略できそうな気配はしたが,なにせ一切戦闘を体験しないままいきなりボス戦だったので,挙動を確認している段階で時間切れになってしまった。理不尽!
ちなみに,会場ではその日のクリア者の数が表示されていたのだが,一般公開日でも初日は5人,2日目は7人とのことで,本作の過酷さが分かってもらえるだろう。
本作は2023年秋にSteamで配信を予定しており,記事掲載時点ではストアページがオープンしていないものの,価格は999円となるようだ。
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