プレイレポート
「ファイナルファンタジー ピクセルリマスター」6作品がPS4&Switchに登場。国産RPGの金字塔を次代へとつなぐシリーズの魅力を徹底解説
「ピクセルリマスター」は,ファイナルファンタジーシリーズの「I」〜「VI」をドット絵によってリマスターし,現代に蘇らせる試みだ。2021年の7月からPC(Steam) / iOS / Android向けに順次リリースされており,2022年2月に「VI」がリリースされた後も不具合修正を含むアップデートが続いていた。今回,それらに独自の要素を追加したPS4 / Nintendo Switch版がリリースされるというわけだ。
「久々にFF1〜6をプレイしたいけど,ピクセルリマスターって何が違うの? オススメポイントは?」という人のために,あらためて「ピクセルリマスター」を紹介していきたい。
なお,本稿で使用している画像は主にPC版とPS4版のものだ。
「ファイナルファンタジー ピクセルリマスター」ポータルサイト
ピクセルリマスター版は何がどう違う?
「III」や「IV」は過去に3Dリメイクが行われているが,ピクセルリマスターはその名のとおり,“ピクセル”,2D・ドット絵であることにこだわっている。たとえば,「II」や「IV」は他機種版で顔グラフィックスが新たに描き起こされたこともあるが,ピクセルリマスター版の「II」の顔グラフィックスはファミコン版,「IV」はスーパーファミコン版のものをベースにしている。
BGMは植松伸夫氏の監修により,全曲を新規にアレンジ。原曲を大きく逸脱しない程度に抑えつつも,聴き応えのあるアレンジとなっている。
ファミコン/スーパーファミコン当時の音源や音数に制限しているわけではないため,映像面と音楽面の差に違和感を覚える人もいるかと思うが,公式サイトのQ&Aによると,“当時はハードの制約などで実現できなかったことを「再表現」「復元」するようなアレンジ”とのこと。「時代やハードの制約がなければ,植松氏はきっとこんな感じの曲を届けたかったのだ」と考えると感慨深いものがあるし,実際,子どものころに夢中でプレイしていた我々の耳には,これくらい豪華な音に聴こえていた。
PS4 / Nintendo Switch版ではファミコン/スーパーファミコンのオリジナル版BGMにも切り替えられるようになったので,音楽面は完璧になったと言えるだろう。
ゲームバランスもPSP版などの後発のものをベースに再調整されており,要は「ドット絵の良さはキープしつつ,現代風に遊びやすく改良されている」と思ってもらえばいい。
さて,ここからは6作品共通で搭載されている「ここがオススメ」要素を紹介する。
●オートセーブと中断セーブの追加
町中やダンジョンを問わず,「中断」ができるようになった。今日はここらでやめたいと思ったときに,その場ですぐ終了できるのが助かる。この「中断セーブ」はロードしても消えないので,使い勝手がいい。
定期的にオートセーブもされるので,「オートセーブ」と「中断セーブ」と「通常のセーブ」を使いこなせば,強敵に敗北して「しまった,最後にセーブしたのはどこだっけ!? うわー,けっこう戻されるなぁ」というような事故もなく,セーブに関するストレスはまったくないと言っていい。
●ダッシュ機能の標準化
6作品すべてにデフォルトでダッシュ機能が付いており,「V」のシーフのアビリティ「ダッシュ」や,「VI」のダッシューズと効果が重複する。リリース当初は,効果が重複することでスピードが速すぎて扱いづらくなる問題もあったが,アップデートでそこそこの速さに調整された。
●ナナメ移動が可能に
フィールドやダンジョンでの移動は上下左右の4方向がお決まりだったが,ピクセルリマスター版ではナナメにも移動ができる。スティックでの移動がしやすくなっている印象だ。これが地味に便利というか,何かから解き放たれたかのような,妙な爽快感がある。
●ウインドウのオールキャンセルが可能に
