紹介記事
Switch版「セッション:スケートシム」を手にして,ストリートに繰り出そう。スケボーのリアルな難しさと達成感を味わえるスケートボードシム
3年近くのアーリーアクセス期間を経て,PC版とXbox版,PS版が正式にリリースされたのが,2022年9月のこと※。スケーターのリアルな足の動きを追求した操作性はもちろんのこと,スケートボードがカルチャーとして,そして競技として大きな盛り上がりをみせた,1990年代の空気を感じられる作風が,世界的に高い評価を得ている。
そんな“究極のスケートボードシム”を,より手軽にそして自由なプレイスタイルで楽しめるSwitch版を先行してプレイできたので,インプレッションとともにゲームの魅力を紹介しよう。
※PS5/ PS4向け日本語版は3gooより2022年12月にリリースされている
「セッション:スケートシム」公式サイト
左右の足それぞれをアナログスティックで操作。“激ムズだからこそ”感じられる,リアルな達成感
本作の大きな特徴となっているのが,スケートボード上の前後の足それぞれを2本のアナログスティックでコントロールする“リアルな操作性”だ。左右のスティックで重心を細かくコントロールしながら,タイミングよくスティックを上下に弾いたり,回転させたりすることでトリック(技)をメイクできる。
「メイクできる」と言ったが,そう簡単にできないのもまた本作の大きな特徴であり,高い評価を得ているポイントだ。
リアルさ,滑らかさ,没入感を重視して開発されたという物理エンジンによってその挙動は現実に近く,アナログスティックの入力タイミングや力加減などもシビアで操作はかなり難しい。ちょっとした段差や障害物がある道をスイスイ進むだけでも,かなりの練習と多くの失敗を繰り返さなければならない。だが,“激ムズだからこそ”感じられる達成感が,リアルなスケートボード体験を与えてくれるのだ。
難しいからこそ何度も挑み,少しずつ成長する。コツを掴んでマスターしたとき,それまで苦戦してきたトリックを自在にメイクできるようになる。このような,現実のスケートボードに挑戦したときの“自身が上達していく実感”に近い感覚が味わえるのは,本作ならではのものだ。
さまざまなミッションが用意されているが,高得点を狙って何かにチャレンジするのではなく,基本的には指定のトリックに挑戦するような,自身の技術の向上につながる内容であるところも作品の魅力の一つ。誰かに指示され,採点されるのではなく,ナニモノにも媚びず己を磨くものとしてミッションを進められるのが,スケーターにも刺さるポイントだろう。
マップはニューヨークシティ,サンフランシスコ,フィラデルフィアなど,実際の街並みをベースにしたものが用意されており,ブラック・ハバやピア7,FDRパークといったスケーターたちの聖地として知られる場所も再現されている。
ブルックリン・バンクスやラブパークといった,かつて存在した有名スポットも描かれているのが,スケーターやストリートカルチャー好きにはたまらないところ。
カルチャーとしてのスケートボードで欠かせないのがファッションだ。本作にはFallenやZero,GrindKing,No-Complyといった実際のストリートブランドのアイテムが200種類近く収録されており,頭,上半身,下半身,足の各種アウトフィットで,キャラクターの見た目を自分らしいスタイルに変更できる。
もちろんスケートボードも,有名ブランドのデッキ(ボード)がラインナップされており,ウィールやトラックなどの組み合わせで自分だけのスケートボードにカスタマイズできる。
なお,各パーツの組み合わせによって,見た目だけではなく操作性も変化する。プレイを始めたばかりだと大きな影響は出ないと思うが,操作に慣れ,自分のスタイルが確立できてきたらいろいろ試してみるのも面白い。
“ホンモノのストリート”でゲームを楽しめる! 持ち運びできることが何よりの魅力なSwitch版
Switch版は,さらにプレイヤーが遊びやすく,そして上達しやすいよう調整されている。チュートリアルであれば,ナビゲーションが調整され,次に何をすべきかが分かりやすくなっている,といった具合だ。操作の難しさは変わらず,チュートリアルのクリアすら困難なゲームだが,じっくり何度も挑んで基本の動きやトリックをマスターしよう。
Switch版の何よりのアピールポイントとなっているのが“自由に持ち運びできる”点だ。
グラフィックスのクオリティは少々難ありという印象だが,いつでもどんなシチュエーションでも練習でき,そしてホンモノのストリートに持ち出して仲間と遊べることは,ウィークポイントをカバーするほどの価値がある。
スケーター視点に定点カメラ,魚眼レンズなどさまざまな視点や角度で動画を制作できるリプレイ動画の編集機能で,仲間たちとプレイを見せ合うのも盛り上がりそうだ。
今もストリートカルチャーに欠かせないものであり,さらに国際的な大会の正式競技に採用されるほどの人気スポーツであるスケートボード。“リアルガチ”なスケートボード体験を味わえる「セッション:スケートシム」は,いままさに現役でさまざまなトリックに挑んでいる人はもちろん,1970年代や1980年代のカルチャーとしての勃興から知る人や1990年代のストリートカルチャーど真ん中な時代を生きた人にも触れてほしい一作だ。
「セッション:スケートシム」公式サイト
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