プレイレポート
[プレイレポ]「ドラゴンボール Sparking! ZERO」は,進化した映像表現と圧倒的なキャラ数がファンの心を揺さぶる。その一端を体験してきた
[インタビュー]「ドラゴンボール Sparking! ZERO」古谷Pに17年ぶりにシリーズが復活した経緯,DBらしさを追求したこだわりを聞いた
2024年10月10日の発売日が発表されたシリーズ最新作「ドラゴンボール Sparking! ZERO」。新規キャラクター情報などが発表されるなか,さらなる続報に期待しているファンも多いことだろう。本稿では,プレイ取材に合わせて実施された古谷 純プロデューサーへのグループインタビューの模様をお届けする。
「ドラゴンボール」「ドラゴンボールZ」に加え,「ドラゴンボール超」やその劇場版からもキャラクターが登場し,過去最大のキャラクター総数となるという本作。4Gamerは,5月下旬に実施されたメディア向け体験会で開発バージョンのプレイフィールを確かめてきたので,その内容をお届けする。
今回プレイできたのは,体験会向けにセッティングされた,CPUと戦うシングルプレイモード。孫悟空,ピッコロ,ベジータ,孫悟飯,トランクスといった主役サイドのおなじみの登場人物に加えて,フリーザやセルといった敵役,ビルスのような「ドラゴンボール超」からの重要キャラクターなど,50体以上のプレイアブルキャラクターが用意されていた。
膨大な参戦キャラクター数が魅力の「Sparking!」シリーズだが,本作には過去最多キャラクターが参戦するという。そのため,ほかのドラゴンボールのゲームではプレイアブルにならないようなマニアックな面々も登場するし,主要人物であれば特定の時代の外見,スキル(必殺技)を持ったキャラクターを操作できる。
とくに悟空,ベジータのふたりはかなり細かく時代分けされており,アニメ「ドラゴンボールZ」の初期から超サイヤ人まではもちろん,「ドラゴンボール超」の超サイヤ人ゴッド,超サイヤ人ゴッド超サイヤ人なども漏れなくフォローされている。どの時代のドラゴンボールファンでも,見知ったキャラで遊べるのは本作のうれしいポイントと言える。
数多く用意されたキャラクターたちを見栄えよく動かせる操作方法,共通のゲームシステムが豊富に用意されているのも本作の魅力のひとつ。攻めている側はラッシュ格闘(通常攻撃)ボタンとラッシュ格闘派生/気弾ボタンの2つのボタンを組み合わせることで,ドラゴンボールらしさを感じられる連続攻撃をたたき込める。
相手を吹き飛ばしたあとの追撃もドラゴンボールらしさを感じられるアクションと言えるが,本作でもその動きは健在。ドラゴンダッシュで相手を追いかけて追撃したり,かめはめ波やギャリック砲などの飛び道具で追い打ちをかけることもできる。
一方で攻撃を受けている側にも,ガード,気弾弾き,見切り,リベンジカウンターなど,複数の防御行動が用意されている。とくに見切り系の行動やリベンジカウンターが成功した際の見返りは大きく,決まれば高確率で攻守を逆転できる。
成功した際のアクションは,目視できないほどの移動スピードで背後を取る,気を爆発させて吹き飛ばすといったもので,こちらも実にドラゴンボールらしい。原作を忠実に再現したアクションの数々はファンにとっては堪らない要素となるだろう。
しかし,アクションの自由度が高いうえ,独自のシステムも多く搭載されているため,思い通りにキャラクターを動かすにはある程度のプレイ時間が必要なようにも感じられたのは確かだ。ただし,本作にはプレイのアシスト機能が備わっており,アクションゲームが苦手な人でも問題なく遊べるようになっている。
アシスト機能は,コンボ,受け身,ガード,ドラゴンダッシュ,リベンジカウンター発動といった主なアクションにそれぞれ用意されており,個別にON/OFFの設定をできる。操作に慣れないうちは活用して動きを覚え,自身でうまく操作できるようになったら少しずつOFFにしていく,といった使い方も面白そうだ。
今回試遊したバージョンは開発中だったが,対戦周りのシステムはほとんど完成しているようにも感じられ,どの世代のファンにも刺さるキャラクターを操作して,ドラゴンボールらしいアクションを存分に堪能できた。
本記事の公開時点で,90キャラクターの参戦が発表されているが,プロデューサーの古谷 純氏によると,製品版で使えるキャラクターは「まだまだ増える」とのこと。原作ドラゴンボールや「Sparking!」シリーズファンはもちろん,独自性の高い対戦ゲームをプレイしたい人は,今後の続報にも期待しつつ,発売日の10月10日を楽しみにしておこう。
「ドラゴンボール Sparking! ZERO」公式サイト
※画面は開発中のものになります
(C)Bandai Namco Entertainment Inc.
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(C)バードスタジオ/集英社・東映アニメーション
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