プレイレポート
[プレイレポ]幕末志士の記憶を持つ男たちの熱き絆の物語。7月4日に体験版が配信される「新宿羅生門 ―Rashomon of Shinjuku―」を紹介
7月4日に配信が予定されている体験版に先駆けて,本稿では序盤の流れと,個性豊かな男性たちとのやりとり,戦闘に注目したプレイレポートをお届けしよう。重大なネタバレはないものの,冒頭の物語やゲーム画面を掲載しているので,まったく情報を入れたくない人は注意してほしい。
※7月3日19:20追記。体験版の配信日が7月11日に延期することが発表されました。
【お知らせ】
— 【公式】新宿羅生門 (@Sin_Rashomon) July 3, 2024
「#新宿羅生門 ―Rashomon of Shinjuku―」につきまして、諸般の事情により体験版の配信を【2024年7月11日】へ変更させて頂く事になりました。
お客様にはご迷惑をお掛け致しますこと深くお詫び申し上げます。
詳細はこちらよりご確認ください
https://t.co/1EaiQ6a0ml
#ALTERGEAR
※本記事のゲーム画面は開発中のものです
前世の記憶に目覚めた男たちが
新宿に集い,刀を振るう物語
プレイヤーは,主人公の沖田 洸(CV:峯田大夢/※主人公名は固定)となり,ノベル形式で物語が進行するアドベンチャーパート,後述する「戦闘」システムをこなしながら,物語を進めていく。そのなかで発生する選択肢や,戦闘の結果によって物語の展開やエンディングが変わるおなじみの仕様だ。
物語はいくつかの編に分かれており,最初に選択できる「邂逅編」では,主人公が前世の記憶に目覚め,個性豊かな男性たちとの出会いを描いた物語が展開される。「邂逅編」の進め方によって,ほかの物語が開放されていくのだ。なお,主人公も含めて物語はフルボイスで展開される。
舞台となるのは,幕末時代から150年の時が経ち,刀による惨殺事件が急増している「副都心・新宿」。物語は,刀を持ち逃げした男を,新徴組に所属する中沢 颯(CV:霜月 紫)と勝 覚悟(CV:柳田淳一)が追い詰めるという緊迫とした場面から始まる。
そのころ,主人公は自らの命を絶とうと考えをめぐらせ,都弔の屋上に向かっていた。どうやら彼は学校でいじめを受けており,その辛さからの行動のようだ。しかし,母を1人残してはいけないと,思いとどまる。
ひと安心したのもつかの間,謎の異形の者に襲われてしまう主人公。ここで彼は土御門と名乗る陰陽師に出会い,自身が「新徴組隊士・沖田林太郎」だったという前世の記憶に目覚める。かつて沖田林太郎と共に戦ったと言われる中村信光に導かれ,刀になった彼の力を借りて敵を蹴散らすのだった。
覚醒者となってからは現代の場面だけでなく,蘇った過去の記憶(場面)を行きかいながら,本作の物語は進行していく。現代と過去での関係性の違い,覚醒者になったからこそ果たせた再会の時間は,転生モノだからこそ楽しめる注目ポイントだ。
初っ端の出来事のように,基本的にはシリアスでハードボイルドな展開が続くが,時折キャラクター同士の和やかでちょっとクスッとさせられるようなやりとりも楽しめる。序盤で見られた「新徴組」の2人のやりとりでは,デフォルメキャラで表現されていた。
主人公が出会う個性豊かな組織
「邂逅編」の5話からは,各組織の男性たちとの出会いがやってくる。組織ごとに目的や活動内容は異なり,彼らとは敵対することもあれば,時には味方となることも。企業らしく各組織のトップが,まだ在学中の主人公を(新徴組は一応インターンである)引き抜こうと目論む場面もしばしば見られた。そんなちょっぴり茶目っ気もある,個性豊かな各組織との関わりをチェックしてみよう。
●神誠プロダクション
新撰組の覚醒者が所属する芸能事務所「神誠プロダクション」。メンバーとの出会いでは,主人公の生き別れの弟,沖田蒼空(CV:天﨑滉平)との再会を果たすも,ステージ上で対峙することに。物語が進むと,実は兄想いな面も見えてくるのが愛らしい。
●戒援隊
修羅などの霊的災害から街を守る組織「戒援隊」。隊をまとめる勝 聖舟(CV:大塚剛央)は,覚悟と因縁がある様子。彼らとの出会いでは,主人公は岡田 零(CV:狩野 翔)と戦う羽目になってしまう。攻撃的な零だが,坂本 旭(CV:小林親弘)にはデレデレ! 可愛らしい表情も見せてくれる。
●薩長エージェンシー
「邂逅編」の後半に登場する「薩長エージェンシー」は,ほかの組織に比べてより一層強面感がある。彼らの招待を受けて参加したパーティーでは,共に招待を受けた剣道部の後輩たちを危険な目に合わせて,主人公を挑発する西郷拓馬(CV:熊谷健太郎)と戦うことに……。お互いに敵意剥き出しの新徴組と薩長エージェンシーだが,組織別の物語では心を通わせる場面を見せてくれることに期待だ。
メインキャラクター以外にも,各組織に所属するメンバーや,主人公が通う学校の剣道部の後輩たちが登場する。後輩2人は,主人公を慕ってくれる,本作随一の良心とも言える良い子たちだ。
刀を振るう場面は多々あり
「戦闘」は2パターン
物語の随所で発生する「戦闘」は,1対1で戦う「決闘」と,最大5対5で対峙する「同志戦」の2種類がある。どちらも時間内に画面上に表示された文字「コトダマ」を,タップまたはスワイプをして攻撃を行い,相手の体力をゼロにすることで勝利できる。戦闘前には,セーブするかどうかの表示が出るという親切設計がありがたい。
本作には「余命値」というステータスがあり,これがゼロになるとゲームオーバーになってしまう。戦闘にはこの「余命値」に影響があるものとないものがあり,戦闘時に表示される「戦闘開始」の文字の色で判断可能だ。黄色は余命値に影響なし,赤と紫は余命値に影響があるので,心して戦っていこう。
刀×スーツ姿の男性が魅力的で,熱い絆と戦いが盛りだくさんのアドベンチャーゲーム「新宿羅生門 ―Rashomon of Shinjuku―」の体験版は,7月4日より配信される。
男性キャラクターの友情や絆を描いた物語や,幕末志士がモチーフの物語なので歴史好きな人にもぜひおすすめしたい1本だ。戦闘システムはシンプルなので,ゲームを普段あまり遊ばない人でもすぐに慣れるので安心してほしい。少しでも気になった人は,まずは体験版をプレイしよう。
「新宿羅生門 ―Rashomon of Shinjuku―」公式サイト
- 関連タイトル:
新宿羅生門 ―Rashomon of Shinjuku―
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