［TGS2022］「魔界戦記ディスガイア7」プレイレポート。派手な効果をもたらす新要素の“弩デカ魔ックス”が攻略の鍵になりそう

　東京ゲームショウ2022のセガブースに，日本一ソフトウェアが2023年1月26日の発売を予定しているシミュレーションRPG「魔界戦記ディスガイア7」（PS5 / PS4 / Nintendo Switch）がプレイアブル出展されている。


　「魔界戦記ディスガイア」シリーズの20周年タイトルとなる本作は，和風の魔界「日ノ本魔界群」が舞台だ。外道で守銭奴なはぐれ武士「フジ」と，超お人好しなオタク少女の「ピリリカ」が，日ノ本各地で“クセモノ”たちと出会いながら旅を続けることになる。
　

　今回の試遊版では，ヘタレ将軍の「ウェイヤス」と戦うステージが用意され，フジやピリリカのほか、いくつかの汎用キャラクターを使えるようになっていた。戦士や僧侶といったおなじみのキャラクターはもちろん，これまでのシリーズではDLCで登場することも多かった天使兵や猫娘族などの魔物キャラクター，さらには本作で初登場となる舞妓など，汎用キャラクターはバリエーション豊かだ。
　ちなみに，本作に登場する汎用キャラクターは，シリーズ最多の45体とアナウンスされている。お気に入りのキャラクターを育てるのが，今から楽しみだ。

和風魔界が舞台ということで，新汎用キャラクターにも和風の舞妓が登場

前作にはいなかったので，3D化されて登場するのは初めての天使兵。カワイイ

前作でなくなっていた武器技が復活したのも嬉しい。好きなキャラクターにお気に入りの武器を持たせよう

　試遊のステージでポイントとなるのが，本作で追加された新要素「弩デカ魔ックス」だ。これは，さまざまな行動で溜まる「激弩メーター」を消費すると、キャラクターの1人が巨大化してマップの外へと配置され，マップ全体に影響する効果を与えたうえで，さらに強力な攻撃も繰り出せるというもの。
　こう書くと大変お得に思えるかもしれないが，困ったことに敵も使ってくる。ステージ開始時に，問答無用でウェイヤスが巨大化してくるのだ。


　マップ全体に影響する効果は，キャラクターによって異なる。例えばフジなら，「背後から攻撃する際，与ダメージ＋50％」という外道な戦法を好む彼らしい効果が，敵味方問わず全キャラクターに発生する。
　ウェイヤスの場合は，味方の数に応じて防御力が上がる効果なので，「なるほど，こっちはベースパネル周辺で固まって，ウェイヤスのお供を迎え撃って数を減らしてから，ウェイヤスを殴ればいいんだな」と考えたのだが……。


　固まっている自軍に飛んできたのは，巨大キャラによる広範囲攻撃だった。弩デカ魔ックス時は，筆者が確認した限り5×5マスを同時に攻撃できる。しかも，このマスの指定先はマップ全域だ。ベースパネル周りに固まろうものなら，巨大化した敵の拳で自軍全員が手痛いダメージを受けてしまう。

敵を待ち構えていたら，全員ダメージを食らってしまった。これが毎ターン飛んでくることになる

　それなら，どうすればいいのか。一番手っ取り早いのが，こちらも弩デカ魔ックスを使うことだ。こちらは誰を巨大化させるかで，マップ全域に発生させる効果を選べる。ダメージが大幅に上がるフジなら，敵を一気に殲滅してウェイヤスをの弱体化が狙えるというわけだ。また、こちらもマップ全域を攻撃できるようになるため，敵の後方にいる厄介な魔法使いを先に倒すことも可能だ。

　さらには，敵も味方も弩デカ魔ックスな状態になると，「巨災撃」というコマンドで巨大な相手を直接攻撃でき，邪魔なウェイヤスを先に排除するという選択肢も取れる。

　このように本作の戦闘は，自分で使うにしても敵に使われるにしても，弩デカ魔ックスをどのように利用するかが鍵になりそうだ。

肌色が多くてつい撮影してしまった猫娘族vs重騎士の戦闘シーンなのだが，キャラクターが3D化された恩恵をこんなに感じたことはない

「魔界戦記ディスガイア7」公式サイト

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