［プレイレポ］モンストキャラが大活躍！ スマホのジャイロで直感的に遊べる見下ろし型STG「キュービックスターズ」先行体験会レポート

　MIXIの新作アプリ「キュービックスターズ」（iOS / Andorid）は，スマートフォンのジャイロ機能を用いた直感的かつシンプルな操作で楽しめる“ギリギリ直感シューティングゲーム”だ。本稿では，同社にて実施されたメディア向け先行体験会をレポートしよう。

「キュービックスターズ」公式サイト

「キュービックスターズ」ダウンロードページ

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ジャイロ操作で気軽に遊べる。

モンストキャラクターたちの大冒険！

　2023年5月23日のサービス開始が予定されている「キュービックスターズ」は，「モンスターストライク」（以下，モンスト）シリーズの最新作だ。パンドラ，シャーロック・ホームズ，ソロモン，ノストラダムス，ロビン・フッドといったモンストの人気キャラクターが登場し，見下ろし型シューティングゲームの世界で活躍する。
　「イース」「ソーサリアン」「ベア・ナックル」など，さまざまなゲームに携わった古代祐三氏がテーマ曲を手がけているのも見どころだろう。


　本作の舞台は，「禁断（パンドラ）の箱」の中に広がる異世界。ストライク・ワールド（モンストの舞台）の仲間たちが箱に吸い込まれてしまったため，残されたパンドラたちは救出隊を編成。異世界へと突入するが，そこにはキューブになった仲間の姿があった。パンドラたちは新兵器「ストライクシップ」を駆使して，仲間たちを救うための冒険に旅立つことになる。


　プレイヤーはストライクシップに搭乗するキャラクターを選択し，最大4人パーティを編成してステージに挑んでいく。ストライクシップを動かしたい方向にスマートフォンを傾けるジャイロ操作だけでなく，バーチャルパッドでも操作可能。通常攻撃は自動で行われ，画面上のボタンを押すとスキルなどを使用できる。
　4機のストライクシップが分離しているときは，各自が自由に行動できるが，合体時には攻撃力がアップする。さらに受けたダメージは合体しているメンバーに分散される。このように分離と合体，それぞれにメリットがあるため，うまく使い分けることが攻略の鍵となる。

スマホを傾けた方向に，キャラクターが搭乗するストライクシップが移動する

最大4人のプレイヤーでパーティを編成する

分離状態の場合，4機のストライクシップがそれぞれ自由行動できる

合体状態では攻撃力アップやダメージの分散といったメリットがある。その反面，各プレイヤーの息が合わないと移動しにくくなることも

　キャラクターはサービス開始時点で30体以上実装される。そのうち，シャーロック・ホームズ，ソロモン，ノストラダムス，ロビン・フッドは無料配布を予定しているとのこと。さらにラファエル，ガブリエル，ミカエル，ウリエル，アーサー，ランスロット，マーリン，エクスカリバーといった人気キャラが登場し，フルボイスのストーリーが展開される。モンストのキャラクターには未公開の設定がたくさんあり，これを盛り込むことでキャラクターの深彫りを行うという。

プロデューサーを務める園原聖崇氏

　本作のプロデューサーを務める園原聖崇氏は，MIXIに入社してすぐにモンスターストライク ゲーム運営部に配属され，その後もずっとモンストに関わり続けている，いわば生粋のモンスト世代だ。
　園原氏は2020年に社内で行われた，モンストキャラクターによるスピンオフゲームの企画コンペに「キュービックスターズ」を応募し，今回のリリースにつながったのだという。
　ちなみにジャイロ操作のアイデアは，イカダやボートに乗ったときの体験がベースになっているとのこと。乗組員が声をかけ合ってゴールを目指す感覚をゲームに活かせないか……ということで，ジャイロ操作と合体のシステムを発案。モンストシリーズに求められる「みんなでワイワイ」と「発明」という，2つのフィーチャーを同時に満たす「キュービックスターズ」の企画が完成した。

