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令和の16-BIT新作「アーシオン」がハピネットブースに出展。古代祐三氏のこだわりが随所に詰め込まれた,硬派で遊びやすいSTGだ[TGS2024]
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印刷2024/09/28 16:35

プレイレポート

令和の16-BIT新作「アーシオン」がハピネットブースに出展。古代祐三氏のこだわりが随所に詰め込まれた,硬派で遊びやすいSTGだ[TGS2024]

 コンポーザーやゲームクリエイターとして活躍する古代祐三氏がゲームデザインとディレクションを担う,エインシャントが開発中のシューティングゲーム「アーシオン」が,「東京ゲームショウ2024」(TGS 2024)のハピネットブースに出展されている。

TGS 2024のハピネットブースの「アーシオン」試遊コーナー
画像集 No.002のサムネイル画像 / 令和の16-BIT新作「アーシオン」がハピネットブースに出展。古代祐三氏のこだわりが随所に詰め込まれた,硬派で遊びやすいSTGだ[TGS2024]

 本作は,セガの16ビットゲーム機「メガドライブ」で開発中の新作シューティングゲームだ。TGS 2024では,ステージ1から2までをプレイできる試遊台が設置された。本稿では,その試遊レポートをお届けする。

 設置された試遊台の1つは,なんとブラウン管テレビに接続されたメガドライブ実機だ。この試遊環境の構築を見るだけで,古代氏の強いこだわりが伝わってくる。

ブラウン管テレビでのプレイは,背景などのグラデーションが適度にぼやけてが綺麗に見えるそうだ
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諸事情で本体は露出されていなかったが,ブラウン管テレビ側はメガドライブ実機,液晶モニタ側はHDMI互換機が接続されている。本稿では液晶モニタの画面を撮影している
画像集 No.004のサムネイル画像 / 令和の16-BIT新作「アーシオン」がハピネットブースに出展。古代祐三氏のこだわりが随所に詰め込まれた,硬派で遊びやすいSTGだ[TGS2024]

 ゲームは横スクロールスタイルのパワーアップシューティングで,時間経過で回復するシールド制+残機制を採用している。
 プレイヤー機には,メインショットとサブウェポンがあり,それぞれ別のボタンにアサインされているので撃ち分け可能だ。ショットは,敵を倒すと出現するクリスタル状のアイテムを取るとパワーアップし,被弾するとパワーダウンしてしまう。

「アーシオン」タイトル画面。ボタンは「メインショット」「サブウェポン」「サブウェポン切り替え」にアサインされていた
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滑らかなアニメーションで,母艦から出撃する自機の動きは必見だ
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 サブウェポンは,時折現れるコンテナを打つと出現し,2種類まで装備可能だ。試遊では,自機の斜め上下に弾を連射する「ショット」,電撃をまとった「貫通レーザー」,同時に2発発射して爆風が広がる「ミサイル」,射程は短いが強力な「火炎放射器」などを確認できた。
 それぞれは,同じものを取るとパワーアップして,違うものを取ると切り替えられる仕組みだ。

画面左上がショットパワーとシールドのゲージ,右上のアイコンがサブウェポンだ。後者は2種類装備でき,別の種類を取ると切り替えられる
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味方艦らしき宇宙船が敵の攻撃で破壊されるシーン。このあと,その破片が自機に向かって飛んでくる
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味方艦を破壊した中ボス。拡散弾や巨大アームを飛ばしてくる
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ステージ1のボス。ボスの耐久力は,画面左上のゲージで表示される
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 サブウェポンの中で面白かったのは,取ってもとくに効果のないカプセル状のものだ。これを装備した状態でボスを倒して,ステージをクリアすると画面が切り替わり,ショット&シールド強化や武器スロット追加,残機補充など,シークレットボーナスを1つ得られる。
 攻撃に使えるサブウェポンが1つしかないリスクを背負ってボスを倒すと,特別なボーナスのチャンスが得られるという,よく考えられたゲームシステムに感心した。

シークレットボーナスの画面。ボスとの戦闘で苦労する分,その恩恵を受けると,次のステージがかなり楽になる
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 各ステージの演出も,メガドライブとは思えないほど凝っている。ステージ開始時とクリア時の滑らかなアニメーションや,拡大縮小しながら現れる敵キャラクターの演出などは見ごたえ十分だし,多数の敵や障害物が出現しても画面はちらつかない。
 筆者がメガドライブで遊んでいた当時にこのゲームをプレイしていたら一体どんな気持ちになるのか,プレイ後にしみじみと考えてしまうほどの驚きがあった。今回プレイできたステージから先のシーンで,一体どんな演出を見れるのか,すごく楽しみだ。

ステージ2冒頭,バリュートを展開しながら大気圏突入する自機。SFアニメファンにもグッとくる演出だ
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メガドライブのゲームで見られた多重スクロールの飛行シーン。こういう“らしさ”を感じられる演出もオツだ
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 ゲームの難度に関しては,時間で回復するシールドもあるので,シューティングゲームに慣れていない人でも取っつきやすく,とくに説明も受けず,何度かプレイするだけでルールも把握できるいい感じのバランスであった。
 かといって,決して簡単というわけではない。最初の試遊では,ステージ2のボス戦で攻略手段を掴めず,ゲームオーバーになってしまった。メガドライブのゲームらしい難しいシーンも,この先きっと登場するはずだ。
 そして,メガドライブのタイトルでも多くの名曲を残している古代祐三氏のサウンドも,実機でじっくりと聴いてみたいと思った。

切り離した機首を展開してバリアを張るボス。機首の一部分を壊すと一時的にバリアが消える
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ステージ2のボスを倒したところで試遊は終了。2025年の発売を楽しみにしたい
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 この「アーシオン」は,国内ではSUPERDELUXE GAMESから販売予定で,メガドライブ実機や互換機などで動かせるカートリッジのほか,現行の家庭用ゲーム機にも対応予定だ。現代の技術で再現された,高い完成度を誇る16-BITシューティングの発売を楽しみに待ちたい。

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