インタビュー
[インタビュー]「バイオハザード RE:4」では新たな体験,ゲームプレイのバリエーションを用意している。平林良章P&安保康弘Dに話を聞いた
※インタビューは2月24日に実施
「バイオハザード RE:4」公式サイト
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。発売まで残すところ,約1か月という状況ですが,現在の心境を聞かせてください。
安保康弘氏(以下,安保氏):
開発としては,ようやく制作が終わりまして,ひと段落ついている状況になります。本日公開した映像も含めて,ファンからの反応も良く,期待されているのが伝わってきています。みなさんに一刻も早く遊んでほしいといった気持ちもあって,発売日が楽しみです。
平林良章氏(以下,平林氏):
私も同じ気持ちで,ファンの方々に早く遊んでほしいです。3月24日の発売日にしっかりとお届けできる準備はできています。もう少々お待ちいただければと思います。
4Gamer:
制作が終わっている状況とのことですが,現在はどのような作業を行っているのでしょうか。
平林氏:
ゲームの中核部分については,すべて開発が終わっています。家庭用機版はもちろん,PC版でもみなさんにすばらしい体験をお届けできるよう,細かい部分をブラッシュアップしている段階ですね。
4Gamer:
これまで公開された情報を見ると,大きく変化した部分,変わっていない部分,新たに追加された部分など,さまざまな要素を確認できます。全体の調整について,意識したことがあれば聞かせてください。
安保氏:
まず変わらない部分ですが,ストーリーの根幹については手を入れていません。ただ,そのなかでキャラクターごとのエピソードを深掘りしていき,より厚みのあるストーリーになるよう調整しています。変わった部分で一番大きいのは操作感になります。アクションが拡張され,プレイの幅が広がり,それに伴って操作する気持ちよさが増しています。
4Gamer:
エピソードの深掘りという部分では,最新PVを見るとルイスが活躍するシーンが増えているように見受けられました。
安保氏:
PVに収録しているレオンと共闘するシーンは完全新規のパートになりますし,ルイスについては活躍する場面を大幅に増やしています。この時,なぜ彼はこの行動をしたのか,原作では描かれていなかったエピソードもありますので,楽しみにしていてください。
4Gamer:
PVについては,新規のシーンが盛りだくさんでかなり驚きました。
平林氏:
どこまでお見せするかは悩みましたが,「バイオハザード RE:4」(以下,RE:4)の全体ボリュームを考えたとき,今回の映像には「見せすぎてしまった」という印象がないんです。
4Gamer:
「RE:4」のボリュームはこんなもんじゃないぞと。
平林氏:
はい。また,これまでゲーム映像をあまり見せてこなかったこともあって,原作ファンを不安にさせてしまっているという思いがありました。今回の映像を通じて,いろいろな体験,ゲームプレイのバリエーションを用意しているということをファンの皆さんに伝えたかったんです。
4Gamer:
以前海外向けに公開された映像で,巨大なハンマーを持ったクリーチャーを確認できました。新規のクリーチャーはどの程度追加されているのでしょうか。
安保氏:
新規クリーチャーの追加はそこまで多くはありません。ただ,皆さんが知っているクリーチャーの中にも,かなりアレンジされているものはいます。見た目だけでなく,アクションも変化しているのでご期待ください。
4Gamer:
「RE:4」では,サブクエストが追加されました。こちらは原作にはなかった要素ですが,なぜ追加したのでしょうか。
安保氏:
原作の「バイオハザード4」はストーリーをドンドン進めていく進行型のゲームでしたが,昨今は任意のタイミングでいろいろ遊べる,自由度の高いゲームが受け入れられています。そういった自由に遊べる要素として,サイドクエストを追加しています。プレイを強要はしませんが,こなすことで攻略が有利になりますし,バイオハザードならではの探索要素も楽しめます。
平林氏:
サイドクエストをクリアするとスピネルという宝石が手に入るのですが,武器商人のトレードという項目で,ここでしか交換できないアイテムを獲得できます。お宝の地図やレーザーサイトなどなど,いろいろなアイテムがあるので楽しみにしてください。
4Gamer:
「RE:4」では,原作になかったアイテムボックスがタイプライターと統合される形で登場します。どのような意図で追加することになったのでしょうか。
平林氏:
戦略の幅を広げるという意味で,アイテムボックスの要素を追加しました。ただ,原作にないものだったので,どこに追加するかで悩みましたが,タイプライターと同じ場所にあればプレイヤーが管理しやすいだろうということで統合しています。
安保氏:
原作だと持てるアイテムにも限界があるので,愛着ある武器を泣く泣く売って,新しい武器を買うという流れでした。できれば残したいという声も多かったので,今回は残せるようにしたんです。
4Gamer:
バイオハザードシリーズは歴史の長い作品なので,プレイヤー層にも幅があると考えられます。原作の「バイオハザード」「バイオハザード2」「バイオハザード3」までで止まっている人,逆に「バイオハザード4」から始めた人,これまでの作品をすべて遊んでいる人とさまざまです。例えば,「RE:4」で久しぶりにバイオハザードを遊ぶ人でも問題なくストーリーを楽しめるようになっているのでしょうか。
安保氏:
その点はご安心ください。「RE:4」に至るまで何が起こったか,レオンに何があったかなど導入は用意しています。ただ,主人公がレオンということもあり,「RE:4」は「RE:2」の延長線上のタイトルになっています。レオンの変化を感じ取れるという意味でも,「RE:2」を遊んでからプレイしていただけると,より楽しめるタイトルになっているかと思います。
4Gamer:
最新PVでは,発売前にスペシャルデモ(体験版)を配信するという話もありました。
平林氏:
配信日はあらためて告知しますが,多くのプレイヤーに楽しんでいただけるように準備を進めています。
4Gamer:
最後に体験版の配信,製品版の発売を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。
平林氏:
皆様にいい作品を届けられるようチーム一同,がんばっております。体験版,そして製品版と期待してお待ちください。
安保氏:
ファンの皆さんに喜んでいただけるよう,あらためて原作をプレイして,よかった部分を再構築しています。多くのプレイヤーが楽しめる作品になっていますので,ぜひご期待ください。
「バイオハザード RE:4」公式サイト
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