みんなでワイワイと楽しめる，マルチプレイを体験

　先行体験会では，開発中のバージョンによるソロプレイとマルチプレイを試遊することができた。
　ソロプレイはパーティの4機を自由に切り替えられ，好きなキャラクターを操作できる。残りのメンバーはプレイヤーに追従しながら，自動で行動してくれる。もちろん，いつでも合体と分離が可能だ。
　ジャイロ操作でのストライクシップの移動は，スマートフォンの上にあるおはじきを動かすようなイメージだ。「スマートフォンを傾けるジャイロ操作」と聞くと，クセのある動きをする自機を何とかして操作する印象を持つかもしれないが，本作はそうではない。ストライクシップの挙動は素直だし，通常攻撃がオートで行われることもあり，気軽に楽しめる。
　なお，ジャイロ機能の感度は調整できるうえ，アイコンをタップすればジャイロの原点が即座にリセットされる。「スマートフォンの傾きが大きすぎて画面が見えにくい」なんてときも，1タップで解決するというわけだ。極端な話，寝転んだままでもプレイ可能だそうだ。


　通常攻撃はオートだがクールタイムが発生するため，基本的には「敵の攻撃を回避しながら，通常攻撃を当てるために周囲を巡る」ことになる。また，アイコンを押すとダッシュ移動が可能だ。
　攻撃のアクセントになるのが，一定時間が経過すると使用可能になる「キャラクタースキル」「ストライクスキル」だ。どちらもアイコンを押して発動するもので，いつ使うかのタイミングを図る必要がある。もちろん，各キャラクターは異なるスキルを持っており，広域攻撃や高火力の一撃など，バリエーションはさまざま。
　なお，ストライクシップにも固有の「シップスキル」が設定されており，自動的に発動する。キャラクターが持つスキルとシップスキルのシナジーを考えて，パーティを編成するのが楽しそうだ。

「キャラクタースキル」（上）と「ストライクスキル」（下）はアイコンをタップして発動する。いずれも派手な大技だ

「シップスキル」は通常攻撃と同様，自動で発動する

　最大4人でパーティを編成するマルチプレイでは，各自がストライクシップ1機を担当し，協力しながら敵に挑んでいく。合体状態で進んでも，分離して各々が行動するのも自由自在だ。
　1人が囮（おとり）になってボスを引きつけ，残るメンバーは合体状態の高火力を活かして攻撃するといった作戦も効果を発揮した。先行体験会ではプレイヤーが一堂に会していたため，「ボスを引きつけます！」「じゃあ，こっちは攻撃に専念します！」といったかんじで声をかけ合いながらプレイすることができた。


　マルチプレイの試遊で印象深かったのが，合体状態での回避だ。敵は体当たりや弾を発射して攻撃してくるが，ボスともなると四方八方にレーザーを放つことも。大技の直前には攻撃範囲が画面に表示されるため，ゴリ押しで攻めるのではなく，攻撃を回避できる位置に移動することが重要だ。
　これがソロプレイであれば思うままに移動できるが，マルチプレイの合体状態だとそうもいかない。自分は左に行きたいのに，仲間は右に行こうとするといった状況が発生するのだ。顔を合わせてプレイしているなら声をかけ合ったり，オンラインであればスタンプでコミュニケーションを取ったりすることになるだろう。こうしたハプニングをどれだけ楽しめるか，そしてうまく乗り越えられるかがマルチプレイの鍵になりそうだ。


　本作には「スキルパネル」や「モンストキューブ」といった，キャラクターを成長させるやり込み要素も豊富に用意されている。
　キャラクターはそれぞれにスキルパネルを持っており，スキルツリーのようにパネルをアンロックしていくことで能力が上昇する。もちろん，どのパネルを選ぶかはプレイヤー次第だ。攻撃特化，スキル特化，HP特化といった個性的な育成も可能とのこと。すべてのスキルパネルをアンロックすることは相当難しいそうだが，無料でリセットできるため，試行錯誤をするもの楽しいだろう。
　また，モンストキューブは，キャラクターに装備させると能力がパワーアップするアイテムだ。敵を倒すとドロップし，ランダムで効果が付与されるため，ハック＆スラッシュ（トレハン）的な楽しみ方もできるという。

　「キュービックスターズ」はジャイロ操作がシンプルかつ直感的であることに加え，オートで通常攻撃が行われるため，プレイヤーは回避に集中できる。難しすぎることなく，気軽に遊べるうえに，やり込みもできる「キュービックスターズ」のサービスインが楽しみになってきた。

スキルパネルでは取得したい能力を自分で選んでいくことに

モンストキューブにはランダムで効果が付与される

ガチャを回すと，さまざまなモンストキャラクターが出現する

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