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[gamescom]化け物だらけの孤島でサバイバル。Indiegalaが手がける新作「Vorax」をプレイしてみた
Voraxは一人称視点で展開するホラーアクションゲームで,謎の病原体が蔓延してしまった地中海のとある島が舞台だ。島民を避難させるために送り込まれた軍隊との連絡が到着48時間後に途絶えてしまい,その調査に向かった傭兵がプレイヤーという設定だ。しかし,乗り込んでいたヘリコプターが墜落,一人で島に取り残されてしまうことに。そんな泣きそうな状況にもめげず,なんとか現状を打破しようと頑張ることになる。
現実ならミッションを放り出してでも生き残ることだけを考えてよさそうなものだが,そこは主人公。傭兵としてのプロ意識がなせるのか,人類の危機に対する責任感なのかは定かでないが,謎の病原菌の発生の原因や宿主におよぼす効果を明らかにするために奮闘するのだ。
実際にプレイしてみると,海外のゲームショウではよくあることだが,誰かがプレイしていたものの続きから始まった。というわけで,そもそもの状況がつかめないわけだが,とりあえずインベントリを見る限り,主人公は銃とライトしか持っていない。
仕方なく暗闇のなかを歩きまわっていると,ゾンビ的ななにかに襲われ,慌てて逃げ出すことに。命からがら逃げてきたはいいが,結局,何をどうすればいいか分からない。途方に暮れているところでブース内を巡回しているスタッフを見つけ泣きついた。
そうすると,最初は持っている道具も少なく,弾薬も限られているので,まずは物資を集めて拠点を作るようにしろと,ものすごく的確なアドバイスをいただけた。やさしい。
スタッフのアドバイスに従って建物を見つけ,まずはその中を物色することに。人が生活していた気配のある建物内は,アイテムの宝庫でナイフに金槌,謎の鍵,銃弾とさまざまなものを調達できた。なんでも島のどこかにはチェーンソウもあるらしく,それを使うと木の伐採なども捗り資材の調達もかなり楽になるという。ついでに武器としても強力で,化物の大群に襲われても安心だそうだ。
ちなみに本作は,サバイバルゲームという側面もあり,食事や睡眠をとらないと活動できなくなってしまう。とはいえ,外を歩いているとやたらとゾンビ的な何かや野犬などに襲われれるので,そこらではおちおち寝てもいられない。プレイヤーが最初にやるべきなのは食糧と寝床の確保のようだ。
今回はプレイ時間の制限もあり,じっくりと拠点を作るようなことはできなかったが,資源を集めればバリケードやフェンス,トラップなども建設できるそうだ。また,昼夜のサイクルもあり天候も変わるので,それにあわせてプレイヤーも行動内容を調整する必要があるという。
なお,本作は体験版がSteamで配信されている。日本語のサポートがないのは残念だが,ホラー×サバイバルというワードにグッとくる人は試してみてもよさそうだ。
「Vorax」Steamストアページ
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