たとえば,装備画面などを開いていて,そこからフィールド画面に戻ろうとする。このとき,キャンセルボタンの連打だけで戻ろうとすると,ボタンを4〜5回ほど押さないと戻れないが,ピクセルリマスター版ではメニューボタンを1回押すだけで,一気にフィールド画面に戻れるようになっている。地味ながら便利。
●町/ダンジョンマップの表示
初めて入るダンジョンであっても,精細なマップが表示される。攻略本や攻略サイト等でダンジョンマップを確認しながら,宝箱の取り逃しがないかをチェックしながら進む人も多いと思うが,ピクセルリマスター版であれば,ゲーム内だけで完結できる。さらに,PS4 / Nintendo Switch版のエンカウントのオン/オフ機能を合わせて使うと,安全にダンジョンから宝箱をすべて回収できる。
●隠し通路の仕様変更
過去の他機種版の隠し通路は,通路内では「どの方向へ進めるのか」が手探りだったが,ピクセルリマスター版は通路内に一歩踏み込んだ時点で隠し通路全体が表示されるようになった。これにより,ファミコン版では隠し通路地獄だった「III」の「暗黒の洞窟」の難度が劇的に下がっている。
●町やダンジョンにある宝の数の表示
「V」では元々「宝箱回収率」がゲーム内で確認できたが,ある意味ではこれが6作品すべてに搭載されたとも言える(パーセンテージ表記ではないが)。お宝の取りこぼしがないかを気軽に確認できる。
●オート倍速バトル
戦闘中,オートかつ倍速にする機能で,いつでも通常速度とワンボタンで切り替えられる。最後に選んだコマンドを自動実行してくれるので,通常敵との戦闘など,「たたかう」連打で終わらせたいときに便利だ。
●「モンスター図鑑」と「ギャラリーモード」
6作すべてに「モンスター図鑑」と,公式イラストなどを閲覧できる「ギャラリーモード」がある。「モンスター図鑑」は,図鑑を埋めるのが好きな人にはたまらない要素であり,遭遇し忘れに気をつけつつ,コンプリートを目指す楽しみもある。
このほか,「V」のファリスの「魔法剣士」の姿が公式イラストに忠実なドット絵になっている。これまでのファリスの魔法剣士は,公式イラストとドット絵でビジュアルが異なっていた。
ただ,ファリスの青魔道士も公式イラストとドット絵で微妙に違う(公式イラストではベレー帽のようなものを被っている)のだが,今回のピクセルリマスター版でも,ここは変わりなかった。変更の基準がちょっと分からないが,ベレー帽はレナの青魔道士も被っているので,似たような姿は避けたのかな……?
とくにオススメしたいのは「III」
ピクセルリマスター6作品のなかでも,ちょっと特殊なのが「III」だ。「III」は3Dリメイクされたことはあるものの,ドット絵による2Dリメイクは初となる。グラフィックス的にはスーパーファミコンに「III」が移植されたかのようでもあり,「III」好き,ドット絵好きとしてはグッとくるものがある。
「III」と言えば豊富なジョブも目玉だが,ジョブ性能,そしてジョブチェンジの仕様そのものにも手が入っている。
まず,キャパシティなしで自由にジョブチェンジできるようになった。ファミコン版ではジョブチェンジの際にキャパシティと呼ばれるポイントを消費するため,考えなしにジョブチェンジしているとキャパシティが足りなくなり,お目当てのジョブにチェンジするためにはまず戦闘をこなしてキャパシティを溜めないと……ということもあった。
キャパシティポイントの廃止は3Dリメイク版のときから行われていたが,3Dリメイク版ではジョブチェンジ後に「移行期間」というものがあり,一定期間,性能が若干低下していた。ピクセルリマスター版ではこうした仕様は撤廃され,ジョブチェンジは完全に自由になった。
また,これは「III」に限ったことではないのだが,ピクセルリマスター版では矢が消費アイテムではなくなった。矢は1本あれば,ずっとそれを使い続けることができる。これにより,常に矢の残量を気にする必要があった狩人が使いやすくなり,「V」からの逆輸入的な形で追加された「みだれうち」もあって,ジョブイメージが大きく変化した。
