プレイレポート
[TGS2023]「Fate/Samurai Remnant」,地右衛門&ランサーと戦える試遊版が出展。マスターとサーヴァントが入り乱れるバトルが展開
アニプレックスとTYPE-MOON,コーエーテクモゲームスが共同開発するFate/Samurai Remnantは,「Fate」シリーズの新作として,新たな聖杯戦争をアクションRPGの形に落とし込んだタイトルだ。舞台となるのは,慶安4年の江戸。四代目将軍,徳川家綱の時代だ。
主人公は,宮本武蔵の養子にして弟子である「宮本伊織」で,「盈月の儀」と呼ばれる,7人のマスターとそのサーヴァントたる7騎の英霊が殺し合う儀式に巻き込まれることになる。
つまり,Fate/Samurai Remnantは,Fateシリーズでおなじみの聖杯戦争を,現代の伝奇活劇としてでなく,江戸を舞台に行われたものとして描いた作品だ。7つのクラスのサーヴァントによる生き残りをかけた戦いを,コーエーテクモゲームスらしい歴史モノを背景に,しかもアクションで表現するということで,シナリオや手触りが気になっている人も多いだろう。
試遊版では,吉原を舞台にした探索と,マスターの1人である地右衛門&サーヴァントのランサーとの戦いのうち,どちらかを選んで体験できた。
まずは探索について紹介しょう。本作は,フィールドでの自由な街巡りが可能だ。江戸時代の吉原と言えば遊廓が有名だが,そのイメージどおり,華やかな街並みが見られる。とはいえ町全体が派手かと言えば,まったくそんなことはなく,裏通りに入ればおんぼろな長屋が並び,行き倒れた者の死体が転がっているなど,その町の生活を描くような形となっている。
Fate/stay nightでは,学生生活を送る衛宮士郎の日常と,巻き込まれた聖杯戦争という非日常のコントラストが描かれていたが,本作ではそうした日常部分を町の探索という形で表現しているわけだ。
試遊でも,伊織は生活費を稼ぐためか,借金の取り立て人となって,吉原を駆け回るという,なんとも生活感漂うクエストをプレイできる。
探索中,伊織はサーヴァントであるセイバーと一緒に行動をしているのだが,強大な力を持つセイバーが問題を起こさないように何度も注意する様子が印象的だ。家にこもって戸を開ける気がない男から金を返してもらうため,セイバーは霊体化して壁を通り抜けようとするが,まずは人目につかないところで,と移動のシーンが挟まるといった具合に,マスターとして苦労していそうな雰囲気がうかがえる。
クエストを進めると,怪異やほかのサーヴァントである「逸れのバーサーカー」との戦闘も発生した。本作の戦闘は,通常攻撃と強攻撃を組み合わせて戦う,「無双」シリーズおなじみのスタイルだ。ただ,本作独自の要素もいろいろと盛り込まれており,例を挙げると,伊織は「型」を切り替えることでアクションが変化する。防御に秀でた「地の型」や,二刀流となって多数の敵を相手しやすくなる「水の型」など,状況に応じて使い分けられる。
なお,サラっと書いたが,大剣豪の弟子である伊織は当然,戦闘要員であり,マスターだからと後ろで戦いを見ている気はない。
また,バトル中に攻撃を与えたり,受けたりしていると「共鳴ゲージ」が溜まり,これを消費することでサーヴァントとの連係技「共鳴絶技」が発動する。
さらに,「交代ゲージ」が溜まると,一定時間セイバーを直接操作しての戦闘も可能だ。サーヴァントだけあって,伊織よりも圧倒的に強く,人と英霊における力の差がアクションの形で現れる。
地右衛門&ランサーと戦うモードでは,いきなり戦闘からスタートする。こちらは伊織とセイバー,そして逸れのランサーであるクー・フーリンの編成だ。同行する逸れのサーヴァントは,セイバーのように常時姿を見せて戦ってくれるわけではないが,サーヴァントごとに共鳴絶技が使用でき,さらに交代ゲージを消費した操作も可能となっている。
地右衛門も伊織と同様,自身も戦闘に参加するタイプのマスターのようで,この戦いではマスターとサーヴァントの乱戦が展開される。この場合,マスターである地右衛門を狙うのが定石だ。システム的にもマスターの体力を削りきるとサーヴァントの能力が低下するので有利となるが,それは相手も同様で,戦闘中に当然,ランサーがこちらに向かって突っ込んでくることも。マスター同士の戦いにかまけているわけにはいかない。
ただし,人である伊織の攻撃は,サーヴァントであるランサーには通じない(共鳴絶技を使うと一時的に通るようにはなる)ので,2人からの攻撃をかいくぐりながらどうにか地右衛門を倒すという形になる。
聖杯戦争の華であるサーヴァント戦が,Fate/Samurai Remnantでも手に汗握るものになっているのは間違いない。さらに,今回のシチュエーションでどうしても面白く感じてしまうのは,シリーズファンだからこそツッコミたくなる設定的な部分だ。たとえば,伊織とランサーで鍔迫り合いになり,ボタン連打を求められることがあるのだが,「いや,ランサーの筋力のパラメータ考えたら,伊織強すぎん?」と思ってしまう。
また,クー・フーリンに操作を切り替えて戦っていると,宝具である「刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)」が発動したのだが,さすがにアクションゲームなので,心臓を貫いて即死なんてことにはならなかった。それはまぁ理解できるものの,「ランサーの幸運でも刺さらないゲイ・ボルクって,何なら倒せるのよ」とは言いたくなるものだ。
本作において,実は設定的に辻褄があっていたりするのかもしれないが,アクションゲームのご都合に「おいっ!」とツッコミを入れながらプレイするのも,これはこれで楽しかったりする。
Fate/Samurai Remnantの発売まではあと1週間。新たな聖杯戦争の物語で,あのサーヴァントの真名はあれだ,設定的にどうだと,早く盛り上がりたいものだ。
「Fate/Samurai Remnant」公式サイト
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(C)TYPE-MOON/コーエーテクモゲームス All rights reserved. 制作協力 アニプレックス
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