プレイレポート
[プレイレポ]「魂斗羅 オペレーション ガルガ」は,武器の秘めたる力を放つオーバーロードが超爽快! 魂斗羅初心者も安心な遊びやすさも魅力
筋肉モリモリにビルドアップされた肉体を誇るヤツが,デカい銃やらなんやらを持ってハチャメチャな銃撃戦をくり広げる,そんな描写が大好きだ。あわよくば自分がそうなりたいとすら思うほど,筋肉と銃に首ったけである。
「魂斗羅 オペレーション ガルガ」(PC / PS5 / Xbox Series X|S / Nintendo Switch / PS4 / Xbox One)は,そんな筋肉と銃に取りつかれた筆者のような人間の欲望を満たしてくれるゲームだ。主人公はマッチョとマッチョ。出てくる銃はマシンガンにホーミングミサイル,火炎放射器なんてものまであり,大変満足のいくラインナップである。
本作は,KONAMIが手掛けるラン&ガンスタイルの横スクロールアクションゲーム「魂斗羅」シリーズの最新作で,1987年に誕生したシリーズ第1作のリメイク作品だ。
もちろんただのリメイクではない。なんといっても新要素が目白押しなのである。魂斗羅の伝統的なラン&ガンスタイルを踏襲しながら現代的にアレンジし,さらに新たなプレイアブルキャラクター,武器の秘められた力を開放する新システムなどを追加し,パワーアップさせたゲームなのだ。
そんな「魂斗羅 オペレーション ガルガ」の発売日が2024年3月12日に決定し,体験版の配信が始まったのは昨夜(2024年2月21日)公開された「Nintendo Direct ソフトメーカーラインナップ 2024.2.21」で明かされたとおり。一足早く体験版をプレイできたので,その手触りをお伝えしよう。
「魂斗羅 オペレーション ガルガ」公式サイト
テロリスト相手に,高火力の武器をぶっ放せ! ガルガ諸島での戦いが幕を開ける
本作の主人公は,魂斗羅ソルジャーであるビル・ライザーとランス・ビーンだ。彼らの戦いの場となるのがガルガ諸島。ガルガの島々はレッドファルコンというテロリスト集団に占拠されており,それを打ち倒すためのミッション「オペレーション・ガルガ」に2人がアサインされ……というところから本作のストーリーは始まる。
ガルガ諸島のジャングルに降り立つと,すぐさま大量の敵がお出迎えだ。この戦場を右へ右へと駆け抜けつつ,手持ちのドデカい銃で敵を倒していく。操作方法はいたってシンプルで,基本は移動と射撃のみ。走りながら狙いをつけて,とにかく撃つ! という感じで,操作感はかなり直観的で分かりやすいものになっている。
さて,実は筆者は魂斗羅をちゃんとプレイするのはこれが初めて。なんせリメイク元の第一作自体,生まれる前の作品である。難しいという話は聞いたことがあるが果たして……と思っていたが,基本操作はシンプルなので慣れるまでにさほど時間はかからなかった。フフッ,思う存分銃と筋肉に没頭できそうだぜ。
走って撃つ! 撃ちながら走る! とにかく撃つ! 基本操作は簡単なのですぐ覚えられるはず |
銃の方向は360°回転させられる。上下左右から襲い掛かってくる敵どもを蹴散らせ! |
どれだけ鍛え上げた肉体であっても,銃弾に当たれば当然痛い。つまりは敵の攻撃をかわす必要があるわけだが,そんなときに便利なのが2段ジャンプや短距離の素早いダッシュ。これらを駆使しつつ,銃弾の雨を掻い潜るのである。キャラクターたちの機動力はかなり高い。さらには“銃を打ちながらジャンプ”など各動作中に銃撃が行えるので爽快なアクションが楽しめる。シンプルに「動かしていて楽しい!」という感じだ。
「魂斗羅ってのは2段ジャンプができるんだろう? イカすぜ!」ぐらいのノリで2段ジャンプをする。こういったノリと雰囲気が最高。そして大切 |
どう見ても銃が撃てる姿勢には見えない。でも撃てる。なぜなら彼らは鍛えているからだ |
片手で体を支えてランチャーをぶっ放せる。なぜなら彼らは魂斗羅だからだ |
アクションはシンプルだが,けっして単純というわけではない。本作には個性豊かな武器が多数登場し,それらを使い分けることでより楽しさの深みが増すのである。
武器の種類は体験版で確認できただけでも実に6種類。シンプルに連射が強いマシンガン,敵を貫通するレーザー,弾が爆発し広範囲を巻き込めるクラッシュガン……扱いやすい武器があればクセのある武器もある。みんな違ってみんな面白い。
筆者はこのホーミングミサイルがお気に入り。絵面の派手さもあり,使っていてめちゃめちゃ楽しい武器だ |
