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すべての経験を未来に“継承”せよ。「BlazBlue Entropy Effect」は,遊べば遊ぶほどカスタムの幅が広がるローグライトアクションだ【PR】
Steamで早期アクセスが行われていたPC用ソフト「BlazBlue Entropy Effect」(以下,BBEE)が,2024年1月31日をもって正式リリースを迎えた。
2023年8月16日に早期アクセスが始まった本作は,アークシステムワークスが展開する対戦格闘ゲーム「BLAZBLUE」のキャラクターが登場するローグライトアクションだ。開発と販売を手掛けるのは,かつて「BLAZBLUE REVOLUTION REBURNING」を手がけた91Actで,アークシステムワークスから正式な許諾を受けた完全新規タイトルという位置付けになっている。
多彩なアビリティや,成長させたキャラクター同士の組み合わせによって生じる,極めて自由度の高いアクション要素が受け入れられ,早期アクセス中のSteamレビューは“非常に好評”だ。
正式リリース版では新キャラクターとして「タオカカ」が実装されるほか,カスタマイズや成長要素が一新され,より遊びやすく進化した。本稿ではアップデート内容を踏まえつつ,BBEEの魅力をお伝えしよう。
BLAZBLUEというタイトルとそのキャラクターが出ている以上,「原作との関わりはどのくらいあるの?」という疑問が浮かぶのは避けられないだろう。まずは本作の世界設定を紹介しつつ,その点をサクッと解消しておきたい。
結論から言うと,直接的なつながりはない。BBEEの舞台となるのは,意識を持った機械たちが暮らす謎の多い世界だ。プレイヤーは意識訓練装置「ACE」に選ばれた訓練者となり,ACEが提示する訓練に挑戦し続けることで,世界を救うための力と知識を蓄えていくことになる。
プレイヤーがACEの訓練に挑む際に,いわゆる“アバター”として用いるのが「ラグナ」や「ノエル」といったBLAZBLUEのキャラクターにあたる。ACEに記録された彼らの姿や能力を借り,訓練の中で活用方法を学んでいくのだ。
馴染みのキャラクターや,重要なキーワードの一部は取り入れられているものの,その物語はあくまで独自の世界で展開される。しかし,何度もACEの世界をループし,そこから得られる断片的な情報をもとに世界設定を考察していく感覚は,BLAZBLUEシリーズにおける物語の楽しみ方に近い。
本作のストーリーは,正式リリース版でキッチリと最後まで描かれる。ムービーシーンや一部オリジナルキャラクターなどにも日本語ボイスが収録され,ストーリーを重視するプレイヤーもより深く本作を楽しめるようになった。
もちろん,原作シリーズファンにうれしい小ネタもちょくちょく取り入れられているが,物語を理解するにあたっての事前知識は必要ない。心持ちとしては「独立した1本の新作ローグライトアクション」として楽しむのがオススメだ。
育てたキャラが未来につながる。育成とカスタムの自由度が天井知らずなローグライトアクション
ここからは具体的なシステムを紹介していく。旧バージョンからの変更点は極めて多く,すべてを紹介するのは難しいが,特に重要な要素は画像のキャプション内でも触れている。EA版から正式リリース版の変化を知りたい人は,そちらも含めてチェックしてほしい。
メインコンテンツは,キャラクターの能力を強化しながらステージを攻略していく意識訓練だ。各ステージには「サンプル」と呼ばれる敵が出現し,一定数のステージを通過するとエリアボスが出現する。限られた回復リソースの中で,全ボスの撃破を目指そう。
プレイフィールはかなり軽快で,アクションゲームらしいチューニングになっている。主な攻撃手段は,連打可能な「弱攻撃」,相手の防御を崩せる「強撃」,時間経過で回復するMPを消費する「スキル」の3つで,これらはすべてワンボタンで発動し,自由な組み合わせでコンボを組み立てられる。
ステージ攻略の報酬として,キャラクターに新アクションを追加する「ポテンシャル」や,主に誘発型の特殊能力を得る「戦術」を入手すれば,どんどんアクションが派手になっていく。もちろん,後から手に入れた能力もコンボに組み込める。
ポテンシャルと戦術がガッチリと噛み合ったキャラクターの攻撃はまさに圧倒的。たとえば,弱攻撃で誘発する戦術と,通常攻撃のコンボを強化するポテンシャルをうまく組み合わせれば,すさまじい火力を叩き出せる。
正式リリースにあたってバランス調整が行われた部分もあり,いくつかの誘発系戦術にはクールタイムが設定された。以前は「とりあえず3連ダッシュとダッシュ誘発戦術を取る」といった“定番”のビルドが多かったが,正式リリース版ではバリエーションに富んだビルドが力を発揮できるようになっている。
