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[TGS2022]“あの”おビンタゲーム「薔薇と椿」にSwitch版が登場。ルール変更とJoy-Con対応で重みを増した“おビンタ決闘”をTGS会場で堪能してきた
「薔薇と椿」公式サイト
大正淑女のおビンタ決闘は,ルール変更でさらなる進化を遂げた
「薔薇と椿」は,高難度アクション「LA-MULANA」で知られるデベロッパのNIGOROが,Flashゲームやスマホ向けゲームとして展開してきたタイトルだ。大正時代の華族・椿小路家の淑女達が,体力尽きるまで“おビンタ”で頬を張り合うという,昼メロを思わせる世界観,そしてスワイプで攻撃と防御を行うシステムや,ビンタが決まると淑女の顔が「龍虎の拳」ばりに腫れ上がっていくインパクトで話題を呼んだタイトルでもある。「LA-MULANA」やノベルゲーム「ファタモルガーナの館」とのコラボで,おビンタ旋風を巻き起こしたのを覚えている人も多いのではなかろうか。
そんな本作のSwitch版は,旧版の忠実な移植ではなく,ルール変更によってJoy-Conで操作できるようになった点が最大のポイントだ。
今作におけるおビンタ決闘のルールは時間制限付きのターン制となっていて,自分の手番で相手をおビンタしたら,次の相手の手番では繰り出されるおビンタをおスウェーする。旧版では時間が残っている限り何発でもおビンタできたが,Switch版では1度の手番に1発のみ。もちろん相手側も1発のみなので,どちらも1回あたりのおビンタの重みが増していると言える。
またJoy-Conを振る操作で攻撃と回避を行うようになったので,おビンタの臨場感がアップしているのも見逃せない。強いおビンタを繰り出すには,力一杯Joy-Conを振る必要があり,これが弱いとおビンタもヘロヘロなものになってしまう。しかもちゃんと相手の動きを見つつ,おスウェーしていないタイミングを見計らって繰り出す必要があるわけで,これがなかなか難しい。
一方,相手のおビンタを回避するにはJoy-Conを後ろに向かって振る。相手も貴重なおビンタをヒットさせるべくフェイントを仕掛けてきたりするので,こちらもしっかり相手を見て,動きを見切らなくてはならない。うまくおスウェーできれば,おカウンターを決められるので,今度は頬も砕けよとばかりにJoy-Conを振ってやろう。
なおおビンタを当て続ければ相手が気絶することがあるので,その場合はJoy-Conを突き出して[A]と[ZR]ボタンを同時押しすれば,胸ぐらを掴んで往復ビンタモードに(ここだけ“お”が付かない)突入できる。このときばかりは何発でもビンタが出せるので,Joy-Conを振りまくって連打するといい。
Joy-Conを振っておビンタを出したり,おスウェーする戦いには,理屈抜きの面白さがある。とくに相手の動きを見切って回避からカウンターを決めたときなどは,ちょっと「パンチアウト」に似た気持ち良さがあって爽快だ。1ターンに1発しかおビンタを出せないルール変更も,ジリジリした緊張感を生み出していて心地よいと感じられた。
なお大正淑女達も,ステージが進むにつれどんどん化け物じみてくるので,その点も本作の見どころの一つとなっている。ディスプレイの前で吹き出してしまわないよう気をつけたいところだ。
なおSwitch版にはローカル対戦モードも用意されており,Joy-Conのおすそわけプレイにも対応する。現時点で発売日は未定だが,発売の暁には友達の家にSwitchを持参して,おビンタ対決としゃれ込むのもおつな休日の過ごし方かもしれない。
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