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[TGS2023]メカを組み立てバトルレーシングに挑む,「BREAK ARTS III」試遊レポート。自由で幅広いカスタマイズを駆使して憧れの専用機を
8月には全ロボットファンが待ちわびた「ARMORED CORE VI」(PC / PS5 / PS4 / Xbox Series X|S / Xbox One)がついに発売を迎え,ゲームシーンでは空前絶後のロボットブームが訪れていると言っても過言ではない(と思う)。
今回紹介するのは,ロボットを自由にカスタマイズし,最強最速を目指してバトルレーシングに挑むアクションゲーム「BREAK ARTS III」だ。東京ゲームショウ2023のPLAYISMブースにて試遊できたので,そのプレイフィールをお伝えしよう。
「BREAK ARTS III」公式サイト
「BREAK ARTS III」とあるように,本作はスマホ向けにリリースされた「BREAK ARTS:cyber battle racing」(iOS / Android),PCおよびPS4でリリースされた「BREAK ARTS II」に続く,BREAK ARTSシリーズ最新作だ。コンセプトは“メカカスタマイズ総合競技”とのことで,本作では純粋に速さを競う「レース」と,フィールドを自由に戦う「バトル」,そしてレースとバトルが融合した「バトルレーシング」の三つの競技が楽しめる。
BREAK ARTSシリーズの特徴は,そのカスタマイズの幅広さだ。性能に直結するパーツを選んでマシンスペックを極めていくのはもちろん,可動ジョイントを使用することで,パーツの展開,分離,回転といったギミックを取り入れ,見た目にこだわったメカを思う存分生み出せる。
さらに今作では性能制限を気にせず,好きに作ったメカを飾れるジオラマや,ステージにあった性能をとことん追及するスコアアタックモード,これまでとは違うゲーム体験となるCo-opモードも実装予定だ。
試遊では,プリセットで用意された機体を使ったバトルレーシングとバトルが楽しめた。せっかくなので,今回はバトルレーシングをプレイしてみることに。
バトルレーシングは,スピードとバトルを掛け合わせた競技で,速さはもちろんのこと,敵をいかに撃墜するか,撃墜をいかに回避するかも順位に関わってくる。バリバリと敵を撃墜しながらトップを狙うぞー! と意気込んで挑戦してみたのだが……これが難しい。
まず機体の挙動を把握するのが難しく,スピードに乗ってコーナーに突っ込んではコースアウトしまくるハメに。レースゲームあるあるだが,しっかりとスピードをコントロールしなければいけない。急加速するブースターを使い,力業でカーブを曲がることもできそうだが,自分の腕ではそんなことは不可能だ。機体コントロールすらままならない状況で,とても戦っていられる状況ではない。敵にはボコスカ撃たれ,コースアウトを繰り返し,ボロボロになりながらゴールしたものの,あえなく最下位という結果に終わった。
試遊の成績は散々だったが,操作性はよく,慣性コントロールや挙動などに慣れてしまえば,スタイリッシュに戦うこともできそうだ。
自分のロボットをカスタマイズし,最適な組み合わせを見つけ,ブラッシュアップしていく楽しさが味わえる本作。現在絶賛開発中とのことで発売日は未定だが,“メカカスタマイズ総合競技”のコンセプトどおり,発売後は長く楽しめるタイトルになりそうだった。
「BREAK ARTS III」公式サイト
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