プレイレポート
[プレイレポ]新作AC「麻雀ファイトガール」は見慣れた牌への変更機能やシンプルモードを搭載。「麻雀格闘倶楽部」で培ったノウハウと初心者向けのポップさを両立
本作は,「ファイトガール」と呼ばれる女子高生雀士たちの対局を楽しめる麻雀ゲームだ。彼女たちの会話,リアクション,ポップな演出による新鮮な麻雀を体験できるうえに,「テンパイナビ」や「狙えそうな役ナビ」など,麻雀未体験のプレイヤーでも気軽に楽しめるサポート機能が搭載されている。
さらに麻雀経験者向けの牌の外観や雀卓レイアウト設定も用意されており,本稿では試遊会で判明した情報をお届けしよう。
牌デザイン変更オプションや雀卓レイアウト設定で見慣れた環境に!
本作はコナミが運営しているアーケード向け麻雀ゲーム「麻雀格闘倶楽部」のノウハウを活かして,対局ルールも同作と同じく日本プロ麻雀連盟が監修を行っている。
さらに「麻雀ファイトガール」では,日本プロ麻雀連盟所属の女流プロ雀士も「麻雀アクター」として対局予定。麻雀経験者にとっては「麻雀格闘倶楽部」に加えて,プロ雀士と対局する機会が増えることになりそうだ。
もちろん本作は,可愛らしい「ファイトガール」たちのキャラクターデザインから見て取れるように,麻雀をやったことのないプレイヤーが麻雀を体験する機会となるべく,初心者向けの設計や機能が数多く実装されている。
中でも特徴的なのは,手牌に応じて狙えそうな役が画面右上に表示される「狙えそうな役ナビ」だ。タップすることで役に必要な牌をいつでも確認できる。加えて画面左下には「テンパイナビ」が表示されており,テンパイまでに必要な捨て牌が常に視認可能だ。
キャラクター以外のデザイン面で目を引くのは,視認性を重視したことによってサイズそのものが大きくなった麻雀牌と「ファイトガール」に焦点が当てられたゲーム画面。また卓上の環境も麻雀経験者にとっては違和感を感じる部分が多いかもしれない。
しかし本作には,しっかりと既存の牌の外観や卓上を確認しやすいシンプルモードが搭載されている。牌の外観は,対局前に変更する必要があるものの,レイアウトに関しては対局中の好きなタイミングで自由に変更できる。
リーチ中や優勢な状況など,そのときの気分やキャラクター演出を見たいときにシンプルモードを解除して通常モードに設定することも可能だ。
そして「麻雀格闘倶楽部」のような麻雀ゲームのプレイ経験がある人が気になるであろう本作の「段位システム」は,オンライン対局の結果で増減した「ファイトスター」の所持数に応じて「段位」が変化するというオーソドックスなシステムとなっている。
対局モードは「4人打ち」「3人打ち」「2人打ち(CPU戦のみ)」から選択可能。ルールは日本プロ麻雀連盟の監修により,初心者にも分かりやすいWRCルールが採用されている。
各対局モードごとに「ファイトスター」の増減幅が異なり,さらにモード内で「ドキドキ(高倍率でリスクも高い)」と「コツコツ(低倍率でリスクも低い)」の2種類からレートタイプを選べる。
たとえば初期の段位で「3人打ち」の「コツコツ」を選んだ場合は,3位となってしまった場合でも「ファイトスター」が減ることはなく,負けても続けていくことで地道に「ファイトスター」を貯めることが可能だ。
段位は「新人」「級」「段」「雀星」といった順番で等級が変化していく。段位はそのプレイヤーの実力を示す指標として機能することはもちろん,本作ではゲーム内資源にも関係してくるようだ。
各キャラクターには,稼働初期から通常衣装以外に「デビュー衣装」が用意されており,開放するためには特定のゲーム内資源が必要となる。その資源は段位の高さに応じて開放される「スピリットジム」という施設で,リアルタイムの経過に応じて生産できる。
「スピリットジム」では,「新人」「5級」「初段」「雀星」と段位が上昇していくにつれて,資源生産の枠が4個まで増加していく。最高段位の「雀星」が含まれており,一見すると麻雀熟練者でなければ生産枠を全開放できないようにも感じてしまう。
しかし試遊会では「コツコツ」のレートタイプ選択に加えて,勝率5割以上をキープして回数を重ねれば「雀星」に到達できるという開発者コメントを聞くことができたので,麻雀初心者でも本作の「段位システム」及び,段位に付随したゲーム要素を楽しむことができそうだ。
多彩な「ファイトガール」の動作や演出で楽しく麻雀を体験!
本作の稼働初期には計8名の「ファイトガール」が登場予定。各キャラクターは,それぞれ個性的な外見をしているうえに,その言動や性格も非常にユニークだ。
元気いっぱいの主人公,高飛車なお嬢様,中二病真っただ中の少女,ゲームが大好きな宇宙人,武人気質な生徒など,さまざまな特徴を持った「ファイトガール」が登場する。
また各キャラクターごとに異なる,鳴き,リーチ,点の小さいアガリ,点が大きいアガリで分かれた4種類のカットイン演出が発生するうえに,ガチャなどで集めた演出を各種類に応じて入れ替えることも可能だ。
さらに対局で得られる経験値のような要素として,各キャラクターには好感度が設定されており,好感度の上昇に応じて対局中のボイスなどが開放されていく。同じ「ファイトガール」を使い続けることで,よりバラエティ豊かな対局ができるようになりそうだ。
そのうえ各キャラクターの好感度が上昇するにつれて,個別のキャラクターエピソードを体験することもできるので,本作は美少女アドベンチャーゲームのような味わい深さも兼ね備えていると言えるだろう。
ほかにも対局中の鳴いた回数や打ち方によって,「ファイトガール」ごとのファンが増加。ファンが増えれば増えるほど,好感度と同様にさまざまな要素が開放されていく。
なお麻雀牌の見た目は,キャラクターカスタマイズ画面のグッズという項目から変更可能。稼働初期の牌設定は,本作独自の牌とオーソドックスな牌の2種類のみとなっているが,点棒や雀卓に貼れるステッカーなどは何十種類もの一覧から選べるようだ。
試遊会から判明した情報は以上だ。「麻雀格闘倶楽部」で培われたノウハウや日本プロ麻雀連盟によるルール監修は,本作でも間違いなく引き継がれており,ゲーム画面のバリエーションをプレイヤーが自ら選べることもあって,初心者から熟練者まで多様なプレイヤーが楽しめる作品だと感じた。
本作の公式Twitterでは盛んに情報を発信しているので,気になる人は情報をチェックしつつ,ぜひ近所の設置店舗へと足を運んでみてほしい。
「麻雀ファイトガール」公式サイト
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麻雀ファイトガール
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