プレイレポート
「Tower of Fantasy(幻塔)」のローンチが2022年夏に決定。多様な遊びが詰め込まれたシェアワールド型アクションRPG
合わせて6月10日と11日に開催されたSummer Game Fest 2022のメディアイベントでは,本作のプレイアブルデモも用意されていたので,本稿ではその模様をお届けする。
「Tower of Fantasy」は,地球人類が銀河の開拓に成功した何世紀もの未来を舞台にしている。星間移民計画によって“アイダ星”に定住した人々の文明は,彗星から得られる未知のエネルギー“オムニアム”を用いることで急速に発展したが,やがて大厄災と呼ばれるカタストロフによって,放射能汚染や時空の亀裂が発生。かつての栄華はほぼ失われてしまった。
そんな中,生き残った科学者達は“ハガード”という組織を結成し,オムニアムを再び制御しようとする。それに反対する組織“アイダの子”に対抗するため,ハガード内に置かれた特殊部隊“エクセキュータ―”で,本作の主人公はここに所属しているという位置づけだ。
同作については,4Gamerでもクローズドβテストのレポートを掲載して詳しく紹介しているが,壮大なストーリーとは裏腹に,アートスタイルは日本のアニメ風でとっつきやすく,オープンワールドの広大なマップを探索しながらクエストやミニゲームをこなし,ダンジョンを探索したり,バトルをこなしていくプレイスタイルも分かりやすい。
キャラクターメイキングも細かいパーツを変更するのみならず,顔の輪郭を調整するなど細かく作り込まれていて,なかなかのこだわりが感じられた。
今回デモの紹介を担当してくれたLevel InfiniteのJHoon Kim(ジェイフーン・キム)氏は,こうしたキャラクターメイクやバトルシーンのほか,広いマップをファストトラベルで移動する様子や,新たな乗り物だというアップライト型掃除機のようなホバークラフト“ブルーム”で,海上を高速移動していく様などを見せてくれた。
中でも,筆者が目新しさを感じたのは調理システムだ。恐らくクエストをこなしていくことで得られるだろうさまざまなアイテムを組み合わせて調理するのだが,レシピどおりに作るのみならず,プレイヤーが自由な組み合わせを試せるようになっていた。
肉や魚はもちろん,野菜やフルーツ,さらには毒キノコまで,インベントリにある多彩な食材を最大5種類まで選んで調理ロボットの中に入れると,何かしらのメニューが出来あがる方式で,1つの食材を複数個入れることで,メニュー開発の成功率も上がるシステムのようだった。うまくやれば回復力の高い食事を生み出せそうだ。
開発を手がけるHotta Studioは,これまで幾つものMMORPGを手掛けてきた中国のデベロッパだが,本作は厳密にはMMORPGではなく,複数のプレイヤーと広大なフィールドを共有しながら,ソロもしくは仲間達との冒険が楽しめる,いわゆる“シェアワールド”型のシステムとなっている。中国国内では,すでに1年ほどオープンβテストが続いているそうで,ローンチ時には安定したゲームプレイが期待できそうだった。
「Tower of Fantasy(幻塔)」公式サイト
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(C)Level Infinite