プレイレポート
「SDガンダムバトルアライアンス」体験版インプレッション。テンポ感の良いアクションと,プレイヤーのテクニックが生きるシステムが気持ちいい
本作の舞台は,「G:ユニバース」と呼ばれる,さまざまなガンダムシリーズが入り交じった歴史の歪んだ世界だ。プレイヤーは,一年戦争でジムの稼働データを収集する「ギャザーロード隊(GR隊)」の隊長として,それぞれの世界の歴史を正しく修正するための戦いを繰り広げていく。
今回4Gamerは,配信開始に先駆けて体験版に触れる機会を得たので,レポートしていこう。
多彩なアクションを駆使して,歪められた歴史を修正する戦いに挑もう
今回はチュートリアルを含む序盤のミッションをプレイできた。本作はステージ形式となっており,次々と現れるミッションをクリアしていきながらゲームを進めていく。そしてポイントとなるのが,1つのミッションには,歪められた歴史の「ブレイク・ミッション」と,正常な「トゥルー・ミッション」の2バージョンがあるということだ。
「機動戦士ガンダム」を題材としたミッション「ジオンの脅威」を例に挙げると,ブレイクステージでは,ホワイトベースが「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」のガンダム・バルバトスに襲われる。そして,ブレイクステージをクリアすると,トゥルー版のステージが選べるようになり,史実通りにグフが襲いかかってくるお馴染みの展開が楽しめる。GR隊は,ブレイクによって歪められたの戦いに介入し,G:ユニバースの謎を追っていくのである。
モビルスーツは「射撃」「格闘」「サブ兵装1」「サブ兵装2」,超必殺技に相当する「スペシャルアタック」という5つの兵装があり,それぞれを状況に応じて使い分けていく。
ジムなら射撃がビーム・スプレーガン,格闘がビームサーベル。スペシャルアタックはボールを呼び出しての一斉射撃など,各武装には機体の個性が反映されている。
また,各機体にはロールが存在し,接近戦を得意とする「インファイター」,射撃戦に優れた「シューター」,バランスが取れた「オールラウンダー」の3系列に分けられる。さらに,「スキルゲージ」を消費して,これらの特徴を伸ばす「ロールアクション」を使用することもできる。インファイターは怯みづらくなり,シューターは全兵装を一瞬でリロードし,オールラウンダーは攻撃を早いタイミングでキャンセルできる。状況に合わせてこまめに使っていけば戦いをより有利に進められるはずだ。
「スキルゲージ」を使用したアクション「チェインブレイカー」についても紹介しておこう。
戦闘の際にジャンプや高速移動「ブースト」,特定の攻撃を使用する際には「ブーストゲージ」を使用するのだが,チェインブレイカーを使用するとこのブーストゲージが一瞬で回復するのだ。
連撃から「打ち上げ攻撃」につないで敵を空中に打ち上げ→ジャンプでキャンセルし追いかける→身動きの取れない敵に空中攻撃を叩き込む→チェインブレイカーでブーストゲージを回復させて滞空時間を延長し,さらに空中攻撃を入れる→「打ち下ろし攻撃」でフィニッシュ……といった具合に攻撃の連係に組み込むことで,コンボの幅がグッと広がる。
そして敵から攻撃された際も,単にステップで避けたり,ガードで防ぐだけではなく,ギリギリで避ける「ジャストステップ」,ギリギリで防ぐ「ジャストガード」が可能だ。ジャストステップでは残像を残してダメージを無効化し,ジャストガードではガード時に受けるダメージを無効化するのに加え,格闘攻撃にカウンターを仕掛けられる。テクニックが求められる代わりにリターンも大きい。
サクサク進むテンポの良さが気持ちいい。散りばめられたガンダムネタもマニアックで魅力的だ
今回ソロプレイ以外にも,3人でのマルチプレイを遊べたのだが,複数人のプレイで面白かったのが,敵から伸びる「ヘイト線」と,ボスが持つ「バランサーゲージ」の存在だ。
敵が目標と定めた味方には,ヘイトラインという線が伸び,どの敵が誰を狙っているのかが一目で分かる。要するに,仲間にヘイトが向けられているなら自分が攻撃するチャンスということだ。逆に体力が少ないプレイヤーにヘイトが向けられている場合は,積極的に攻撃して,ヘイトを反らすこともできるなど,プレイヤー同士が助け合いやすくなる良いシステムと言える。
バランサーゲージは,ボスが持つアーマーようなものだ。ボスはこのゲージをゼロにしない限り,打ち上げたり吹っ飛ばしたりすることができず,攻撃を当てていないと,どんどん回復してしまう。
つまり,仲間と息を合わせて一気に攻め込む必要があるというわけで,マルチプレイをより楽しいものとしてくれそうだ。
そして,プレイしていて“ガンダム愛”を随所に感じる点も印象的だった。マルチプレイ時には定型メッセージを送ることが可能で,「なりきり」というカテゴリーにはガンダムシリーズの名台詞が用意されているのだが,中には「これ,柔道の話ですけど」「お高くとまりやがって」といったマニアックなものもある。
各モビルスーツのアクションも面白く,ドムのサブ2攻撃は,マチルダのミデアを落とす際に使った,両手を組んで叩きつける技でニヤリとさせられる。また,SDガンダムながらモビルスーツのグラフィックスはかなりリアルで,アップになった時は思わず見惚れてしまった。
今回プレイできたのは約1時間だったが,アクションゲームとしての操作感は良好で,多数の敵相手でもテンポ良く進むため,非常に気持ち良くプレイできた。前述の通り,プレイヤーのテクニックが生かせるさまざまなシステムが導入されており,上達の意欲をそそられる。製品版に大いに期待できる出来映えだった。ガンダムシリーズのアクションゲームが好きな人は7月22日に配信される体験版をぜひプレイしてほしい。
「SDガンダム バトルアライアンス」公式サイト
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