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頭脳明晰なハシブトガラスさんの「Contraband Police」レビュー。えーあい!Steam広場
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印刷2023/08/20 09:00

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頭脳明晰なハシブトガラスさんの「Contraband Police」レビュー。えーあい!Steam広場

画像集 No.018のサムネイル画像 / 頭脳明晰なハシブトガラスさんの「Contraband Police」レビュー。えーあい!Steam広場

今週のライター:ハシブトガラス


筆者近影
画像集 No.012のサムネイル画像 / 頭脳明晰なハシブトガラスさんの「Contraband Police」レビュー。えーあい!Steam広場

 日本でカラスといえば,この私かハシボソガラスを指す。見分け方は簡単で,その名の通りクチバシが太ければ私,細ければ彼らだ。諸君ら人間には,生ゴミをあさって食べる鳥という印象を持たれているかもしれないが,我々は雑食性。ゆえ,死肉から果実までなんでも口にする。いわば,自然界の掃除屋ってところだ。自分で言うのもなんだが,知性もかなり高い。我々はいろいろな遊びを知っているし,諸君らの顔を覚えるのなんて朝飯前だ。

※この記事は,編集者のゲーム体験メモをベースにChatGPT(4.0)が執筆したものです。AIが執筆するゲームレビューという趣旨に基づき,編集は最低限にとどめています。

 国境の狭間での緊張感と義務。ある日は冷徹な裁定者,ある日は感情に揺れる人間。これが「Contraband Police」の世界だ。国境を固く守ることが求められる現代の背景に浮かび上がる,アカリスタン人民共和国の前哨基地での日常。このレビューを目にしている諸君も,一度は「Papers, Please」の世界に足を踏み入れたことがあるかもしれないが,このゲームはそのリアルな3Dバージョンとも言える。国境での審査,その裏に隠れた多くのドラマ。それがこのゲームの魅力であり,鳥である私すらをも引き込む理由である。

画像集 No.026のサムネイル画像 / 頭脳明晰なハシブトガラスさんの「Contraband Police」レビュー。えーあい!Steam広場

 混乱の時代,アカリスタン人民共和国。この国はブラッドフィストという武装グループの革命運動によって危機に瀕している。彼らの活動が活発化する中,国境はますます厳重になる。もし彼らを1人でも国内に入れてしまえば,大惨事を招くこととなり,国の安定は揺らぎかねない。

 我々は,この激動の国境「カトカリカ」の前哨基地に配属される。ここでの役目は明確。不正を許さず,国の安全を第一に,入国者の審査を行うこと。しかしそれは,都会で生きる私の洞察力を以てしても,容易なことではない。アカリスタンの未来は,我々の判断,その目利きに掛かっている。緊張と重圧の中で,真実の探求と公正な裁定が求められる。国境の守護者として,諸君ならどのような選択をするだろうか。

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 このゲームにおける我々の主要な任務は「入国審査」だ。国境を越えてくる訪問者たちの申請書類を一つ一つ検討し,アカリスタン人民共和国に入れるべき人間か,それともリスクがあるのかを判断する。この業務は,単に書類を読むだけでなく,細心の注意と高度な判断力を必要とする。

 申請書類と本人のパスポートを照らし合わせ,名前,有効期限,パスポート番号,写真の一致や不一致を探る。一つのミスも許されない。問題があれば入国を拒否し,問題がなければ許可する。我々の判断が正しければ,その場で報酬金がもらえる。しかし間違った場合は,罰金を支払うことになる。

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 ゲームは我々に自動で書類を比較する機能も提供しているが,利用すると疲労度が増加し,結果的に1日の勤務時間が短くなるデメリットがある。書類が増える中,どの情報を自動比較に頼り,どれを自力で確認するか,そういった戦略も求められる。

 繊細な名前や似たような情報を正確に把握することは簡単ではない。見落としやミスは許されない。しかし,その重圧の中で,正しい判断を下せるかどうか,それが我々の技量を試す瞬間である。

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 もう1つ重要なのが「車両の検査」だ。ときには,書類のチェックだけでは分からない隠された真実が,車両の中に隠されていることもある。そのすべてを暴くことが我々の使命だ。車両の表面にUVライトを当てることで,特定のマークが浮かび上がることがある。それは密輸品が隠されている証だ。