以上のように大きく手が入ったことで,経験者も新鮮に楽しめる「III」となっている。「III」のジョブは基本的にゲーム進行に合わせて“見せ場”となる戦いが用意されていて,そこを過ぎたら,次に入手できるジョブに変えて……という感じだったのだが,ピクセルリマスター版はジョブごとの性能が見直されたことで,編成の幅が広くなった印象がある。
PS4 / Nintendo Switch版に追加された新機能
PS4 / Nintendo Switch版で新規に追加される機能として,「ピクセルフォントとの切り替え機能」「BGMをオリジナル版のものにする機能」「エンカウントのオン/オフ機能」「獲得経験値・ギル・アビリティポイント等を最大4倍まで上げる機能」がある。
「ピクセルフォントとの切り替え機能」はプレイヤーから強い要望があったもので,海外ではそのためのMODまで登場していた。たしかに,“ピクセル”リマスターなのにフォントだけ妙にクッキリというのは違和感を覚えるところではあったが,個人的には見やすさを重視して通常フォントにしている。何にせよ,選択肢が増えたのは良いことだ。
「BGMをオリジナル版のものにする機能」は,原作であるファミコン/スーパーファミコン版の音源に切り替えることができるもので,これも待望されていた機能だ。音楽はどうしても個人の好みがあるので,ピクセルリマスター版の曲が好きという人もいれば,オリジナル版がいいという人もいるだろう。この機能によって,どちらのプレイヤーも満足できるのは大きい。
「エンカウントのオン/オフ機能」はプレイングの幅を大きく広げるものだ。この機能を駆使すれば,ダンジョン内の宝箱を安全に漁った後で,いったん町に戻ったり,道中の危険を心配せずにボス戦のみに挑めたりする。さらに,町で武具を新調してからダンジョンに行ったら,町で買った装備と同じものが宝箱から出て「しまったー! 買わなきゃよかったー!」といったことを回避できたりするので,より気楽に楽しめる。
「III」では語り草になっている「古代の民の迷宮」からの「クリスタルタワー」の長丁場も,エンカウントさえオフにできるのであれば,どうとでもなる。そもそも中断セーブもあるので,ファミコン版と比べると,PC版の時点でだいぶ緩和されているが……。
もちろん,ランダムエンカウント型のRPGは,ダンジョン内のペース配分もゲーム性のひとつ。初めてプレイする人がいきなりこの機能を使うのはオススメしない。ピクセルリマスター版はゲームバランスが調整されているので,初見の人はまず普通にプレイしてみてほしい。
一方で,ファミコン版や他機種版をクリアしていて,「できるだけラクに,もう一度遊びたいだけなんだよな〜」という人には最適の機能だ。
経験値やABP(アビリティポイント)の獲得量を最大4倍まで上げることができる機能も便利だが,実はこの機能,「0倍」も可能。FFシリーズは低レベル攻略がさかんに行われているが,この機能を使うことで,経験値を抑えて進行することが困難だった場所もスイスイと進められる。
とくに「VI」では魔石ボーナス(魔石を装備していると,対応したステータスがレベルアップ時に上がる)をより多く得るため,全体を通して低レベル攻略をしたいわけではなくても,低レベルに抑えて進行したいときもある。筆者はオープニングからティナを戦闘不能にして,経験値が入るのを防ぎながら進めていたことを思い出す……。
また,「II」では獲得ギルのほかに「武器熟練度」「魔法熟練度」「能力値アップ」も0〜4倍に調整可能で,「HPアップ補正」のオン/オフ機能もある。ピクセルリマスター版では「戦闘回数に応じて最大HPが上昇する」という新たな仕様があったのだが,その仕様を任意でオフにすることができるというわけだ。「II」が好きな人にとっては,痒い所に手が届く機能ではないだろうか。
新機能ではないが,PC版から細かい変更点もある。たとえば,「IV」のカインのジャンプ。カインのジャンプと言えば,画面左からナナメに「ザンッ!」と落下してくるわけだが,PC版では「敵の真上からまっすぐ落ちてきて,敵に当たった後,そのまま右に移動」という,Lの字の動きになっていた。子供のころにカインのジャンプを見て「カッコいい……!」と胸キュンした世代としては,ここだけはなんとかナナメにしてほしかったのだが,なんとかなって良かった……。
