PS5を持っているなら遊んでおきたいRPG3本！「バルダーズ・ゲート3」「サイバーパンク2077」「ウィッチャー3」を紹介【PR】

　2020年11月に登場したPlayStation 5（以下，PS5）は，発売から2年近く品薄状態が続いていたものの，ここ最近はすっかり解消され，ゲーマーだけでなくライト層も気軽に購入できるようになった。

　高品質で美しいグラフィックスのゲームを遊びたいが，高価なゲーム用PCはなかなか手が出せない。また，以前に購入したPS4向けのゲームも遊びたい。PS5はそんなゲーマーにとって頼もしい存在だろう。


　本稿では，PS5でプレイできる海外発タイトルのうち，スパイク・チュンソフトからパッケージ版が発売中の「バルダーズ・ゲート3」「サイバーパンク2077」「ウィッチャー3 ワイルドハント」を紹介しよう。いずれも世界的な評価が高く，じっくりと腰を据えて楽しめるオープンワールドRPGだ。

「バルダーズ・ゲート3」

　ベルギーのスタジオ，Larian Studiosが開発した「バルダーズ・ゲート3」は，テーブルトークRPG「ダンジョンズ＆ドラゴンズ」のゲームシステムと世界観をベースとしたRPGだ。シリーズ1作目の「バルダーズ・ゲート」は1998年の発売。2000年には続編「バルダーズ・ゲート2 シャドウ オブ アムン」，その翌年には拡張コンテンツ「バルダーズ・ゲート2 スロウン オブ バール」がリリースされている。


　23年ぶりのシリーズ最新作として登場した「バルダーズ・ゲート3」は，「ダンジョンズ＆ドラゴンズ 第5版」の正式ライセンスを取得した正統派ファンタジーRPGだ。その出来栄えは従来のファンや新規プレイヤーの期待を裏切ることなく，名だたるゲームアワードでGame of the Year（最優秀賞）を受賞している。

　本作では，「ダンジョンズ＆ドラゴンズ 第5版」のアドベンチャー モジュール「Baldur's Gate: Descent into Avernus」で取り上げられた「流血戦争」開始後の世界が描かれている。
　舞台となるのは，惑星アビア・トーリルにあるフォーゴトン・レルム（忘れられた領域）。侵攻してきた魔族イリシッドに誘拐された主人公が，記憶を失ったまま目を覚まし，自分の脳内に植え付けられた幼生の力をコントロールしながら世界の未来を決定付けていくという物語が展開する。


　プレイヤーは，7人の「オリジンキャラクター」から1人を選び，仲間と共にさまざまなクエストに挑んでいく。選んだキャラクターごとに異なる人物的背景や目的があるので，一度クリアしたあとは，ほかのキャラクターを選んでプレイしてみるのも面白い。また，種族や名前，外見，能力などを自由に設定したカスタムキャラクターでのプレイも可能だ。
　プレイヤーキャラクターと仲間のクラスや種族は豊富だ。12の基本クラスに加えて45のサブクラスを選択できるほか，ヒューマンやハーフオーク，ドラゴンボーン，ノームといった11の基本種族と28のサブ種族も選べ，かなり細かく調整可能になっている。


　プレイ中は，物語のさまざまな場面で決断を迫られることも。会話の選択だけでなく，ゲーム内の行動によって，物語の展開や世界が変化する。

　戦闘は，ターン制のバトルシステムを採用しており，キャラクターはAP（アクションポイント）などのリソースを消費して行動する。武器や魔法で攻撃するだけでなく，天井の照明を撃って敵の頭上に落としたり，高所にいる敵にそっと近づいて突き落としたりと，その場の仕掛けを使ったさまざまな戦法も楽しめる。


　ロマンス（恋愛）要素も豊富に用意されており，パーティメンバーとの愛を育んでいくこともあれば，町にいるキャラクターと一夜の恋に落ちることも可能だ。

　広大な世界を舞台に，自由度の高い冒険を楽しめる「バルダーズ・ゲート3」。PS5用のパッケージ版とダウンロード版は共に8580円（税込）。なお，PS Storeでは8月14日まで20％オフになるセールを実施中だ。


