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戦闘だけでなく負傷兵の手術やエイリアンの解剖まで忙しくこなすRTS「Live Hard, Die Hard」の試遊レポートをお届け[TGS2024]
本作は,特殊部隊の指揮官として,地球に侵略してきたエイリアンと戦うリアルタイムストラテジーだ。「バトル」と「医療」がテーマとなっており,戦闘パートでは兵士たちを戦わせつつ,傷ついた兵士の治療などもプレイヤーが担当するのが特徴だ。
戦闘はオートバトルで進行し,出撃させた兵士たちは放っておいても勝手にエイリアンたちと戦ってくれる。だが,兵士がやられて医療トラックに移った際にはプレイヤーが医者に指示して兵士を手術し,再び戦線に復帰させなければならない。よくある仕様だと,こういうのは一定のクールタイム後に自動で復活するものだが,本作では復活のための医療部分もプレイヤーの裁量に委ねられているのだ。
兵士を手術することで一定時間後に戦線に復帰できるのだが,もし放っておいた場合は時間経過とともにライフが削れていってしまう。兵士のライフが0になると「心肺停止」となり,制限時間内に蘇生させないと死亡してしまうので,放置せずに手術しよう。
また,本作では時間経過で増えていくEN(エネルギー)を活用することでさまざまなアクションを取れる。戦闘においては,一定量のエネルギーを使用することで「大砲」などの兵器を使用でき,敵のエイリアンに大ダメージを与えられる。そのほか,医療トラック内の「施設強化」にENを使用できるのだが,ENをためられる量には上限があるため,あふれないようにせっせと使わなければいけない。
医療トラックでは,ほかにも倒したエイリアンの死体を「解剖」できる。解剖をすることで「サンプル」を獲得でき,サンプルの量が一定以上に達するたびに「Ωドライブ」のレベルがアップし,バフ効果が発動する「サイドエフェクト」を3択の中から1つ選択して得られる。そのため,エイリアンをどんどん解剖していくのが大事なのだが,解剖は直接医者に指示を出さなければ進まず,さらに死体搬入後に自動で行われる「解析」がある程度進まないと解剖で得られるサンプルが減ってしまうので,指示を出すいいタイミングを見計らわなければならない。
また,死体を「EN変換」するという,もう1つの選択肢もあるので,状況にあわせてどちらにするか考えることも必要だ。とはいえ,のんびりしていると医療トラックのベッドがエイリアンの死体で埋まってしまい,兵士を治療するベッドがないなんてことになりかねないので,こまめに死体処理をしていこう。
そんな感じで,どんどんやってくるタスクを忙しくこなしつつ,エイリアンを撃退していくのが本作のゲームの流れとなる。戦闘では,HPが0になる前に退却したほうが兵士のストレスがたまらないので,戦闘中の兵士のHPゲージにも気を配らなければならない。ほかにも医療トラックの中の状況やENのたまり具合,戦闘の動向なども見なければいけないので,見るところが多めのゲームという印象を受けた。
筆者が実際にプレイした感覚でも,戦闘中は息をつく暇がない感じだ。油断しているとすぐ医療トラックのベッドが埋まってしまったり,ENがあふれそうになったりしてしまっていた。ただ,そうやって忙しくタスクをこなしていくのもまた楽しいもので,リアルタイムストラテジーならではの良質なゲーム体験をすることができた。
なお,兵士たちのデザインや手術中に出るボイスなどがコミカルかつ洋ゲーテイストで面白かったのも付け加えておく。現状では2025年にリリース予定とのことだったので,その日を楽しみにしたい。
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