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【PR】アソビモ新作「マジデス壊」を120%楽しむために知っておくべきこと。アニメ版との関係性から“マジデス”ワールドの魅力に迫る
同日の26:25(正確には8日の2:25,初回のみ30分繰り下げ)には,本作と世界観を共有するテレビアニメ「魔法少女マジカルデストロイヤーズ」の放映(MBS/TBS系列ほか)もスタートすることで注目を集める「マジデス壊」だが,これまでアニメとのつながりについて,詳しく紹介されることはなかった。
そこで本稿では,このアニメとの関係性に着目しつつ,本作の魅力を紹介してみたい。残念ながら実際のゲームプレイは行えなかったものの,アソビモから幾つか資料を提供してもらったので,その情報を中心に気鋭のクリエイター・JUN INAGAWA氏が描く「マジデス」ワールドの一端を紐解いていこう。
「マジデス壊 魔法少女マジカルデストロイヤーズ」公式サイト
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「マジデス壊 魔法少女マジカルデストロイヤーズ」事前登録ページ
尖った個性の魔法少女達が活躍する「マジデス」ワールド
後述するように,アニメ版とゲーム版では状況が微妙に異なるものの,「マジデス」は魔法少女に代表されるオタク勢力と,彼らを弾圧するSSCとの戦いを描いたものになるという。アニメとゲーム共に始動前ということで,今のところ明らかとなっている情報は少ないが,まずは両作に登場するキャラクターを中心に,登場人物達のプロフィールを紹介していこう。
アニメ「マジカルデストロイヤーズ」公式サイト
アナーキー(CV:ファイルーズあい)
表向きは粗野で好戦的な言動が目立つが,その実けっこうピュアなツンデレで,年齢相応なところもあるという。アニメ版では主人公であるオタクヒーローを助ける役どころだ。一方,ゲーム版では秋葉原に住む便利屋(実質ほぼ無職)として,SSCを始めとした敵対勢力を魔法でぶちのめす存在で,パンキッシュな服やアクセサリーを好み,趣味はグラフィティアートと先着購入特典つきのグッズの奪い合い(グッズそのものよりも争奪戦に参加して勝利することが好き)。
ブルー(CV:愛美)
三大欲求,とくに性欲に異常な執着を見せる,混沌の魔法少女(アナーキー曰く“淫乱青サイコ”)。
破天荒かつ脈絡のない言動で周囲を振り回すが,戦闘能力は高く,修羅場では頼りになる存在でもある。実はアニメ版とゲーム版で微妙に性格(性癖?)が異なっており,アニメでは出会いサイトを常用するなどリアル寄りだったが,ゲーム版ではエロ同人や青年コミックを買いまくっているらしい。さらにソシャゲへの廃課金やギャンブルにもハマっているそうで,いろんな意味で危ない。どうしてそうなった?
ピンク(CV:黒沢ともよ)
常にガスマスクを被っており,「ごぼごぼ」という(ブルーだけが理解できる)ノイズ音だけでコミュニケーションを取る魔法少女。
戦闘では注射器の投擲を主軸に,主に遠距離戦を得意とする。意思疎通に難はあるが,魔法少女の中では常識人に分類されるタイプ。アニメ版ではメイド喫茶で働くことを夢見ているが,ゲーム版ではアイドル活動とそこに生まれる”輝き”に執着を見せるという。
SHOBON(CV:斉藤壮馬)
インターネット掲示板世代には見覚えのある顔文字を模した仮面(?)が印象的な正体不明の人物。2008年に突如として現れた政府機関・SSCの首領であり,オタクを”保護”する名目のもと,オタクの排除やグッズの強制接収,そしてアキバ革命軍の殲滅を目論む。
ゲーム版「マジデス壊」に登場する魔法少女達
ゲーム版である「マジデス壊」では,アニメに登場する3人の魔法少女に加えて,オリジナルの魔法少女や“ミーム魔法少女”と呼ばれる新たなカテゴリーの魔法少女達が登場する。ミーム魔法少女は,秋葉原内で互いに覇を競い合い,ときに連帯するオタク内の各サブカルチャーグループの思念,熱気から生まれた存在とのこと。またファンの応援を力に変えて戦うことから,自分の出自となったカルチャー,そして勢力を守護する傾向もあるようだ。
ピース(CV:上坂すみれ)
平和とオタクカルチャーを愛する魔法少女。特撮(+美少女ゲーム)オタクだった兄の影響を色濃く受けており,秋葉原で活動するすべてのサブカルチャーグループの幸せを願っている。
“とある目的”のために秋葉原に足を踏み入れるが,その実現にはアナーキー,ブルー,ピンクらの協力が必要不可欠でもある。しかし明朗快活,超前向きなピースの性格は3大魔法少女とは相性が悪く,「平和ボケ女」「ニチアサオタク」といった愛称(?)で呼ばれるなど,かなり煙たがられている。
ホープ(CV:???)
防衛省の魔法自衛隊に所属する体制側の魔法少女。SHOBONの目的である秋葉原のオタク達,そして魔法少女の排除を忠実に遂行しようとする。人間ではなく完全メカのサイボーグ魔法少女で,正式名称はP4-X(B)。「マジデス壊」の世界ではB型と呼ばれており,P4-Xシリーズは彼女以外にも存在するものと思われる。
フライデイ(CV:???)