　世界初のRPGと言われているテーブルトークRPG「ダンジョンズ＆ドラゴンズ」。その世界を楽しめる「バルダーズ・ゲート3」は，RPGファンにぜひ体験してほしい。

「バルダーズ・ゲート3」公式サイト

「サイバーパンク2077 アルティメットエディション」

　CD PROJEKT REDが手掛けた「サイバーパンク2077」は，企業が国家を超えるほどの力を持った2077年の近未来を舞台に，“サイバーパンク”のV（ヴィー）となって陰謀渦巻く巨大電脳都市「ナイトシティ」を生きるオープンワールド・アクションアドベンチャーRPGだ。

　リリースは2020年と少し前なのだが，2023年には大型拡張パック「仮初めの自由」が登場。新たな任務「新合衆国大統領救出」に挑戦できるようになり，遊びの幅が広がっている。


　本作の世界観は，1980〜90年代にかけて発売されたTRPG「Cyberpunk」の「Cyberpunk 2.0.2.0.」がベースになっている。
　舞台となるのは，テクノロジーが飛躍的に進化している西暦2077年のアメリカ・カリフォルニアだ。
　そこにある巨大都市・ナイトシティでは，「サイバーウェア」と呼ばれるインプラント型の人体強化装置が一般に普及。またロボットやアンドロイド，ドローン，AV（空を飛ぶ車）が至るところで活動しており，20世紀に人類が夢見た未来そのものといった風景が街中に広がっている。

　力を失った国家や政府の代わりに，巨大企業体が牛耳っているこの世界では，「コーポ」と呼ばれる企業とその関係者が富を独占。そこから外れた者たちは，虐げられながら貧しい生活を送るか，悪行に手を染めるチンピラやギャングとして生きていくしかない。


　主人公・Vは，そんなナイトシティで成り上がるため，フィクサーと呼ばれる仲介屋を介してさまざまな仕事を請け負っている人物だ。なお主人公は，外見などのカスタマイズが可能で，バックグラウンドとなる「ライフパス」も選択できる。
　ライフパスは，ナイトシティの外からやってきた放浪者（アウトロー）の「ノーマッド」と，ナイトシティの最下層でもがく「ストリートキッド」，巨大企業アラサカに勤務する成功者の「コーポレート」から選べ，この選択によって物語の導入部分が変わっていく。


　ゲームの基本システムは，オープンワールドで構築されたナイトシティを自由に動き回りながら，さまざまなミッションに挑んでいくというもの。物語を進めるメインミッションのほか，「物を運ぶ」「敵対ギャングを叩く」「人を探す」といったサイドミッションや依頼も数多く用意されている。

　ミッションや依頼を無事にクリアすると，お金や経験値，そしてVの知名度にあたる「クレド」が手に入る。経験値が溜まればレベルが上昇し，金が貯まれば装備を購入できる。またクレドがアップすれば，より良い武器が販売されるようになるほか，仕事の依頼も増えるのだ。
　さまざまなミッションや依頼をこなしてVの能力と知名度を高め，さらに上の仕事に挑んでこの街で成功をおさめよう。


　「これぞサイバーパンクの世界」という光り輝くネオンの描写や，鏡面や水たまりなどの反射表現が非常に素晴らしい「サイバーパンク2077」。家庭用ゲーム機でグラフィックスの美しさを堪能したいのであれば，やはりPS5版をおすすめしたい。

　ゲーム本編と拡張パック「仮初めの自由」，無料アップデート配信のコンテンツを収録したPS5用パッケージ「サイバーパンク2077 アルティメットエディション」は9680円で発売中。また，ダウンロード版はゲーム本編が7370円，拡張パック「仮初めの自由」が4400円，本編と拡張パックのセットが1万450円（いずれも税込）だ。

