インタビュー
「競馬伝説PRIDE」倉持由香さんが4Gamerにやってきた。2016年からの競馬ファンが,24キロのダイエットを経て宣伝大使に!
令和の今年は,指折り数えることも難しい25周年。
そんな記念年を背負うシリーズの6作目として,スマホゲーム「競馬伝説PRIDE」(iOS / Android)が2022年6月28日に配信された。
おウマさんのゲームがブームを呼び,予言者でもなければ「ほらね,だから言ったじゃん」とは口が裂けても言えないほどに平成ぶりの大熱狂に突入した近年は,伝説の一つや二つが蘇るには良いお年だろう。
「競馬伝説PRIDE」プレイレポート。ややこしい操作なしで,新旧のレジェンドホースたちを愛馬に最強の厩舎を目指そう!
GaYaの新作スマホアプリ「競馬伝説PRIDE」が,2022年6月28日にリリースされた。シリーズ過去作とは異なるシステムで,誰でも簡単に遊べる内容に刷新された本作は,“競馬ゲームは難しそう”と思っている人にこそうってつけだ。
そして話はさかのぼり,アプリ配信前のある日のこと。
競馬伝説PRIDEのパブリッシャであるGaYaが,ここ数年は時勢のせいかトンと耳にしなかった「メディアキャラバン」(※)と題し,4Gamer編集部に宣伝大使を引き連れてやってきた。
※広報がいろんな編集部に訪問する,いわゆる記事の種付け行脚
大使を務めるのは尻職人こと,ゲーム業界では多方面でおなじみのグラビアアイドル,倉持由香さん。倉持さんはそれこそ,おウマさんがゲーム業界にビッグバンを巻き起こす以前から,家電に競走馬の名前を付けては尻予想(?)する,なかなか強火な競馬活動をしていた。
本稿では,この明らかに適任と言わざると得ない宣伝大使に,競馬伝説PRIDEなどの魅力を尋ねたインタビューの模様をお届けする。
■「競馬伝説PRIDE」宣伝大使・倉持由香さん
女子ゲーミングチーム「G-STAR Gaming」プロデューサー。グラビアアイドルやゲーマーとして有名なだけでなく,運とセンスで爆穴を呼ぶ“尻予想”で競馬ファンにも人気を博す。
大波乱となった2017年「皐月賞」では3連単馬券を的中させ,競馬界を騒然とさせた。
そのあと購入したドラム式洗濯機には「アルアイン」,炊飯器には「ペルシアンナイト」という名前をつけた。
「競馬伝説PRIDE」公式サイト
「競馬伝説PRIDE」ダウンロードページ
「競馬伝説PRIDE」ダウンロードページ
24キロ落とした宣伝大使
倉持由香さん(以下,倉持さん):
「競馬伝説PRIDE」宣伝大使の倉持由香です!
本日はよろしくお願いします!
4Gamer:
よろしくお願いします。はじめに,倉持さんはマルチにご活躍されていますが,あらためて自己紹介するのなら肩書はなんでしょう。
倉持さん:
今は女子ゲーミングチーム「G-STAR Gaming(GSG)」のプロデューサーです。もともと“尻職人”としてグラビアアイドルをやってきましたが,最近は息子が生まれてママになりました(旦那さまはプロゲーマー「ふ〜ど」)。自己紹介って,こんな感じでよかったですっけ(笑)。
4Gamer:
不足ないです。それで,今回は宣伝大使とのことで。
こちらはどのようなきっかけで就任されたのでしょう。
倉持さん:
大使の就任は「競馬伝説PRIDE」からお声がけいただいたことですが,ゲームが好きで,競馬も好きなタレントさんとなると業界にそう多くいなかったのか,私を選んでもらえたようです。
本当にうれしい限りです。
4Gamer:
宣伝大使としては,これまでどんな活動をしてきましたか。
倉持さん:
以前行われたβテストに参加して,ゲームの感想をツイートさせてもらいました。それと事前登録者数が10万人を突破した記念品のQUOカード,グリーティングカードで使用するグラビアも担当させてもらいました。本物のサラブレッドに乗馬させてもらったんですよね。
それが産後初のグラビア撮影だったのですが,妊娠・出産から先は体重が24キロほど増えていたので,これを機にマネージャーから「やせよ?」と言われてしまい,慌ててダイエットしまして……。
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— GSG|倉持由香 (@yukakuramoti) May 18, 2022
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4Gamer:
24キロも。
倉持さん:
約1か月かかりました。
4Gamer:
これまた短い。
倉持さん:
私は仕事でもないと体重を絞れない人なんですが,過去にグラビアアイドルをやっていたころは,ここまで長いダイエットをしたことはありませんでしたし,そもそもこんなにも太ったこともなかったしで。
数年前までの「ちょっとラーメン食べ過ぎたから落とそー」なんて軽い感じでは済みませんでしたね……(笑)。
4Gamer:
どのような手法を用いたんですか。
倉持さん:
断食です。口に入れるものはグリーンスムージーや酵素ドリンクにして,あとは家のなかでエアロバイクを必死に毎日こいで,体重を戻していきました。世の中で言われるダイエットって,本当に厳しくてつらいんだなぁと実感する,いい機会をいただけました。
でも,撮影が終わったら反動で食べるようになっちゃって,またそろそろ減量を考えないといけないころです……(笑)。
4Gamer:
ダイエット大使も狙えそうですね。
実際,グラビア撮影はいかがでしたか。
倉持さん:
グラビアはこれまでずっとやってきたことなのですが,産後初とあり,撮影時は「大丈夫かなぁ……」と不安になる瞬間もありました。
でも,写真が届いた方々がTwitterで喜んでくださっているのを見て,今は本当にやってよかったと思っています。
2016年から競馬漬け!
