プレイレポート
モンスター娘たちと旅するRPG「クローバーシアター」CBTプレイレポート。クセのある人外少女たちが演劇で笑顔を届ける癒し系ストーリー
本作は,「クローバーシアター劇団」の団長になったプレイヤーが,“世界各地に笑顔を届ける”という目的を達成すべく,劇団員であるモンスター娘たちと公演ツアーに出る物語を描くRPGだ。120万字超のボリュームを誇るシナリオや,Live2Dによるリッチな演出が見どころのタイトルとなっている。
本稿では,CBTで確認できたクロシアの魅力について紹介していこう。
※本稿の内容はすべて開発中のものです。リリース時は仕様が異なる可能性がございます。
「クローバーシアター」公式Twitter
モンスター娘たちとワイワイ旅する癒しのストーリー。たくさんの出会いがあなたを待っている
舞台はさまざまな種族が共に暮らすファンタジーの世界。正気を失い,突如暴れだしたモンスター娘「ポモ」を鎮めるために,主人公は「クローバーシアター劇団」のもとに召喚される。その際に「クローバーの紋章」という特別な力を手に入れ,ポモを浄化し,正気に戻すことに成功する。そして,特殊な能力と戦略家としての才能を見込まれ,クローバー劇団の団長に任命された。そんな主人公は,新規団員のスカウトと劇場の公演を行いながら,事件の原因を探す旅に出る。
個性的なモンスター娘たちを連れた旅路はにぎやかでトラブルばかりだ。抜け目のない劇団オーナーの「エリカ」,しっかり者だけど毒舌家のエルフ「アネモナ」,トラブルメーカーのアラクネ「キャサリン」を中心に,道中で出会うモンスター娘を仲間に入れながらストーリーが展開していく。ほのぼのとした雰囲気に癒される物語だ。
かわいいモンスター娘が勢ぞろい! 一癖あるキャラクターたちに目移りすること間違いなし
本作において注目したい点はモンスター娘の種類の多さだ。エルフやドラゴンなどファンタジー作品によく出るモンスターはもちろん,アラクネやスキュラなどの節足動物や軟体動物系のモンスター,キノコやマンドレイクなど真菌や植物の類まで美少女化されている。大種族と呼ばれる,一番大きなモンスターのカテゴリーだけでも15種類が存在し,リリース時点で約70体のモンスター娘が登場するとのことなので,きっとお気に入りのモンスター娘が見つかるはず。
筆者はクー・シーのヒロとケンタウロスのアイシルがお気に入りだ。とくにクールな性格のヒロが親友のアルラウネを助けるために奮闘する姿にはグッときてしまった。
なお,モンスター娘と絆を深めることで開放される特別なエピソードも用意されているようだ。キャラクターボイスは鬼頭明里さんや竹達彩奈さんをはじめとする豪華声優陣が担当している。戦闘時のセリフはもちろん,Live2Dによる演出にも注目してほしい。
チーム編成がカギ。気楽に楽しめる奥深いバトルシステム
戦闘は,最大5体のキャラクターでチームを編成して戦う,ターン制オートバトルが採用されている。キャラクターの行動はオートで進行するため,チームの編成が勝敗を分けるポイントとなる。
チームは前列と後列に分かれており,それぞれの立ち位置で攻撃の受けやすさも違う。モンスター娘たちの強みが生かせるポジションに配置してあげたいところだ。また,ポスター(戦闘補助のカード)を装備すれば戦闘で有利になる効果を得られるため,より戦略の幅が広くなるだろう。手軽でありながら戦略性のあるバトルが楽しめそうだ。
ほのぼのとしたシーンが多く,個性的でかわいらしいモンスター娘たちとのやり取りを楽しめる本作。メインとなるストーリーやバトルなどの機能のほかに,冒険に役立つアイテムを錬成したり,好きな家具を配置して劇場の寮をカスタマイズしたりできる「シアター裏」という機能も実装されている。手軽にバトルを楽しみながらこういったエディット機能でまったりと過ごせるのも本作の魅力だろう。
2022年内配信とのことなので,正式リリースを楽しみにしたい。なお,CBT以降に大きな調整を行う計画があるとのことだ。