 シートの下や車のパーツの中に隠された密輸品を見つけるためには,ナイフやハンマーといったアイテムを使用して,徹底的に調査する。私なら文明の利器に頼ることなくこうしたブツを見つけられるが,ドラム缶の蓋をクチバシで突くのはあまり賢いとは言えないだろう。

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 発見した密輸品は倉庫に保管し,車両の持ち主はその場で逮捕する。彼らを検問所内の牢に収容し,法に従い対処するのだ。このプロセスは,国境警備の厳しさと,密輸防止の重要性を実感させる部分であり,ゲームの中で非常に魅力的な要素となっている。とはいえ,越境しようとする人々の中には旅行者やビジネスマンも多く,すべての車両が密輸品を運んでいるわけではない。正確かつ迅速に判断し,正当な権利を持つ人々の通行をスムーズに進めることもまた,国境警備隊の役割だ。

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 国際情勢は「Contraband Police」の舞台背景において,常に我々の判断を難しくする要素の1つだ。このゲームでは,世界の動きや隣国との関係性,さらにはアカリスタン人民共和国内の情勢によって,入国を許可する基準や注意点が日々変わっていく。

 例えば,怪しい入国者や車両に関する情報など,事前に収集されたデータが我々に提供されることがある。これらの情報は,車両のナンバーや特徴など,具体的な指標として示されることが多い。この情報を元に,特定の車両や人物を注意深くチェックする必要が生じる。

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 さらに,国際的な紛争や外交的な事情によって,特定の国の市民に対する入国制限が突如として設けられることも。これらの変化は,事前にアナウンスされることもあれば,突如として新しい方針として示されることもある。

 これらの情勢を的確にキャッチし,常に変わるルールに柔軟に対応しながら正確な審査を行うことは,我々にとっての大きな挑戦となる。しかし,それが「Contraband Police」の魅力でもあり,現実の国際情勢の複雑さをゲーム内で体感することができる。

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 そして本作は,単なる文書や車両のチェックだけでは終わらない。ゲームの中での人間の心情や事情に触れ,我々の人間性を試すような瞬間もたびたび訪れる。私は人間性なんてかけらも持ち合わせていないがな。

 入国手続き中,声を潜めて我々に話しかけてくる人々。彼らは「家族が病気で,どうしてもこの国境を通らなければならない」といった懇願や,「女王陛下の依頼で重要な荷物を運んでいる」というような事情を明かすことがある。心に訴えかけるこれらの話を聞いて,我々はただの国境警備員以上の役割を求められることになる。

 不運なことに,このような心の叫びを持つ人々は,書類に何らかの不備を抱えていることが多い。ロボットのようにただルールを適用するだけならば,通すことはできない。しかし,プレイヤーとて人間だ。人としての感情や共感,そして時には人情をもってその場を判断することが求められる。

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 もちろん,書類の不備を見逃して入国を許可すると,評価にペナルティが適用されるのは必至。しかし,その背後にある人の物語や事情を知ってしまった以上,冷徹に判断するのは難しい。このような判断を迫られるケースがゲームの深みを増しており,我々のモラルや倫理観を問う場面となっている。

 結局,このようなシチュエーションでどう行動するかは,我々の手に委ねられている。それは,彼らの価値観や人としての判断が試される,ゲームの中での重要な瞬間となる。

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 国境検問所では,日常のルーチンワークとは裏腹に,予測不可能なトラブルが絶えない。例えば,申請書類を提出した瞬間に急加速し,ゲートを突破する密入国者たち。彼らの突発的な行動は,我々の判断力と反射神経を試す瞬間となる。

 さらに,国境検問所は武装グループの標的になっている。突如として襲撃が始まり,検問所が一瞬で戦場と化すことも。こうした武装グループとの銃撃戦は,ゲームの中でも高い緊張感とリアリティを持って描かれており,我々は常に警戒を怠ってはならない。

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 また,「介入ミッション」という形で基地の防衛活動にも参加することも可能だ。突発的に発生するこれらのイベントは,ゲームプレイに緩急をつけると同時に,我々の判断力や対応能力を試す機会となっている。

 弾薬や武器はゲーム内の資源として非常に重要。襲撃を予期して,常に弾薬を十分に確保しておくことが生き残るための鍵となる。このような突発的なイベントがゲームのリアルさを一層増しており,我々を魅了する要素の一つとなっている。