4Gamer:
倉持さんは近年,競馬関連のお仕事も多いようで。
そもそも馬が好きになったきっかけはなんだったのでしょう。
倉持さん:
私は出身地が千葉・船橋で,船橋競馬場や中山競馬場の近くで育ってきました。といっても本格的に縁があったのは2016年,JRAさんの「うまびPEOPLE」(※1)という企画に参加させてもらうことになり,北九州記念(※2)で人生初の馬券を買ったときのことです。
※1:JRA(日本中央競馬会)が運営する競馬エンターテインメントサイト「Umabi」の施策。人気タレントと競馬をひも付けるコミュニティとしてSNS上などで活動する,いわば競馬界のインフルエンサー
※2:正賞は「テレビ西日本賞 北九州記念」。4歳(現3歳)以上の競走馬限定。小倉競馬場(芝1200メートル)の重賞競走(GIII)
4Gamer:
そこで買った馬券というのは。
倉持さん:
新聞紙の出馬表に載っていた「バクシンテイオー」です。
4Gamer:
競走馬らしいお名前だ。
倉持さん:
名前を見た瞬間「めっちゃ早そうじゃん!」と思ったので,これにしてみよー,もし当たったらルンバ買おー,って気楽に選んだんです。
私は初めてレースを見たので,どこがどうなったのか分からなかったのですが,レース終了後にTwitterで皆さんが「これ当たってるよ!」「すごい額だよ!」と騒いでいたのを目にして,結果と馬券を照らし合わせたところ,三連単・三連複が当たって,払戻金が3万9830円。初馬券が大当たりして「競馬ってすごく楽しいなあ!」となり(笑)。
4Gamer:
入口としては最強ですね(笑)。
倉持さん:
競馬ってチョロいぞ! くらい思っちゃいました(笑)。
それからもちょこちょこ万馬券に恵まれましたが,一番は2017年の皐月賞(※)。三連単ボックスで,払戻金の106万4360円を当てまして,幸運をもたらしてくれた競走馬「アルアイン」「ペルシアンナイト」「ダンビュライト」の名前を,そのときに買った家電に付けました。
※表記は「さつき賞」とも。4歳(現3歳)の競走馬限定。中山競馬場(芝2000メートル)の重賞競走(GI)
4Gamer:
仕事で入り,馬券が当たり,家電も増えてと。
倉持さん:
それで毎週末(のレース)が楽しみになっていきまして。最初はそれこそ「お引っ越ししたばかりで家電がほしいから,この家電っぽい感じの馬にしよう!」と家電ありきで考えていたくらいです(笑)。でも,そのうち走る馬のかっこよさに気付き,のめり込んでいきました。
そうしていたら,競馬関連の予想連載枠をいただいたり,番組やラジオにも呼んでいただけるようになり,今はこうして「競馬伝説PRIDE」の宣伝大使を務めさせていただけるようになったわけです。
4Gamer:
競馬界隈での立ち位置は,どんな感じでしょう。
倉持さん:
いやー,私はあくまでカジュアルなほうですね。データも含めて競馬に詳しい女性専門家やタレントさんってたくさんいるので。
その点,私は今も「この子はお尻がプリッとしてるから,この子!」なんて勘で選んでいることも多いので。
4Gamer:
それが倉持さん流の“尻予想”だとか。
倉持さん:
私がもともと尻職人としてグラビア活動していたのもありますが,馬のお尻ってカワイイし,カッコいいんですよねえ。出走前のパドックを眺めて,スタッフさんと「この馬のお尻がいいんじゃないか?」なんて話していたら,実際に何度も(馬券が)当たった経験がありますし。
馬のお尻は,人のお尻とはまた違う迫力とキレがあるんですよ。ツヤにハリ,筋肉の隆起したモリッと感はとくに見比べてます!