さらには同じ武器をふたつ入手すると,その武器が強化され,より強い武器になる。写真は,強化されて貫通効果の付いた青いホーミングミサイル。ヒャッハー! 粉微塵になりなァ! |
さらに本作では,武器種ごとに設定された必殺技……のようなものが存在する。その名も「オーバードライブ」。冒頭で触れた,武器の秘められた力を開放する今作からの新要素だ。
自動で弾を打ってくれる砲台を展開する,敵の攻撃を耐えてくれるバリアを張る,なんてシンプルなものもあれば,周囲の時間の流れを遅くするなんてとんでもない効果の武器もある。戦局を有利にできる非常に強力なアクションなのだが,その力の代償としてオーバードライブを使った武器は壊れてしまう。
ただ,この“壊れる”というのがまた良い。体験版を遊んだかぎりでは,武器はかなり頻繁に手に入るのだが,手元にはふたつの武器しか持てないので,どうしても「どの武器を手放すのか」というネガティブな選択を取らされることになる。しかし本作は,武器を犠牲にオーバードライブが使えるので,むしろ「どの武器でオーバードライブをするべきか。どこでぶちかまして武器を持ち替えるか」というポジティブな考え方ができるわけだ。ビバ! オーバードライブ!
なお,武器の性能は,それを使うキャラクターによっても少々異なるようだ。ビルとランスはほぼ変わらなかったが,新キャラクターのアリアナはクラッシュガンの挙動が2人と少し違っていた。オーバードライブもまた違うものが用意されていたので,これによってキャラクターを使い分ける楽しみも生まれるのではなかろうか。
ビル,ランスは真っすぐ飛ぶ弾を撃つのだが…… |
アリアナは放物線を描く弾を撃つ。グレネードランチャーっぽい挙動だ |
キャラクターの違いはそれ以外にもある。本作は「ボーナス」(英語版ではPerk)と呼ばれる常時発動するスキルを装備してステージに挑めるのだが,そのなかにキャラクター固有のものが存在するのだ。たとえばビルならダッシュが,ランスなら2段ジャンプが強力になるボーナスを持っている。
ほかにも一部アクションの内容が違っていたり,体力の量が少なかったりなど,キャラクターによる違いはいくつかあるようだ。現在発表されているだけでも6種類のキャラクターがいるようなので,各キャラの特性の違いは製品版で試してみよう。
体験版ではランス,ビル,アリアナのほかにプロボテクターでも遊ぶことができた。ロボってかっこいいよね…… |
スタンリー・アイアンサイドは体験版でもちょっとだけ登場する。パワードスーツもイカすよね…… |
さて。プレイする前は「筋肉だ! 銃火器だ!」とヒャッハーなノリで紹介するゲームかな? と思っていたのだが,実際にプレイしてみると細やかなアクションの挙動やゲームの仕組みに「なるほど」となり,冷静に淡々とゲームの魅力を噛みしめている自分がいた。
プレイしていて感じたのが,とにかくストレスを感じる部分が少ないということ。アクションと世界観にしっかりと没頭できる調整になっているなと感じた。
と,冷静にまとめたが,もちろんけっしてヒャッハーしていないわけではない。実際,筆者の脳内はプレイ中ずっと
「俺の銃と筋肉で,大量の敵をノしてやるぜヒャッハー!!」
といった感じであった。多分プレイすればみんなこうなると思う。
アクションの歯ごたえも絶妙で,しっかりとアクションゲームらしいトライ&エラーで攻略する面白さがあった。シンプルだが奥深い,噛めば噛むほど味がしてくるような楽しさだ。
そんな「魂斗羅 オペレーション ガルガ」の体験版は,本日(2月22日)全プラットフォーム(PC / PS5 / Xbox Series X|S / Nintendo Switch / PS4 / Xbox One)向けに配信が始まっている。「魂斗羅」シリーズ未経験でも楽しく遊べる! というのは筆者が身を持って体験したので,そこはしっかりと太鼓判を押させていただこう。製品版は2024年3月12日に発売予定で,価格は3850円(税込)。Switch版とXbox版(ダウンロード版)の予約受付も始まっているので,気になった人は予約情報もあわせてチェックしてほしい。
「魂斗羅 オペレーション ガルガ」公式サイト
※画像は開発中のものです
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(C)Konami Digital Entertainment
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