また,戦闘中のコマンド選択で左を押すと「チェンジ」,右を押すと「ぼうぎょ」というのがお決まりだったが,PC版では左右どちらを押しても,「ぼうぎょ」と「チェンジ」のコマンドが縦に並んでいる画面に移動していた。大した違いではないと思われるかもしれないが,「チェンジ」を選択したい場合に十字キーの入力が1回増えてしまう。この仕様も,PS4 / Nintendo Switch版では直っている。
メニュー画面で見る魔法にも変更がある。ピクセルリマスター版では,魔法を使えないジョブになっていると,修得した魔法の確認ができない仕様になっていた。たとえば,白魔法を使えるジョブになっているキャラでないと,白魔法の状況を確認できない。PS4 / Nintendo Switch版では,現在のジョブに関係なく修得した魔法類を確認できるようになった。SFC / GBA版と同様の仕様に戻ったとも言える。
コンフィグ内にも変更があり,通常移動をダッシュにできる設定(ボタンを押しながらだと歩きになる)や,モンスター図鑑を確認できる項目が増えている。PC版のモンスター図鑑は,一度タイトル画面に戻ってから「エクストラ」→「モンスター図鑑」と選択しないと確認できなかったので,嬉しい変更だ。
このほか,「VI」のオープニングイベントをスキップできるようになっている。オリジナル版ではスタッフの名前が表示される映画のような演出だったものだが,PC版ではスタッフ名が表示されず,魔導アーマーがただ黙々と進むだけだった。それがPS4 / Nintendo Switch版では,スタッフ名が表示されるようにもなっている。
上記の変更点はあくまで一部であり,すべてを網羅したわけではない。PS4 / Nintendo Switch版に追加された要素と変更点がもたらす変化は大きく,すでにピクセルリマスターを経験している人も再注目する価値はあるだろう。無論,既発売のプラットフォームにアップデートで対応してくれることを期待したいが……。
国産RPGの金字塔たるシリーズを後世に。次代へとつなぐリマスター
人気シリーズゆえに濃いファンも多く,PC版のリリース直後は多数の不具合報告が寄せられたが,その後のアップデートにより,大半は修正されている。たとえば,「V」のパッチノートを見るだけでも,相当量の修正が行われたことが分かるかと思う。
そうした不具合から,ピクセルリマスターそのものにネガティブな意見が多かったのも事実なのだが,前述のように,PS4 / Nintendo Switch版での追加機能のほかにヒッソリと改善されている点も多く,より完璧な形を目指して調整が続けられていたというのは朗報だろう。
Wii Uのバーチャルコンソールが2023年3月28日に終了し,貴重なファミコン/スーパーファミコンのFFシリーズを遊べる手段がまたひとつ消滅した(関連記事)。それに加え,若い世代になると,シリーズ初期の作品はプレイしていなくて当然という時代になってきている。何せ,「I」は36年前(1987年発売)。「VI」ですら29年前(1994年発売)である。
日本を代表するRPGであるFFシリーズを「I」からちゃんとプレイしたいという人にとって,プレイ環境を整えるのが難しくなっているうえ,36年前のゲームを当時と同じ仕様で遊べというのは酷だ。どうしたって,遊びやすくする改良は必要になってくる。ピクセルリマスターは,それに対するひとつの答えでもある。
「I」〜「VI」をリアルタイムで遊んでいた層はすでに相応の年齢になっており,遊びに使える時間の捻出には頭を悩ませていることだろう。ただ,ピクセルリマスターはブースト機能により,時間がない人も楽しめるようになっている。久しぶりにプレイしたいという人も,実はやったことがないんだよねという人も。この機会にぜひ,FFシリーズのレジェンドたる初期6作品に触れてみてほしい。
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