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「ホロアース」内で開催された“AZKi × Mori Calliopeプロトライブ”をレポート。メタバース内ライブイベントに,新たなエンタメの可能性を見た
本イベントは,11月24日に公開された「ホロアース ロビーβ版」に,ホロライブ所属のAZKiさん(@AZKi_VDiVA)と,ホロライブEnglish所属の森カリオペさん(@moricalliope)が登場し,楽曲の歌唱を披露するというもの。今回はサーバー負荷などの検証を目的としたものということもあり,ライブ自体は事前収録されたものとのことだったが,多くのファンが会場となったルームに入室し,この模様を見守っていた。
ライブでは,まず森カリオペさんが「ホロライブ・オルタナティブ」のティザーPVでも使用された「Dawn Blue」を,AZKiさんが9月に公開したオリジナルソング「canopus」を歌いあげたあと,「ホロライブ・オルタナティブ」のテーマソングでもある「story time」を,デュエットで披露するという構成となった。
とくに面白いと感じたのは,メタバースライブということもあってライブ中であっても,観客が自由に位置を移動できるところだ。今回のライブでは,やはりステージ最前列で演者のパフォーマンスを見つめるファンが多かったが,中にはルームの奥に設置された巨大モニターを眺められるステージ後方から観たり,演者二人の後ろ姿が見られるステージ裏側に陣取るファンも少なくなかった。
また,今回はあくまで現実のライブイベントを模したステージ演出だったが,メタバース空間であればこそ可能なステージも,今後は考えられる(もちろんエフェクトなどはあったが,この程度ではないはずだ)。またPCからのアクセスのみならず,スマートフォンやVR/ARグラスなどにも対応すれば,さらに可能性は増えることだろう。これまではフィクションの中にしかなかったライブ表現が実際に行われる未来も,もしかするとそう遠くはないのかもしれない。
「ホロアース」運営チームによれば,今回のライブはあくまで検証が目的だったため,およそ20分ほどの短いイベントだったが,今後は演者のパフォーマンスとリアルタイムに同期した,いわゆる生ライブなど,さまざまなイベントを開催予定とのこと。
今回は参加できなかったというファンや,メタバースなどの新しいエンタメに興味のある人は,次回のイベントに備えて本作のクライアントをインストールしておくといいかもしれない。
最後に今回のライブイベントの運営を担当した,「ホロアース」ディレクターのコメントが届いているので掲載しておこう。2023年も「ホロアース」の動きから目が離せなそうだ。
●「ホロアース」ディレクターのコメント
「ホロアース」での初ライブ,お楽しみいただけましたでしょうか。
運営チームが撮影した映像をホロライブ公式のYoutubeチャンネルにアップしていますので, まだご視聴されていない方はぜひご覧ください!
https://www.youtube.com/watch?v=M4_M9F6FsLo
今回は検証を目的としたミニライブでしたが,これはまだまだ序章に過ぎません。
今後はさらに体験を強化していき,皆様に大きな驚きと感動を提供できるライブの開発に取り組んでまいります!
ぜひ,2023年のホロアースにご期待ください!
●AZKi × Mori Calliopeプロトライブ セットリスト
- 「Dawn Blue」 森カリオペ(Mori Calliope)
- 「canopus」 AZKi
- 「story time」 AZKi/森カリオペ(Mori Calliope)
「ホロアース」公式サイト
- 関連タイトル:
ホロアース
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