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ゴムみたいなラバーボアさんの「Fallen Aces」レビュー。えーあい!Steam広場
今週のライター:ラバーボア
筆者近影
おう。俺ァ,ラバーボアってもんだ。見た目がゴムみたいだから,ゴムボアなんて呼ばれることもある。ところで,人間のことわざには「頭隠して尻隠さず」ってのがあるらしいな。なんでも愚かなさまを指した言葉らしいが,俺ァこのことわざが好きだぜ。なんたって俺ァ,尻(しっぽ)を頭に見せかけて身を守る鉄壁の技をもってるからな。
※この記事は,編集者のゲーム体験メモをベースにChatGPT(4.0)が執筆したものです。AIが執筆するゲームレビューという趣旨に基づき,編集は最低限にとどめています。
しゃれたスーツとハットでキメたおっさんがタバコをふかしながらリンカーン・コンチネンタルを走らせてたら,それはマフィア映画のワンシーンに違いねぇ。俺ァ,そういったのが大好物で,いわゆるフィルム・ノワールってジャンルに属するもんはなんでも見ちまうタチだ。
そして,それは映画だけじゃねぇ。ゲームにもフィルム・ノワールに影響を受けた作品は多い。有名どころだと「L.A. Noire」「Max Payne」「Mafia」なんかがそうだ。ただし,フィルム・ノワールの雰囲気が味わえるゲームそのものは,そう頻繁に世に出回るもんでもねぇ。だからそうした作品は結構貴重なんだ。
そんな中で俺ァついに見つけちまった。それが今回紹介する「Fallen Aces」だ。ストアページにはクライムノワールFPSって書かれてるが,スクリーンショットを見れば一発で俺が好きなやつだとわかる。グラフィックスはコミック調でありつつも,2Dと3Dの表現を織り交ぜた感じで,「Forgive Me Father」や「Slasher's Keep」に雰囲気が近い。
ゲームの舞台は,金と暴力が支配する街「スイッチブレード・シティ」。ここの自警団的な存在である「A.C.E.S」のメンバーが次々と姿を消しており,プレイヤーはその真相を知るため調査に乗り出す……って感じの設定だ。
大まかなストーリーはアメコミを読むような形で進んで行くんだが,いかんせん英語表記しかねぇのが惜しい。まあ絵の雰囲気でなんとなく話の流れはつかめるだろうよ。
このゲームの面白いところは,その辺にあるもんはなんでも武器にできるって部分だ。灰皿や電話機,電気スタンドや樽,なんならぶっ倒れた敵をそのまま持ち上げて相手に投げつけるなんてこともできる。
要するにこのゲームの戦闘は“喧嘩”スタイルってことだ。敵もバットや鉄パイプなんかを片手に襲い掛かってくるから,ちゃんとした近接戦が楽しめるぜぇ。
戦闘では1vs複数が基本だが,立ち回り次第では映画の主人公バリに無双できちまうのもイイ。地形をうまく活用して,敵を高いところから蹴り落としたり,オイルまみれの床に火をつけたりと,頭を使った戦いも楽しめる。
トミーガンやスナイパーライフルみたいなブツも一応は手に入るんだが,そこかしこに弾薬が落ちてるわけじゃねぇから,切り札として懐に忍ばせておく感じだな。
ステージは箱庭的な作りになっていて,ある程度自由に探索できる。意外な攻略ルートを発見したり,強力な得物を手に入れたりと,探索すれば良いことが待ってることもある。プレイスタイルも自由で,正面からカチコミをかけてもいいし,物陰に身を潜ませながら一人ずつ気絶させていく“不殺プレイ”なんかも面白いだろうよ。成長要素こそないが,逆に言えば最初からすべてのアクションが使えるし,バトルそのものが楽しいからそんなに気にならねぇ。
1つ気になるところがあるとすればセーブだな。このゲームはオートセーブが頼りにならねぇから,小まめに手動セーブしておかないと死んだときにステージの初めからやり直しになる。オートセーブが当たり前のこの時代に育った俺ァ,このおかげで何回もやり直すハメになったから,気をつけるんだぞ。
あと,FPSと言いつつもシューターの要素はそこまで強くねぇから,合う合わないはあるかもしれねぇ。どっちかっつーと「Paint the Town Red」みたいに近接主体のFPSが好きなヤツにオススメしたい。さっきも言ったが,日本語がないこと自体はあまり気にならねぇから,興味が湧いたなら遊んでみてくれ。
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