「サイバーパンク2077 アルティメットエディション」公式サイト

「ウィッチャー3 ワイルドハント コンプリートエディション」

　CD PROJEKT REDが開発を手掛けた「ウィッチャー3 ワイルドハント」は，ポーランドの作家であるアンドレイ・サプコフスキ氏によるファンタジー小説「ウィッチャー」を原作とするアクションRPGシリーズの最新作だ。
　人間やエルフ，ドワーフ，ハーフリングなどが共存し，魔法や怪物が存在する世界を舞台に，怪物退治を生業とするウィッチャー「リヴィアのゲラルト」と仲間たちの冒険が壮大な物語として描かれる。
　原作小説は全世界に展開しているベストセラー作品で，ポーランドでは漫画化や映画化もされている。また2019年には，Netflixでドラマシリーズも配信された。


　ゲームシリーズ第1作「The Witcher」は2007年の発売。続く「ウィッチャー2 王の暗殺者」は2011年，そして「ウィッチャー3 ワイルドハント」は2015年にリリースされている。

　本作の舞台となるのは，南方のニルフガード帝国と，異世界から現れた死霊の軍勢“ワイルドハント”の脅威にさらされた北方諸国だ。
　プレイヤーは，行方をくらませた恋人と義理の娘を捜す主人公のゲラルトとなり，混沌渦巻く広大な世界を冒険することになる。


　物語はメインクエストをクリアすることで進行するのだが，人々の依頼を解決していくサイドクエストも数多く用意されている。クエストでは，さまざまなモンスターの退治が必要なこともあり，グリフィンやワイバーンといった大型モンスターとは白熱した大迫力のバトルに。また戦闘は，二本の剣や“印”と呼ばれる魔法，錬金術に弓矢など，あらゆる方法を駆使して繰り広げることになる。

　育成要素も充実しており，経験値を稼いでレベルアップしたり，入手ポイントを使ってパラメータを上げたりできる。装備品はランクがあり，ランクの高いものほど強力な効果が付いているので，高性能の装備を求めて凶暴なモンスターと戦ったり，未開の地を探索したりするといった楽しみもある。


　クエストでは戦闘だけでなく，時に政治や家庭の問題に巻き込まれることもある。事件性の高いクエストでは，“ウィッチャー”の感覚を使って犯人を追っていく展開になることも。また物語を進めていく中で，難しい決断を迫られる場面もあり，その結果によっては悲惨な結末を迎えてしまうかもしれない。

　オープンワールド系のゲームの中でも，とくに広大な世界を持つ「ウィッチャー3 ワイルドハント」。高品質なグラフィックスで描かれる景観は素晴らしく，地平線に沈んでゆく夕日や曇の隙間から差し込む太陽の光，晴天のもとで輝く湖の表面などは，つい戦いの最中であっても見入ってしまう。


　PS5用パッケージ版「ウィッチャー3 ワイルドハント コンプリートエディション」は5478円（税込）で発売中。ビジュアルとパフォーマンスの改善や技術的な強化が行われており，レイトレーシングサポート，ロード時間の短縮，コミュニティによって制作されたModの統合なども実現している。さらにドラマ版「ウィッチャー」をモチーフにした追加コンテンツを実装し，ゲラルトの新しい武器や防具，キャラクターの外見なども追加した完全版だ。

「ウィッチャー3 ワイルドハント コンプリートエディション」公式サイト

　今回紹介した「バルダーズ・ゲート3」「サイバーパンク2077」「ウィッチャー3 ワイルドハント」は，いずれも世界中のゲーマーが太鼓判を押している作品だ。
　海外タイトルの取扱いが多く，ローカライズのクオリティにも定評があるスパイク・チュンソフトが販売を担当しているPS5用パッケージ版であれば，それぞれの重厚な物語を安心して楽しめるだろう。

　もう夏休みに入った人も，これから夏休みに入る人も，そして夏休みはないが面白いゲームを遊びたい人も，世界的RPGの冒険をじっくり楽しもう。

「スパイク・チュンソフト」公式サイト