4Gamer:
なるほど(?)。
では,倉持さんが今までで一番好きな競走馬はなんですか。
倉持さん:
100万円馬券を当ててくれたアルアイン,ペルシアンナイト,ダンビュライトはもちろんですが,個人的には「モズカッチャン」ですね。
4Gamer:
モズカッチャン。
倉持さん:
カッチャンって名前に不思議な魅力があったので,フローラS(※1)で三連複を買ってみたら,払戻金が3万5940円になって「モズカッチャンやるじゃん!」とファンになってしまいました。2017年にエリ女(※2)で優勝したときは泣きましたね!
ちなみに名前の由来は,馬主さんの友人男性のお名前を雌馬に間違ってつけちゃったそうです。それもまたカワイイ(笑)。
※1:正賞は「サンケイスポーツ賞 フローラステークス(オークストライアル)」。3歳の牝馬限定。中央競馬の重賞競走(GII)
※2:正式名称は「エリザベス女王杯」。3歳以上の牝馬限定。京都競馬場(芝2200メートル)の重賞競走(GI)
4Gamer:
つまり,自分で買った馬券に幸運が重なり,推しになったと?
倉持さん:
そうなんですよー。それが競馬の醍醐味なんだと思います。馬やレースのことをよく知らない人でも,馬券1枚で「あのとき勝ってくれたなあ」「あととき惜しかったなあ」と思い出が積み重なるので。
それは「競馬伝説PRIDE」でも同じで,実際に競馬場や馬券と縁がない人でも,ゲーム内でたまたま出会った馬たちとレースをしているうちに気付けば愛着を持ってしまう,みたいな感覚になるはずです。
4Gamer:
近年はおウマさんのゲームが業界を揺らしたことで,競馬ファンのみならず,ゲームファンの競馬リテラシーも高まっていますしね。
まあ,この話の着地点は「倉持さんはそれ以前から競馬が大好きであられた人」なんですねという,あらためての証明ですが(笑)。
倉持さん:
ああ(笑)。 2 0 1 6 年 からですっ。
4Gamer:
一方で,好きなレースはやはり皐月賞ですか。
倉持さん:
ですねー。GIレースはテンションが上がります。競馬場でのファンファーレも特別ですし,現地に行けたときは観客の皆さんと一緒に手拍子をして,レース開始を今か今かと待っていたりもします。
ただ,GIはお客さんの数がものすごいので気軽には行けていませんね。その代わりというか,有馬記念(※)などはお仕事でいいお席で見させていただくことも多いので,そこは役得に感謝しています(笑)。
※中央競馬の1年を締めくくるレース。3歳以上の競走馬限定。中山競馬場(芝2500メートル)の重賞競走(GI)
4Gamer:
倉持さんの交友関係に,競馬好きの若い女性もいたりは?
倉持さん:
ぜんぜんいますよ“馬女”。競馬場には馬女フォトスポットなんかもありますし,グルメもおいしいので事務所のグラドル仲間と一緒に食べに行ったりもしましたし。あとグッズ売り場が好きです。
JRAさんとサンリオさんがコラボした,マスコットキャラクター「ターフィー」くんたちのバッグや手鏡とか,女性が普段使いできるアイテムがたくさんあるので,つい買い込んで帰ってきちゃいます。
4Gamer:
そんなイイ商売もされてたとは。ちまたのイメージはよく聞きますが,近年の競馬場というのは本当に“しっかりキレイめ”なようですね。
倉持さん:
私の知らない数十年前の時代はまた違ったようですが,近年はJRAさんがそのあたりの課題に積極的に取り組んできたことで,TVCMのイメージ通りですね。お仕事帰りの女性だけでも,休日のデート先としても,大きな遊び場に家族連れで来られる人も多かったりです。
私も,息子がもう少し大きくなったら(現在2歳),競馬場の遊び場に連れていこうかなと思っています。
4Gamer:
倉持さんの生活習慣により,息子さんも馬に反応したりは?
