プレイレポート
[プレイレポ]「LINE ポケクレ」先行体験&インタビュー。友だちと協力プレイできるLINEならではのオンラインクレーンゲーム
LINEアカウントがあれば簡単にログインでき,最大5人での協力プレイが楽しめるという本作。LINEとしては初の試みとなるオンラインクレーンゲームはいったいどんなものなのだろうか。リリースを間近に控えた本作を体験してきたので,そのプレイレポートをお届けしよう。また,プロデューサーである猪川夏希氏に本作の狙いや見どころをうかがうことができたので,そちらも注目だ。
※画面は開発中のため,リリース時に一部変更となる場合があります。
最大5人で挑戦できる「グループリレー台」
体験会では,まずプロデューサーの猪川氏からポケクレの概要が説明された。本作は,スマホを使ってクレーン機を遠隔操作するオンラインクレーンゲームで,最大5人交代でプレイできる「グループリレー台」や,専任スタッフが景品の取り方を画面越しにレクチャーしてくれる「マンツーマンレッスン台」を実装している点が最大の特徴となる。
いくつかプレイ台があるなか,最初に体験したのは「たこやき台」といい,景品を直接アームで掴むのではなく,ピンポン玉をすくい,当たりの穴に入れることができれば景品がゲットできるという台だ。オンラインクレーンゲームを初めて遊ぶプレイヤーでも楽しめるよう,簡単な設計を目指しているという。
そして目玉のグループリレー台では,親となっているプレイヤーが,ほかのプレイヤーを招待したら,LINEアプリにメッセージが飛び,通知から参加すればゲームスタート。プレイする順番はランダムで決まり,待っている間はプレイ中の様子を見ることができる。
操作は画面下部の矢印ボタンで行い,「カメラ切り替え」のボタンで横からの視点で奥行きをチェック。横と縦の移動操作が済むと,アームが自動的に穴の上部まで移動し,すくったボールを落としてくれる。ボールが当たり穴に入るかどうかは運任せなので,より多くのボールをすくうことが景品ゲットの確率を高めるカギとなりそうだ。すくえるボールの数は1回あたり1〜3個くらいだと思っていていいだろう。グループリレー台では,ひとりでも当たりの穴に入れることができれば,グループ全員が景品を獲得できる。つまり,参加人数が多いほど景品獲得のチャンスも増えるということだ。たくさんの友だちと遊ぶほどメリットがある,まさに友だち機能があるLINEらしい仕様だ。
マンツーマンレッスン台で手ほどきを受けながら景品ゲット!
続いてマンツーマンレッスン台の体験が行われた。なんとこの台ではアドバイスしてくれるスタッフが常駐しており,画面の向こうからタブレットにメッセージを表示して付きっきりでやり取りしてくれる。台の状況に合わせて,「もう少し手前を狙ってみましょう!」「もう少し右を狙ってみましょう!」「狙いを変えてみましょう」など的確な指示をもらうことができ,場合によってはアームの調整もしてくれる。プレイの間ずっと付き合ってくれるので,なかなか取れないと少し申し訳ない気持ちにもなるが,アームを動かすたびに画面越しに反応してくれるのが楽しい。
私はゲームセンターでもなかなか景品が取れない初心者なのだが,アドバイス通りに操作することで景品が獲得できた。すると,すかさずパペットが画面に登場。「天才」と表示されたタブレットの画面と共にお祝いしてくれた。これが思った以上にうれしく,一緒に喜んでくれる人がいる良さを思い出させてくれた。
レッスン台は,難度の高い台での実装も検討中とのことなので,ひとりではクリアが難しい台もたくさん練習ができそうだ。また獲得した景品は週に1回,無料で配送してもらうことができ,まとめての配送にも対応しているという。景品は獲得から14日間保管できるとのことだ。
現在配信中の体験版では,8種のプレイ台が公開されているが,リリース後は新しい遊び方の台も追加していくとのことだ。
プロデューサーの猪川夏希氏にインタビュー。LINEが目指すオンラインクレーンゲームとは
先行体験会ののち,プロデューサーの猪川氏がいくつかの質問に答えてくれたので,最後にその模様をお届けしよう。
4Gemar:
先ほどは体験会でありがとうございました。あらためて「LINE ポケクレ」の特徴を教えてください。
猪川氏:
「LINE ポケクレ」は,LINEの新しい挑戦となるオンラインクレーンゲームです。今までの同ジャンルのタイトルはひとりで楽しむものだったのに対して,本作は“友だちといっしょに”楽しんでいただけるオンラインクレーンゲームとして展開していきます。
4Gamer:
どういったユーザー層に向けたゲームなのでしょうか。
猪川氏:
クレーンゲームがお好きなみなさんや,ゲームセンターでクレーンゲームを遊んでいたけれども,オンラインクレーンゲームは初めてという方々に,気軽に手に取っていただけるアプリを目指しています。
4Gamer:
交代でプレイができるグループリレー台の着想はどこから得たのでしょうか。
猪川氏:
LINEがゲームを出すときはいつも“人と人とがつながる体験を大切にしよう”というコンセプトがあります。今回は「オンラインクレーンゲームで友だちといっしょに楽しめることはなんだろう?」と考え,それこそクレーンゲームをいっしょに遊べたら楽しんでもらえるのではないかという発想から企画しました。
4Gamer:
昨今クレーンゲームに注力する会社も増えていますが,そこに参入するうえで,どんなことを考えましたか。
猪川氏:
LINEの友だちのつながりをうまく生かした機能であったり,カジュアルゲームを今まで数多く運営してきたノウハウを生かしたりして,オンラインクレーンゲームを初めて遊ぶお客さんにも親切なご提案ができる,という点で私たちの強みが生かせるのではないかと考えました。後発ではありつつも,今までになかった企画というところで,ユーザーさんに選ばれるサービスでありたいと思っています。
4Gamer:
本作のキャラクターは,LINE公式キャラクターのブラウンやコニーではなく,在宅トレジャーハンターの「トッチャル」くんなのですね。
いつもと違うキャラクターを起用した理由はなんでしょうか。
猪川氏:
先ほどもお話しした通り,「LINE ポケクレ」はオンラインクレーンゲームを初めて遊ぶ人に最大限寄り添ったサービスでありたいと思っています。そこでみなさんが共感できるようなポケクレのオリジナルキャラクターとして,ゲームの遊び方を教えてくれたり,気持ちに寄り添ったりしてくれる,オンラインクレーンゲーム初心者のトッチャルが生まれました。
4Gamer:
ユニークな台がたくさんありますが,とくにおすすめしたい台はありますか。
「LINE ポケクレ」らしい台で言いますと,今体験版でも遊んでいただける「SUMOU」という台が,ポケクレオリジナルとなっています。クレーンで景品をつかむという遊びではなく,クレーンのアームを使って,力士に見立てた的を場外に追い出すという遊びです。新しいクレーンゲームの在り方の一つとしてアピールしていきたいと思います。
4Gamer:
今後どのような景品を設置していく予定なのでしょうか。
猪川氏:
幅広くいろんな景品を常に展開していきたいと思っております。「LINE ポケクレ」だけで獲れるオリジナル景品も随時展開していく予定です。限定景品の告知についてはアプリがリリースされたタイミングでお知らせしたいと思いますので,楽しみにしていてください。
4Gamer:
本日は体験会ともども,ありがとうございました。
「LINE ポケクレ」公式サイト
キーワード
(C)LINE Corporation (C)Netch Co., Ltd. (C)studio U.G. - NishimuraYuji
(C)LINE Corporation (C)Netch Co., Ltd. (C)studio U.G. - NishimuraYuji