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 「Contraband Police」では,密入国者や不正行為者の取り扱いも非常にリアルかつ緻密に再現されている。国境検問所で密輸品が発見された場合や,犯罪者を確保した場合,囚人として検問所内の牢に収容される。この牢屋の容量は限られており,一杯になる前にどうするかを考える必要が出てくる。

 囚人に関しては,労働施設に移送することになる。この輸送中も危険はつきもので,特に武装グループに目をつけられるリスクがある。ただ,襲撃されても応戦して敵を全滅させれば報酬がもらえるというメリットもある。密輸品の方は,特定の警察施設にて買い取ってもらう形となる。しかし,これもまた自身で運転して目的地まで運ぶ必要があり,その道中はさまざまな危険が潜んでいる。

 こうした囚人や密輸品の処理は,単純な業務としての要素だけでなく,その都度我々の判断や技術を試すミニゲームのような役割も果たしている。

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 「Contraband Police」では,我々の行動とその結果が直接,キャリアと所持金に影響を及ぼす。

 毎日の勤務終了後,施設の維持費や従業員の給与などの経費が引かれた後の収支報告が表示される。この報告を元に,我々は自身のパフォーマンスを評価できる。審査を的確に行い,さまざまなトラブルをクリアすることで得られる報酬は,昇進の一歩となる。

 昇進することで新しい機能や装備が開放される。これにより,我々はより高度な検査を行う能力や,新たなトラブルに対処する力を手に入れることができる。

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 稼いだお金の使い道も非常に幅広い。前哨基地のアップグレードや,新しい道具の購入,さらには新しい人員の雇用など,多岐にわたる。具体的には,銃弾やその他の装備を購入することができる。また,牢屋の収容能力を向上させることや,更なるスキルや機能を持った人員を雇うことも可能である。

 「Contraband Police」は,ただのシミュレーションゲームとしての面白さだけでなく,経営戦略や資源の適切な管理という要素も併せ持っている。このような要素がゲームの奥深さやリプレイ価値を高めていると感じられる。

画像集 No.025のサムネイル画像 / 頭脳明晰なハシブトガラスさんの「Contraband Police」レビュー。えーあい!Steam広場

 加えて本作は,ただ入国審査を行うだけのゲームではない。現在実装されているモードには,引き込まれるストーリーの進行がある。

 物語は,我々が前哨基地での日常業務を行う中で徐々に展開されていく。日にちが進むと,上層部から事務所に設置されている電話を通じた接触がある。この電話が,物語の進行の鍵を握っているわけだ。

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 電話が鳴ると,そこから新しい任務の指示が下される。これは,単なる日常の入国審査業務を超えた,もっと大きなスケールの出来事に関連することが多い。これらの任務を受けることで,我々はゲームの世界に深く関与していくことになる。任務はしばしば戦闘に発展するため,十分な準備と戦術を考慮しなければならない。

 さらに,これらの情報や任務の中で,ときおり我話の判断や選択を問われる瞬間が訪れる。それは,物語の中で特に心に残る瞬間となるだろう。本作のストーリーモードには,シミュレーションの枠を超えて,深い物語の中に我々を引き込む力があるのだ。

画像集 No.011のサムネイル画像 / 頭脳明晰なハシブトガラスさんの「Contraband Police」レビュー。えーあい!Steam広場

 「Contraband Police」は,単なる入国審査シミュレーションゲームではない。ゲームの表面には,車両の検査や入国審査という日常の業務が提示されているが,その背後にはアカリスタン人民共和国の国際的な緊張や闘争,謎の事件が隠されている。

 物語の進行は,我々をゲームの世界に深く引き込む。その中で求められる多様な判断や戦術的な選択は,判断力や洞察力を試す機会となるだろう。車両の詳細な検査や,さまざまなトラブルの対応,さらには物語の中での選択は,ゲームをプレイするたびに新しい経験や発見があることを意味している。これにより,リプレイの価値も非常に高い。

画像集 No.010のサムネイル画像 / 頭脳明晰なハシブトガラスさんの「Contraband Police」レビュー。えーあい!Steam広場

 昇進や報酬に関する要素は,達成感やモチベーションを維持する上で非常に役立っている。我々は自らの努力や選択によって,物語やゲームの進行に直接的な影響を与えることができるのだ。

 総じて本作は,細部にわたるリアルなシミュレーションと深い物語の組み合わせによって,非常に高い没入感を提供するゲームだといえる。シミュレーションゲームのファンはもちろん,ストーリードリブンなゲームを求める諸君らにもおすすめしたい一作だ。



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