プレイレポート
[プレイレポ]KONAMIの新作音ゲー「ポラリスコード」をチェック。直感的な音ゲーに現代風のデッキビルド要素が加わった意欲作
本作は,8月25日にKONAMIより発表された完全新作のアーケード向け体感音楽ゲームだ。メインコンテンツは,筐体に備えられたデバイスを操作してリズムを奏でる音ゲーだが,ストーリーも同時に展開され,プレイヤーはシバテレビというTV局のインターン生になり,“コンテンター”と呼ばれるキャラクターたちとともに映像コンテンツを作り出していく。
今回会場で15分ほどの試遊体験をできたので,その内容をお届けしていこう。
まずはキモとなる音ゲー要素について紹介しよう。本作では筐体に備わっている「ボタン(鍵盤)」と左右に動く「フェーダー」を使用する。
手前に配置されたボタンは合計で10個あり,区別して叩くのは慣れるまで大変そうに思えるが,音楽に合わせて流れてくるノーツは横幅が広く,おおよそのあたりを叩けば問題ない。高難度になるとノーツが細くなるなど,シビアな操作も要求されるかもしれないが,一旦は気にしなくて大丈夫だろう。
もうひとつの入力デバイスとなるフェーダーも直感的にプレイできる。画面上に緑とピンクの矢印が表示されるのでそのタイミングで,フェーダーを左右に動かせば成功判定となる。中にはしばらくホールドするものや,左右に一定時間動かすものがあるが,視覚的に分かりやすいので一度プレイすればすぐに理解できるはずだ。
本作の面白い点として,体感音楽ゲームの要素に加えて,デッキビルド要素が用意されている部分が挙げられる。デッキにはメインとなるコンテンターとサポートスナップを配置でき,スコアやコンボボーナスの増加,ライフの減少を一定時間防ぐなどさまざまな効果を得られる。
今回は15分ほどの試遊となったが,詳しい説明がなくとも直感的に遊べる音ゲーは1プレイ目から楽しく,あっという間に時間は過ぎてしまった。
個人的には,アーケードの音ゲーにクリア難度を緩和するデッキビルド要素を加えたのは,かなり冒険したようにも感じるが,プレイヤーが全員ストイックに上達を目指すわけでもないし,そもそもソシャゲの音ゲーは問題なく成功しているし,まったくもって問題ないだろう。
なお,本作は9月に実施されたロケテストに続いて今回が2回目のお披露目の場となった。いまだに稼働日は発表されておらず,情報の露出も少ないが,今回のイベントを皮切りに少しずつ新情報が発表されていく可能性もありそうだ。本作の続報が気になる人は,公式サイトや公式Xをチェックしておこう。
「ポラリスコード」公式サイト
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ポラリスコード
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