プレイレポート
[プレイレポ]DMM GAMESの新作「シャングリラドライブ」は,キャラ育成とメカのカスタマイズ,Wのやり応えが魅力の“メカ×美少女RPG”
本作のβ版を先行してプレイすることができたので,基本的なシステムやゲームの魅力などを紹介しよう。
「シャングリラドライブ」公式サイト
女の子の育成とメカのカスタマイズを極めて圧倒的な戦力のオートマタに挑め
ゲームの舞台となるのは,近未来の地球。この世界では,地殻変動により海底から浮上した「シャングリラ大陸」に存在した「魔晶石」の力によって,魔力と科学(機械)の両方が高度に発展した魔導科学によって,多種多様な種族が栄えていた。
この世界で,始まりの知性と呼ばれる2つのAIが生み出された。不完全な人類を支配すべきとする「本能を司るAI」と,不完全であるからこそ人類と共生すべきとする「理性を司るAI」。均衡を保っていると思われた2つのAIだったが,2102年,本能を司るAIにより,魔導兵を支配下に置いたオートマタの反乱が勃発する。
オートマタの軍勢は,瞬く間にシャングリラ大陸を占拠し,多数の人類を捕縛。さらに勢力を伸ばし,世界の半分をその支配下に収める。
しかし,人類はあきらめなかった。2122年,人類は反撃を開始する。その戦力となるのが,ライドギアと呼ばれるメカと,ライドギアの力を最大限に引き出せる,魔晶石への高い適性をもつ少女たち。主人公(プレイヤー)は少女たちによって編成された独立第03遊撃部隊の隊長となり,奪われた土地を取り返すべく戦うことになる。
メインストーリーは,バトルパートをクリアすることで進行する。圧倒的なオートマタの軍勢に対し,地下に潜って反抗しているところから始まる物語は,航空強襲揚陸艦「アキアカネ」を起動するところで大きく動き出す。
戦いを通じて少女たちは成長し,また,囚われた人々を開放していくことで戦力が増強されていく。不利な状況から少数精鋭で戦いを始め,1人,また1人と新たな仲間を加えながら大軍勢に挑む物語は熱いものがある。
世界観を構成するビジュアルに目を向けると,細部までこだわった3Dモデルの出来栄えに目を奪われる。
バトルを盛り上げてくれる3Dモデルは“本格志向”で,とくにバトルパートに登場するライドギアの動きと,女の子たちの個性を引き出すスキルアクションは必見だ。
およそ3年という開発期間をかけており,シナリオパートを含め,演出やモーションでキャラの特色を出せるよう何度も作り直したのだとか。実際にプレイする際は,キャラクターのポージングなど細かいところまでチェックしてみよう。
一見,SF寄りな世界観やビジュアルだが,女の子たちの種族などはファンタジー要素が強めだ。シリアスな場面もあるが,絶望的な状況でも明るい姿を見せてくれる少女たちの存在もあって,重くなり過ぎずに楽しめるところは本作の特徴の一つだろう。
ゲームのサイクルは,時間の経過で回復するエネルギー(いわゆるスタミナ)を消費してバトルに挑み,バトルで入手した素材を使って女の子たちを「強化」し,さらなるバトルに挑むというシンプルなもの。バトルには,パイロット(少女たち)とライドギアを組み合わせて部隊(パーティ)を編成して挑む。
パイロットには,ガチャやシナリオ進行などで入手できる「メモリードライブ」を,ライドギアにはバトルで獲得する「カスタムパーツ」をそれぞれセットする。セットするものによって特徴が変化するので,プレイヤーの戦術に合わせてカスタマイズしてから挑もう。
出撃するとステージが表示され,スタート地点からマスを進めながらゴールを目指す。マスの敵と接触したらバトル開始だ。
マスには敵の襲撃だけでなく,マスにギミックが仕掛けられている場合も。どういったルートで進めるかが攻略のキモとなる |
ステージ途中の敵に対して「マップ攻撃スキル」を使うことで先制攻撃を行える |
バトルはコマンド選択型で,機動力の数値で攻撃の順番(攻撃タスク)が決まり,自分の番でライドギアに設定された攻撃を行う。選んだ攻撃によって順番が変化していくのが特徴で,複数の敵が出現するシーンでは,これを意識した立ち回りが勝敗を分けることになるだろう。
パイロットが持つメモリードライブによって,バトル中に使用できるスキルが変化する。戦いを有利に進めるため重要となるスキルだが,クールタイムが発生するため使いどころには要注意だ。1つのステージで複数のバトルが発生する場合,クールタイムが次のバトルまで持ち越されるため,強敵が待つステージの前などはとくに使用タイミングに気を遣う必要がある。
このように戦術性の高いバトルが特徴だが,オートバトルやザコ敵との戦いをスキップする機能も搭載されているので,周回などは進めやすいはずだ。
育成要素は,メモリードライブとライドギアの強化がメインだ。メモリードライブは,素材調達専用ステージで手に入れたアイテムでレベルアップして能力を底上げし,さらなる強さを求めて「覚醒」させていく。ガチャで所持済みのキャラクターを引くと,それが覚醒素材となる。
ライドギアは,同じ機体を素材として消費する形でレベルを上げることができる。ライドギアは入手した時点で武装が異なっているが,「ライドギア換装」をすることで,好みの武装に付け替えることも可能だ。カスタムパーツの換装も行えるので,個性を出せる要素にもなっている。
かわいい女の子たちが過酷な戦いに挑み,そして活躍するという物語はDMM GAMESが得意とするところで,ストーリーはもちろんキャラクターの動きや演出はさすがといったところ。美少女たちを魅力的に描き出す術は名人芸の域である。
ただ,演出がリッチな分,プレイ中にキャラクターの動きがカクつくところもあった。試遊したのが開発中のバージョンのため,これから最適化が進められるのかもしれないが,サービス開始の時点でどの程度仕上がっているかは気になるところ。
ゲーム部分関しては,ライドギアを自分好みにカスタマイズできるところが,プレイヤーのやり込みがダイレクトに反映される感覚があって好印象だ。オート戦闘主体で手軽に遊ぶのもいいが,がっつりやり込んで自分だけの最強部隊を編成するのも楽しいだろう。興味を持った人は,事前登録を済ませて正式リリース日を待とう。
「シャングリラドライブ」公式サイト
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