そして,キャラクターは意識訓練の攻略中に成長するだけでなく,意識訓練に挑む前の段階から能力をカスタマイズできる。それが,以前に攻略に使用したキャラクターの能力の一部を獲得するシステム「継承」だ。
継承によって取得できる能力は,キャラクター固有の「継承スキル」および「継承タレント」と,そのキャラクターが攻略時に獲得した「継承戦術(最大2個)」の4種類だ。攻略開始時に継承するキャラクターを2体選択できるので,最大で8種類の能力を継承した状態でゲームを開始できる。
操作キャラクターの基礎能力,8種類の継承能力,そしてゲーム中に獲得できるポテンシャル・戦術の組み合わせがうまく噛み合うと,縦横無尽に画面を駆け巡る異常なキャラクターが出来上がるのだ。自分で操作しつつも「とんでもないことになっちゃったな」と呆然としながら画面を眺める“インフレ感”をある程度能動的に組み立てて味わえるのは,本作ならではの楽しさと言えるだろう。
さらに,継承以外にも「意識向上」と呼ばれるカスタマイズ要素が存在する。意識向上でアンロックされた強化要素は全キャラクターに反映されるので,たとえ強力な継承キャラクターを作れなくても,プレイすることに意味がある。
本作最大の特徴は,プレイした後に“手元に残る”要素が多いところにある。ローグライクやローグライト系の作品は「死んだら終わり」で,残るのはアンロック用のリソース程度に抑えられているのが一般的だが,本作には「継承」があるので,過去のゲームプレイが無駄になることはない。
そのうえで,強化要素の多くが“積み上げる”形でなく,カスタマイズ性を高める方向に向かっているのも面白いところだ。遊べば遊ぶほどカスタムの幅が広がり,それが高難度に挑戦する動機づけになっている。
ローグライトの面白さを残しつつ,ジャンルが抱える「全要素が育ち切るまで時間がかかり過ぎる」という部分を,BBEEは攻略したキャラクターを“カスタムのパーツ”として扱うことで解消を目指したのだ。そういった意味で,本作はローグライト作品として非常に意欲的なタイトルと言えるだろう。
コンボをつなげて火力アップ! 連打可能な通常攻撃が光るキャラクター「タオカカ」がBBEEに登場
正式リリースに合わせて登場する目玉要素の1つが,新キャラクター「タオカカ」の実装だ。原作シリーズでは高難度&高機動キャラクターとしてお馴染みだったが,本作ではどんな味付けがなされているのか確かめてみた。
BBEEにおけるタオカカの強みは,非常に長いダッシュ距離とラッシュ力だ。単発の攻撃力は低めなものの,弱攻撃と強撃のモーションが素早く,一気に距離を詰めて攻撃を叩き込む戦い方を得意とする。単発の威力は低めだが,30コンボ以上に達すると与ダメージが上昇するパッシブ能力「切願」の効果を満たせば,火力面でも見劣りはしない。
一般的なキャラクターで30コンボ以上の条件を満たすのはやや難しいが,タオカカは弱攻撃の最終段を途切れず連打できるほか,強撃も高速で複数回斬りつけるモーションが設定されているため,比較的容易に条件を満たせる。
初期スキルとの噛み合いも良好で,通常攻撃と強撃のラッシュはエリートやボスに効果的で,回転に敵を巻き込んで攻撃する初期スキル「ネコ大回転」が効果を発揮してくれる。
また,弱攻撃や強撃をヒットさせる機会が多い関係で,それらから誘発する戦術との相性も良い。スタックさせるほど効果が増すタイプの戦術や,相手の足を止める効果を持つ戦術を組み合わせれば,一瞬で爆発的なダメージを叩き込むことも不可能ではない。
継承スキルは意外にも飛び道具系で,発動するとポータルから大量の「チビカカ」が出現して敵を攻撃してくれる。攻撃範囲,回数ともに優秀な汎用性の高い継承スキルなので,用意しておいて損はない。ただし,空中の敵に対しては効果がほとんどないので,その点は注意が必要だ。
継承できるパッシブ能力「切願」の効果はボス戦で発動を狙えるのはもちろん,特にエントロピーオプションで敵HPを増加させている場合にも役立ってくれる。継承先としては,コンボを稼ぎやすいヒビキやΛ-11(ラムダ)などと相性が良いかもしれない。
本作はタイトルに「BLAZBLUE」の名を冠しているが,格闘ゲームとはまた異なる体験を楽しめる作品に仕上がっている。育てたキャラクターの継承スキルを組み合わせ,より強力なキャラクターを組み上げていく感覚は,BBEEでしか味わえない体験だ。
正式リリース版では,育てたキャラクターを操作して強力なボスと戦う高難度コンテンツ「意識挑戦」の拡充や,ほかのプレイヤーが育てたキャラクターと戦う「混沌戦場」の追加なども行われ,“カスタマイズの楽しさ”を存分に満喫できる。
これまでとは一味違う,自分だけのキャラクターを育て上げる喜びを深く味わえるローグライトアクションを探し求めている人は,ぜひ本作を手にとってみてほしい。
- 関連タイトル:
Blazblue Entropy Effect
- この記事のURL:
(C) ARC SYSTEM WORKS/(C)91ACT