巨大なハンマーを武器に戦う,美少女ゲームグループを代表するミーム魔法少女。
相対する人物や,自身の心理状態(現在プレイしている美少女ゲームのジャンルなど)によってコロコロと性格が変わるのが特徴。正統派ヒロインを基本に,Sっ気強めの状態やデレデレ状態,ヤンデレ状態などに変貌する。ちなみに魔法少女としての名前であるフライデイは美少女ゲームの発売日が金曜日であることが由来。口癖は「エロゲじゃなくて美少女ゲーム!」だ。
ジェム(CV:???)
ソーシャルゲームグループを司るミーム魔法少女。
ゲームのチュートリアルに登場する案内役のような面倒見のよさ,柔らかな口調と物腰をそなえている女性であり,主人公のようなほかのグループに所属する相手に対しても親切に接してくれる。半面,人間の悪意や陰謀を想定して行動することは苦手な側面も。趣味はもちろんソーシャルゲームだが,読書やティータイムなど,アナログ寄りな嗜好も愛している。
ソング(CV:???)
SINGERLOID(シンガロイド)という音楽制作ツールの流行から生まれたミーム魔法少女。
強気で前向き,自分から前に出ていく性格と,シンガロイドで作られた楽曲の”歌ってみた”動画を投稿する趣味が高じて,ボカログループを引っ張る存在として,秋葉原での戦いに身を投じていく。退廃的な趣味が嫌いなことからブルーを嫌悪する一方で,フライデイを憧れの存在として慕っている。
キャスト(CV:???)
コンセプトカフェ(コンカフェ)のサブカルチャーを代表する魔法少女。
グループ間での小競り合いが絶えない「マジデス壊」の秋葉原で活動しながらも,オタク弾圧前の時代にほかジャンルとのコラボカフェを展開していた歴史から,さまざまな立場の魔法少女と懇意にしている。そのため争いの仲裁,調停役として動くことが多いが,自身やコンカフェグループがトラブルに巻き込まれると,容赦なく敵勢力を追い込む苛烈さも持ち合わせている。
アナウンサー魔法少女(CV:???)
秋葉原に存在する唯一の放送局でキャスターを務めている魔法少女。
ニュース番組のキャスターやお店紹介,果ては魔法少女同士のシマ争いの実況まで,秋葉原で起こるあらゆる事象を報道する。秋葉原で起きる事件や流行に敏感で,最先端の生の情報を届けること,そして報道の中立性に強いこだわりを持っている。趣味は仕事の一つでもある食べ歩き(食レポ)。
オタクヒーローはどこへ? 公開情報から考える,アニメとゲームの違い
さて,ここからはアニメ版とゲーム版の違いについて,少し掘り下げて紹介していこう。
アニメ版「マジデス」では,封鎖された秋葉原の奪還を目指して立ち上がった主人公・オタクヒーローを中心に物語が展開される。オタクヒーローを慕う3人の魔法少女と,彼が掲げた自由の旗のもとに集ったオタク達による“アキバ革命軍”が,SSCに戦いを挑むという筋書きだ。
一方,ゲーム版である「マジデス壊」では,秋葉原内に林立する,特定のサブカルチャーに傾倒したグループによる“シマ争い”が物語の中心となるようだ。各グループには,それぞれ率いるミーム魔法少女がおり,互いに対立してバトルを繰り広げている。
アニメ版とゲーム版は共通した世界観を持つとのことだが,秋葉原のこうした状況はアニメの公式サイトなどでは触れられておらず,違和感を覚えるポイントとなっている。ミーム魔法少女もゲーム版独自の存在のようなので,この辺りがアニメとどう関連しているのか,興味は尽きない。
なおゲームの主人公が所属するのは「古参・新参」という名称で括られる,勢力として未分化な者達が集まるグループだ。そしてアニメ版の主要キャラクターであるアナーキー,ブルー,ピンクの3人もまた,ゲームではこのグループに属していることになっている。
そして,アニメとゲームの最も大きな差異は,アニメ版の主人公であるオタクヒーローの所在だろう。「マジデス壊」ではオタクヒーローについての言及はほぼなく,唯一PVに彼のものと思しきヘルメットが映るのみなのだ。ゲームの舞台が秋葉原であることを示しているのかもしれないが,アニメとの関係性を考えながらゲームをプレイするのもよいかもしれない。
4月7日に迫った開戦に備えよう
アニメとゲームの双方で展開される「マジデス」では,どちらも「自らの好きを誇れる物語」をテーマに,シナリオを準備しているという。この記事でも紹介したように,ビジュアルが目を惹く魔法少女達に注目が集まりがちな本作だが,本当の主役はその背後にいるオタク達なのかもしれない。アニメ版では各ジャンルのオタク達に据えられた,人気声優陣からもそれがうかがえ,ゲームにおける彼らオタク達の活躍にも期待ができる。本作を楽しむにあたっては,ぜひその辺りに注目してみても面白いのではないだろうか。
すでに明らかになっている情報からでも,JUN INAGAWA氏を始めとした制作陣の熱量が感じられる「マジデス」,そして「マジデス壊」。本稿で「マジデス」に興味を持った読者は,オタク文化華やかなりしゼロ年代に想いをはせつつ,4月7日からスタートするアニメ,そしてゲームのサービスインを楽しみにしておこう。
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(C)KING RECORDS Produced & Developed by ASOBIMO
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