倉持さん:
土日にTVでレースを流したりしているので,馬が走る姿をベビーサークル越しに見ていて,よく「う〜あ〜」と反応してますね。もしかしたらそのうち「さ〜せ〜」とか言いはじめるのかも(笑)。
でも,夫が格闘ゲームを練習しているときに膝の上でディスプレイを眺めていることも多いので,どっちにいくんでしょうねえ。
4Gamer:
競馬か格ゲーか尻か,あるいは違うなにかか。
各業界は次の世代にも期待ですね。
競馬場のように楽しいゲーム!
4Gamer:
それではようやくの「競馬伝説PRIDE」について。
実際にゲームを遊んでみた感想を聞かせてください。
倉持さん:
「競馬伝説PRIDE」は自分の厩舎を持ち,競走馬を育て,レースに出して一喜一憂できるゲームです。βテスト時のレースは「リングの収縮にあわせてボタンを押す」「ラストスパートに画面連打で鞭を入れる」といったアクション性がありましたが,リリース版では「シーンごとに指示カードを選ぶ」というシステムに変更になりました。
これにより,レース模様を落ち着いて眺めながら,そのときどきの選択と判断がより楽しめるようになっています。
4Gamer:
リリース版を先んじて遊ばせてもらいましたが,今のほうが面白いと思える程度に,レースの戦略を楽しめる印象でした。
倉持さん:
それと実況音声が追加されまして,レースの緊張感もより増しました。β版でも「実況がほしい」といった声が少なからずあったようで,私個人も「付けるのは大変だろうけども……」と思いつつ願っていた要素でしたので,今の時点でとても満足しています。
4Gamer:
ズバリ,このゲームの魅力はなんでしょう。
倉持さん:
たくさんの競走馬がずらりと登場することです。世間でもよく知られる「ディープインパクト」などの最強馬から,私の知らない世代のレジェンド馬まで豊富に実装されているので,「この馬とこの馬が戦ったなら結果はどうなるの?」といった競馬ゲームならではを味わえます。
それにレースや育成がとてもお手軽で,やろうと思えばゲーム進行もパパッと進められるので,時間がなくても楽しみやすい作りです。一方で,レースに出す馬の編成枠が非常に多いので,時間があるときは戦略をじっくり考えるような遊び方もできてしまいます。
4Gamer:
馬の編成枠がめちゃくちゃ多いんですよね。
正直,最初は分からなかったのでお任せ編成に頼りましたが,突き詰めると延々と練られてしまいそうなシステムだなと感じました。
倉持さん:
私はこれまで育成ゲームにあまり触れてこなかったんですが,育成面も事細かな操作が必要ないので,誰でも遊びやすいんですよね。
4Gamer:
あと,いろんなゲームモードも用意されているとか。
倉持さん:
メインは1年間のレースに挑む「ダービーロード」と,全国のプレイヤーとポイントを競い合う「ウィークリーバトル」です。ウィークリーバトルで最強ランカーになると“帝王”の称号が得られるようなので,私もアプリ配信後,倉持厩舎で帝王を目指してみたいです。
それとイベント類もバラエティ豊かで,制限時間20秒のクイズに解答する「クイズPRIDE」なんかもあったりします。
4Gamer:
公式Twitterで問題が公開されていましたが,難しそうでした。
倉持さん:
Twitterで公開したのは“そのなかでも簡単な問題”だったらしく,提供時はもっと難しい問題もたくさんあるようです。
出題も4択クイズや○×クイズとさまざまで,解答を限定する50/50(フィフティー・フィフティー)なんかの機能もあります。
4Gamer:
ファイナルなアンサー的なあれ。
倉持さん:
ほかにも,イメージキャラクターの「マロン」くんと地方競馬場をめぐってグルメを堪能するミニゲームがあったりして,これらすべてでゲーム内アイテムを獲得することができます。
こういったレース以外も魅力的なゲームなんですよ。
4Gamer:
競走馬を育てて,レースに挑む。そして他者と競ったり,クイズを楽しんだり,マロンくんと親しんだりもできる。
つまるところ,楽しみ満載な競馬場みたいなゲームだと?
倉持さん:
そうですね(笑)。まさに競馬場のように楽しいゲームです!
4Gamer:
収まりもよいところで,最後に。
宣伝大使の倉持さんから読者に一言お願いします。
倉持さん:
「競馬伝説PRIDE」は競馬初心者でも,競馬ファンでも,近年で競走馬の魅力に目覚めた方々でも楽しめるゲームとなっています。
私もアプリの配信後,我が倉持厩舎をがんばって育てていきますので,皆さまも自分だけの最強の厩舎を育成してみてください!
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(C)GaYa.co.ltd.
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